ゆーしゃ
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◤◢◤◢注意◤◢◤◢
この先は、個人的な脳内の妄想を文字に起こしたものになります。 同じ妄想に幸せを感じられる方のみ、お進み下さい。 苦手な方は、先に進まないで下さい。 ※現実の方々にご迷惑をお掛けする行為、無断転載、無断改変、拡散はおやめ下さいますようお願い致します
そうして事件は起こる。 青「るぅとくん昨日どこにいたの?」 それは翌日のメンバーでの 動画撮映時だった。 じゃんけんで負けた他の 三人は昼飯を買いに 行っていて残っているのは、 俺とるぅとところん。 るぅとに声をかけたのはころんだ。 黄「ん?どうして?」 青「連絡返ってこなかったからさ」 黄「そうなの?ごめんころちゃん気づかなかった。さとみくんとご飯食べに行ってたので」 青「そっか」 頷いてころんが携帯をテーブルに置き るぅとの前に立つ。 青「…なんて言うと思った?」 るぅとの頭上から吐かれた言葉はあまりにも冷たい声色で。 みると表情もメンバーを見る いつものではない。 ころんの手がるぅとの首元へ伸びているのが視界に入って、我に返って慌ててその手を掴む。 青「これ、なに?」 ころんが掴んだのは襟元で。 捲られているそこには、俺が付けた痕がうっすらと残っていた。 ここのところずっとなんてことない顔でいたのに、その一瞬でるぅとの表情がさっと悪くなった。 青「ねぇ。るぅちゃん」 黄「…」 青「さっき偶然見えたんだけどさ、 これなに……?説明して」 ころんの手首を掴んでる俺なんて視界に入ってないようだった。 ころんはるぅとだけを見ている。 るぅとは怯えたようにころんを見てた お互いの目にはお互いしか映ってない (あぁ、俺の入り込む隙間なんて初めからなかったのか) なんて確実に修羅場のはずなのに 場違いの感情を抱く。 桃「俺が付けた」 黄「さとみくんっ!」 思いっきり力を入れてるぅとの襟を掴んでる手を離させる。 るぅとが焦ったかのように俺を見つめて俺の名を呼ぶ。 それだけでこんなにも満足な気持ちになるなんて。 (惚れたほうが負けって言うしな) 桃「ころん、俺が付けた」 青「へぇ?」 桃「でも謝らねぇ」 射抜くような眼差しが突き刺すように向けられた。 青「人のもんに手を出しといて?」 桃「るぅとはものじゃないだろ」 青「ものじゃないけど僕のものだよ」 こうして自信持って言えるのに、 どうしてそれを本人に言って やらないのだろう。 行動に示してやらないのだろう。 俺が欲しいものをもっているころん がそれをないがしろにしているよう 見えて。すごく腹が立った。 いや、ずっとたっている。 俺ところんがにらみ合ってる横で るぅとがおどおどしている気配がするが、ころんから視線を外さなかった。 だってきっと外したらるぅとがこの 視線に刺されるのだろうから。 桃「ころんのものってんならシルシ でもつけとけよ」 青「なにいってんの?」 桃「お前が書かないから俺がつけたんだよ?シルシ。」 青「おまえっ!」 掴んでいた手首を振りほどかれ、服に掴みかかられた。 ので負けじと襟元を掴み睨み返した。 桃「気づかなかっただろ?」 青「いつから!」 桃「二週間ぐらい前」 青「ッ……」 桃「気付かなかったよなぁ?……まぁころんは?お忙しかったようで? おかげで俺はほぼ毎日るぅとと 過ごせたんだけど」 青「…たった二週間だろ」 桃「たった?よく言うよ。その前に二ヶ月近く放ってたよな?俺が見かねたのが二週間前なだけだぜ?」 青「!」 桃「つまり二ヶ月半お前たちまともに会ってないんだよ自覚なかったろ?」 二ヶ月半という日数が、ころんを少し動揺させたようだ。 その期間は忙しいと 誤魔化すには長すぎる。 大した連絡もなく会話も 言葉すらなかった。 いつでも通話できるし 公式放送では話してるからか感覚が マヒしているのだろう。 桃「ほら。るぅとがお前のものだっていうなら、ころんはるぅとを放ておいたんだよ、それだけ」 青「放っておいたわけじゃっ…」 桃「ない?友達優先してんのに?るぅとなら仕事で会えるからいいって?」 あいつならわかってくれる、とか。 なんの確証もなくそう思える ほどころんはるぅとといると 思っているんだろうけど。 桃「だからさ、ころんは 俺のことせめられなくね?」 それでもやっぱり、放って置かれるほうは寂しいのだ。 ころんはそれに気づくべきだ。 事実、るぅとはあんなにも悲しんでいたのだから。 青「…」 桃「ころんが目を離してたんだからさ。その隙に俺に、…食べられても文句いえないよな?」 青「っ!このっ」 ころんの手が上がる。 (あぁ、殴られるのか) そう冷静に考えてる自分がいて。 殴られたらるぅとは俺を心配してくれるかな。 なんて、こんな時までそんなことを思っている。 この年になってまで惚れた腫れたで殴られるとは思ってなかった。 ころんも、俺も。 まっすぐに恋をしているだけ。 黄「やめてっ!」 るぅとの手が、ころんと俺の袖を掴む 顔を向けると泣きそうな顔で俺たちを見つめてきた。 (るぅとは泣かせたくねぇなぁ) 悲壮に満ちた声にころんが息を吐いて腕を下ろし、落ち着いた瞳を俺に向けてきた。 (なんだ、そうやって想えるんじゃん) お互いに服から手を離す。 青「…さとみくんどういうつもり?」 桃「それはこっちのセリフ」 青「は?」 チリチリと胸が焼けそうになる。 (なぁ、るぅと) (俺は少しでもお前を救えた?) 桃「るぅとのこと、泣かせてんじゃねーよ」 青「!」 一人で泣いてた。 あんな冷たくて誰にも気づかれないような、世界の片隅で。 桃「僕のものってそう言うんならッ」 感情が、高ぶる。 桃「るぅとが、ころんのものって自分で思えるくらい態度で示してやれよ」 青「…」 桃「俺に付け入れさせちゃダメだろ」 想い合えているのに。 桃「お前が一番大事にしなきゃいけないのは、るぅとだろっ!?」 (あぁ、俺が泣きそうだわ) でも俺の言葉にころんの 顔も泣きそうに歪んだ。 それだけで、俺のしたことは間違いなんかじゃなかったと思えた。 だって、ころんはちゃんとるぅとのこと好きだから。 いつの間にか握り締めていた手から力を抜いて、立ち尽くすころんの耳元へ顔を寄せる。 桃「安心しろよ。本当に痕つけただけから」 ころんだけに聞こえるこ声で囁き肩をぽんぽんと叩いた。 その肩の力が少しだけ抜けたのを横目に楽屋の入り口へと向かう。 俺の役割はここまで。 黄「さとみくんっ、」 呼ばれた方向へと視線を向ければ、るぅとが眉を下げて俺を見ている。 (少しでも、ほんの少しでも) (俺といてよかったと、 思ってくれた?) だとしたらそれだけで 俺の想いは救われたと思うから。 だからどうか、 もう、泣かないで欲しい。 今向けられている表情が、答えだ。 これでよかったのだと。 るぅとに微笑み、二人を置いて楽屋を後にする。 (きっと二人はもう、大丈夫) 自然と心は晴れやかで、すっきりしていて。 こうして俺の恋は終止符を打つのだ。 青「るぅとくん、今日メシ行かない?」 黄「え?あれ?ころちゃん、今日だめなんじゃなかったでしたっけ?」 青「そうだったんだけどさ、なんか一人ダメになっちゃって違う日に録ろうって話になって飛んだんよー」 黄「えー。僕だめって聞いてたので予定いれちゃった」 青「マジぃ?じゃあ明日はー?」 ころんとるぅとの会話をBGMに着替えをしていると、なーくんがすっと隣にやってきた。 紫「…落ち着くところに落ち着いたんだね」 橙「…そうみたいやな」 二人の会話はここ最近の光景で。 なんの代わり映えもない日常がそこにある。 ころんはるぅとに歩み寄ることを覚えた。 るぅともころんの隣にたっている。 紫「さとみくんは大丈夫なの?」 ふと。なーくんが小さな声で問いかけてくる。 桃「…なにが?」 だからそう答えた。 すっきりとした俺の顔を見たからか、なーくんは困ったように笑いながら 「なーんも」と言いながら首を振った それを見てからカバンと上着を抱え携帯を持って部屋を出る。 桃「じゃ、お先」 「「「「お疲れ様ー!」」」」 車のエンジンをかけ弱めに 暖房をつける。 買い物とか仕事がある日、自分のペースで動けるという理由で最近車を借りることにはまっていた。 朝晩と日中の温度差がえぐいなー、なんて思っていたらコンコンと助手席の曇った窓がコンコン、と叩かれる。 それは最近慣れた合図。 桃「どーぞ」 そう声をかけると日中よりだいぶひんやりした空気とともに乗り込んでくる人物が一人。 黄「はぁー、外じめっとするね」 桃「お疲れ、るぅと」 黄「さとみくんもお疲れ様」 そうふにゃりと笑い、可愛く笑うからたまらなくなってキスをひとつ落とす。 軽く触れた唇は外の温度を吸収したのか少し冷たかった。 黄「っん、」 桃「ころんに声かけられてたけどいいのか?」 黄「…そういう意地悪今言う?」 桃「ごめんごめん。でも、さなんか申し訳ないじゃん?」 黄「先にさとみくんとと約束してたからいいの」 例えこの時間が刹那でも。 終わったはずの俺の恋は少しだけ形を変えた。 るぅとが出した答えがこれで。 俺もその共犯になることを選んだ。 こうなったら、 堕ちるとこまで堕ちようか。 なんて。 本気と冗談の境目なんかあの日から分からなくなっている。 るぅとの、小さな小さな声を聞いてしまったあの日から。 世界の片隅で泣いている姿を見てしまったあの日から。 桃「さて、どこ食べいく?」 黄「この間さとみくんが作ってくれたパスタがまた食べたい」 桃「おーけー。じゃあスーパーでも寄ろうか」 黄「うん!でもその前に」 ひんやりとしたるぅとの手が、俺の手を掴む。 黄「寒いから、あっためて?」 つまるところは恋する男は馬鹿なのだ。 きっとそれは盲目に。 そしてそれを悪くないと俺も思ってしまうから。 桃「…はいはいお姫様?」 こうして俺達の汚れた恋は。 なんの代わり映えもない日常の中、静かに続いていく。 >>>End?...or what?
ゆーしゃ
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コメント
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涙線崩壊しましたよ、主さん😢 天才すぎる。 プグマ&フォローといいね500くらい押しときます
天才だよ。マジで。
ブクマ&フォロー失礼しますm(*_ _)m