赤（幼少）

黒（青年）

どうも、しろ。です。
数作品中随分お騒がせしました、
申し分は無いです
あと書きにくくなりましたね
つか名前固定は色とかでいいですか?

あとわんちゃん現実逃避に
書きに来る頻度は上がります、お待ちください。

わんく

赤黒 歳離れの兄弟 近親相女³では無い
これが恋愛(仮定)なら追加設定は連れ子だな
兄弟なら過度に仲良しかブラコンでも可

冬になるとどうしてもさむくって
特に冷えた日は北風から逃げて急いで帰る

冷え込む言うとったしなぁ ...
あったかいの、いる ?

あったかいの、とはそのままで
寒い日にはぽかぽかな飲み物を作ってくれる

答えを聞くと彼はキッチンに足を運ぶ
自分はそれにぴったり付いて歩いた

彼の作るココアは凄く好きだ
よくある出来合いの粉のやつの筈
なのに他のとは全然違くて美味しい
だからそれは今もずっと好きだ

せや、しゃんとおてて洗った ?

こら、洗っといで ?
風邪さん引いたら困るやろ ?

んむ ... 行ってくるから 、
てぎゅーってぬくぬくして ?

んー ... やったるから行っといで

とてとて、なんて効果音が似合いそうな
走り方で急いで洗面所へ走っていく

洗った手の冷たい水を拭いてから
またキッチンへと戻って行った

彼は屈んで手を伸ばす
その中に俺は嬉々として飛び込んでいった
冷たいから手を繋ぐ話、ってだったけど
俺はそっちがよかったから

それに怒った彼の学ランはちょっとだけ
僕につめたくしてきたのかもしれない

確かに暖かいわ、と笑んで
頭を撫でてくれる大きな手は凄く優しい

嫉妬でもしているのかこれみよがしに
お湯がぴょー、と鳴き始める

やかんを鳥だ、と本気で思っていたのは
小さい頃よくある可愛い話だろう
"とりさん''という単語に彼はいつも笑っている

ただ鳥が好きなんだろうなぁ、と
思っていたそれは見当違いだったようだ

はいはい、ちょっと待ってな ?

小さな両手で持てるひよこのコップ
その隣には一回り大きい黒のものがある

とぷ、と小気味良い音が鳴る
お湯の移動と共にふわりと湯気が立って
甘い匂いが鼻をくすぐった

じゃあリビング持ってってや 、
こぼさんでな ?

言いつけを守るべく零さない様
ゆっくりと慎重に運んでいく

意思疎通がなされるのは
いつもの事、だからだ

招かれた彼の膝の上
撫でられながらココアを飲む

愛されているそんな幼少の頃の幸せ

パソコンに向かっていた彼
声に反応して開いたドアの方へ覗かせる

ねぇ外やばくない !?
もう息白かったんだけど

言われずともどたばたと片付ける
流石に小さい頃から成長はしているのだ

今日冷えるって朝言うたやん ?

聞いたけど寒いのは寒いもーん

やばいよほんと、なんて言いながら
彼を後ろから抱きしめる

圧倒的に近いバグった距離感を
ものともせず、彼は頭を撫でてくれる

そうやなぁ、今度皆呼んでやるかぁ

やろ、ふるさと納税お願いしよ

じゃあ ... その時は配信でもしながら
一品持ち寄りで闇鍋するか

誰かえぐいの持ってきそう ... w

いつもの様に色んな事を言いながら
未来の話でくすくすと笑い合う

あぁ 、あれインスタントやし ...
自分で作れるんと違う ?

なんかね 、自分で作ると違うんだよ

"まぁいいけど ... "とパソコンを閉じ
キッチンへと行くのにそれを付いて歩いた

じゃあ無いのっ ?
りうらのこと嫌いー ?

頬を染めて言葉を詰まらせる

彼もこんな事を言う時はあるのだが
自分から言い始めないと大体はこうなる

うだうだとしているのも可愛いが
きっぱり愛を伝えてくれるのも凄く好きだ

ふふ 、あにき俺の事大好きだもんねー ?

鳴るお湯を止めてこちらを見る
少し嫌そうにしているが染まる表情は
変わらず照れているままだった

よくないもん !
俺の事好きでしょ ?

嫌いって言ったらどうすんねん ...

言ったらどうする、とは
正直全く以て考えておらず
まず前提言われるとも思っていない

そもそも嫌われる様な事が ... なんて
思考を巡らせると言葉が見つからない

いや黙りこまんで 、?
んな事言わへんから

良かったぁ 、俺言われたら
どうしようかと思っちゃった

俺が苦笑を浮かべているのを見ると
何かを察したかのように
一旦動きを止めて此方を伺った

どう ... あぁ 、うん ?
言わんから大丈夫 

彼が動かす手元を見ながら
ふわりとした髪に頬を擦り寄せる

ちょっとだけ甘い様な優しい味
やっぱり自分が作るそれとは違うのだ

これ、と呼んだものを見ようと覗き込むと
彼はぱっと籠に仕舞い込んだ

数瞬を黙って過ごす
彼は此方を見ようともしない
籠を片付けながらぽつりと呟いた

... 何か 、俺に頼らんくなるやん 、?
だからやだ 。

なんだこの可愛い生物は...と撫でると
俺のが年上なんやけど、と少々怒られた

歩いている彼にぴったりと
くっ付いてソファに移動する
何か嬉しかったから取り敢えず傍に居た

はいはい、なんて適当な返事
いつもの事だから何とない返事をされる

この後に寒いからって同じ理由で
一つ仲の良い事があったのは
また別の話であり、いつもの話である

大体 非公開 。希望 あれば 戻 し ます 。

みだれ

いぬかわいいよね、猫派です。猫アレルギーです。
ポメラニアンを吸いましょう。

終わりのお知らせ。

しろ。

（大体非公開）二次 創作 短編 集 ✑ 随時更新 ✑

ネタメモ共有

8/10 ~ 9/10 まで毎日投稿（罰）
飛んでる日付は非公開

めも
8/18 kr 奇病 23話
8/31 ir sicere 18話

できあいの