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優太くん…

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優太くん…

第1話 - 優太くん…

22

2022年02月25日

#コムドット

#優太

#大飛

R.I

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優太は末期に近い癌になっていた。

優太

(最近本格的に体がしんどい…)
もうそろそろ隠せないかな…

医師

優太さん。そろそろ深刻な状況です。
もうお仕事を休止なされて、治療に
専念した方が良いですよ。

優太

でも、みんなに心配かけたくなくて…

医師

それは何万回も聞いたので分かっています
でも、そんなことを言っている場合では
ないんです！末期に近いんですよ？

優太

分かってます。最期くらい、
楽しませてください。

医師

これ以上は、なんとも言えませんが…

優太

僕は、活動を続けます。

医師

分かりました。もう何も口出しはしません

優太

(でも、そろそろ言おうかな…)

ﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰ

医師

VF！

看護師

電気ショックかけます！

医師

離れて！

ﾊﾞﾝｯ

医師

もう一度！

看護師

はい！

医師

離れて！

ﾊﾞﾝｯ

何回か繰り返し、その後も戦い続けた。しかし、優太の心臓が再び動き出すことはなかった。

医師

大飛さん。全力を尽くしましたが
優太さんを助けることはできませんでした。
優太さんからこれを預かりました。
渡してくれ。と。

それは、優太から大飛への手紙だった。

大飛

なんでだよ！！！なんで
言ってくれなかったんだよ！
クソ！なんで…なんで優太が…！

医師

優太さんには、何度も言ったのですが、
末期の癌でした。でも、メンバーに
心配をかけたくない。と言って、抗癌剤
治療をしてくれませんでした。しかも、
つい昨日、言ったばかりです。

大飛

もう…どうしたらいいのか分かりません…。

医師

そうですよね…。他のメンバーさんにも
伝えておいて貰えますか？

大飛

はい…。でも、信じられません。

医師

分かります。今までこういう場面を
沢山見てきました。

大飛はメンバーに伝えられずにいた。