零
本当の自分を見つける為
零
第1話
零
どうぞ
いつからだらう
本当の自分を失ったのは
何もかも全部わからなくなった
親も友達も全部全部
要らない!
零
おはよう
ざわざわ
零
?
零
ねぇ皆どうしたの?
紬
関わってこないでくれる?
零
えっ?
律
うぇーん
紬
大丈夫だよ
紬
最低だね律をいじめるなんて
零
いじめてなんか…
紬
これ見ても言える?
零
なにこれ
紬
とぼけないでよね
紬
あーあ
紬
尊敬してたのに
紬
先に本性ばら増してくれてありがとうね
零
そんな
紬
何言っても無駄だから
零
ッ…
クラス(早く謝れよな
零
………
零
私は本当にやってない
零
私がやった証拠あるの?
紬
だからこれが証拠だって!
零
でも!
クラス(こんなにも焦るなんて
クラス(ホントにやったんじゃね
零
(何言っても信じてもらえない)
零
ホントに私は
紬
見苦しいね
紬
ほら
バシャ
零
冷た…
紬
いじめられる人の気持ちわかった?
零
そん…な
零
もういいよ!
零
タッタッタッタッ
紬
大丈夫だよ律
律
うん…
律
ニヤ
零
ただいま
母
なんで帰ってきた!
零
ごめんなさい
零
実は私学校でいじめられて
母
そんなの知らないわよ!
父
ただいま
父
なんでお前がいるんだよ
零
えっと
母
学校でいじめられてるんだってよー
父
そんなことでいちいち帰ってくんなよ
零
ごめんなさい
父
(・д・)チッ
零
………
私にはどこにも居場所がなかった
家も学校も
でも私はそんな自分を不幸だなんて思わなかった
零
大丈夫
零
私は普通の子
零
普通の子
零
普通の
零
あ、れ?
零
私ってホントに普通の子なのかな?
零
わからないや
零
私は一体
零
はぁ
零ちょっとこーい!
零
なに?
母
あんたさぁ学校でいじめられるんでしょ?
零
うん
零
(もしかして話聞いてくれるのかな?)
母
零の友達から聞いたらさ
母
あんたがいじめをしてたんだってね
母
あんたが悪いんじゃない
零
えっ
父
自業自得だな
零
信じては
母
信じるわけ無いでしょ
父
早く友達に謝れよな
零
そんな
零
助けてよ
母
助けるわけ無いでしょ
母
ばっかじゃないの
零
わかっ…た
零
どうでも良くなちゃった
零
○ぬまえに
零
少し歌おう
曲はヒトリシズカです
零
部屋の片隅で容易な刃に触れて
零
滴る血を眺めていた
零
ヒトリシズカ
零
緋色の記憶にすがり泣いていた
零
孤独を嫌う事とは違う
零
歪な隙間怖いだけ
零
慣れぬ暗闇
零
肌に雫一つ
零
血か涙かさえ
零
わからない
零
グシャグシャの汚れゆく
零
私に
零
鮮やかな思い出が胸を刺してゆく
零
部屋は冷たくて少し広くなり
零
やがて
零
この空間にも馴染んで
零
ヒトリシズカ
零
緋色の記憶も不意に美しい
零
思い出になる
零
濡れた床も
零
朱く乾いてく日々に
零
時の流れは異常だと
零
泣き顔さえ
零
醜さを忘れ
零
いつか感謝へと
零
私このままでいいのかな?
零
このまま復讐しないで
零
そうだ
零
少し痛い目に見てもらわないと
緑
皆さんどうでしたか?
零
楽しんでもらえたかな
緑
こんな感じで投稿していきますね
緑
それでは
緑
また次回のお話で会いましょう
緑
バイバイ