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ねっぴーと山本は、並んでソファーに座っている。

テレビはつけっぱなしで、特に観ているわけでもない。

ねっぴー

なぁ山本……

ねっぴー

ちょっとこっちに来て

ダークネス山本

もう隣いるけど?

ねっぴー

もっと近く。

ねっぴー

こう……くっついてよ

山本は少し照れたように笑って、

ねっぴーの肩に寄り掛る

ダークネス山本

……これでいい?

ねっぴー

うん、

ねっぴー

あったけぇ、やっぱ落ち着くな……

ねっぴー

山本とこうしてると

ダークネス山本

そっか……

ダークネス山本

今日のねっぴー、めっちゃ甘えんぼだな

ねっぴー

……ずっと甘えたかったんだよ。

ねっぴー

思い出したら、もう我慢できなくなった。

ねっぴー

ずっと……お前のそばにいたかった

ダークネス山本

うん、これからはずっといて

ダークネス山本

もうどこにも行くなよ〜

ねっぴー

あたりまえだろ。

ねっぴー

俺がどっか行こうとしたら、また無理やりでも引き留めてくれよな

ダークネス山本

そのつもりだよ。

ダークネス山本

どんなお前でも俺は離さない

ねっぴー

そんなん言われたら……

ねっぴー

もっとくっつきたくなるだろ

ねっぴーが山本に抱きつく。

山本は少し体制を崩しながらも、

優しく腕を回す。

ダークネス山本

おいおい、急に抱きついてきたら倒れんぞ

ねっぴー

別にいいだろ。

ねっぴー

床の上でも、膝の上でも、山本の上なら

ダークネス山本

おおっ!?調子乗ってんな〜?

ねっぴー

乗ってるよ。

ねっぴー

今だけは甘やかされてぇもん……

ダークネス山本

じゃあ……よしよし

山本がねっぴーの背中をぽんぽんと優しく叩く

ねっぴー

……はぁ、癒される。

ねっぴー

これが日常だったんだな、前も

ダークネス山本

そうだよ。

ダークネス山本

こんな感じで、くだらないこと言い合って、くっついて、笑って……

ダークネス山本

それでいいんだよ、ねっぴー

ねっぴー

……

ねっぴー

ありがとな、山本

別の日。

ねっぴー

なぁ、山本……

ねっぴー

ちょっと、こっち来て

ダークネス山本

なに?なんかあった?

ねっぴー

ん……ないけど、

ねっぴー

隣座ってよ

ダークネス山本

いいけど……近いな。

ダークネス山本

顔、すぐそこだし

ねっぴー

落ち着くんだよ。お前の匂い

ダークネス山本

……う、うれしいけど、照れるって

ねっぴー

……なぁ、今日、特に何もしなくていい?

ダークネス山本

うん。こうしてのんびりしてたい

ねっぴー

……よかった。

ねっぴー

今だけは、全部忘れてさ、

ねっぴー

お前とこうしてる時間、ちゃんと味わいたい

ダークネス山本

うん、俺も

ねっぴー

……腕、貸して

ダークネス山本

……ん。ほら

ねっぴー

……んー、やっぱ落ち着く。

ねっぴー

心臓の音、聞こえるし

ダークネス山本

ちょっとドキドキしてるの、バレてる?

ねっぴー

そりゃ、わかるよ。

ねっぴー

近すぎるもん。

ねっぴー

……なぁ

ダークネス山本

ん?

ねっぴー

俺がまた、変になったらさ……

ねっぴー

その時は

ダークネス山本

止めるよ。何度でも

ダークネス山本

離さない。絶対

ねっぴー

……ありがとう

ダークネス山本

ふふ。素直になったなぁ

ねっぴー

……笑うなよ。

ねっぴー

元に戻れたの、全部お前のおかげだろ

ダークネス山本

でも、頑張ったのはねっぴー自身だよ

ねっぴー

……照れるから、あんま言うなって

ダークネス山本

はいはい、照れ屋さん。

ダークネス山本

あ、髪、はねてる

ねっぴー

おい、そこ触んなよ、

ねっぴー

変なとこ……って、そこじゃねーし!

ダークネス山本

ふふっ、かわいい〜

ねっぴー

もう、ほんと……ずるい

ダークネス山本

なにが?

ねっぴー

そうやって、俺のこと全部包み込むとこ

ダークネス山本

じゃあもっと包む。

ダークネス山本

ぎゅーって

ねっぴー

……あったかい

ダークネス山本

ずっとこうしていたいね

ねっぴー

うん……

ねっぴー

もう二度と、手ぇ離さないでくれよ

ダークネス山本

うん、絶対に

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