テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
数珠が僕の手首を縛り付け、ソファに押し倒された
足は自由のはずなのに、会長の体重が重くのしかかり、まるで鉄鎖で縛られたように動かない
茜
茜
眼前にあるのは、余裕と狂気を同時に孕んだ笑顔
…さすがに怖すぎる
会長はポケットに手を滑らせ、瓶のようなものを取り出した
怪訝に眉をひそめる僕の前で、その瓶を唇に傾けたかと思えばーー
会長の顔がグッと近づいて、息がかかる状態で口移しをされる
温かい液体が舌の上に流れ込む
茜
茜
喉が反射的に動いてしまった
茜
茜
輝
ドクンッ
その言葉と同時に僕の心臓が大きく跳ねた
燃えるように身体が熱く、息をするのも辛くなる
茜
問いかける暇もなく、会長の足先が僕の股間をグッと押し込む
グリッ…ッッ
茜
一瞬で頭が白く弾けた
触れられた箇所から、稲妻のような衝撃が走り、頭の奥までチカチカッと痺れる
茜
息が勝手に乱れる
こんなのーー
まるで全身が性感帯になったみたいだ
会長が小首を傾げて微笑む
輝
茜
喉が乾いて、声が掠れる
茜
輝
さらりと言ってのける笑顔に、吐き気がするほどゾッとした感覚を覚えた
茜
会長はクスリと笑った
輝
茜
グリグリッ…♡
その瞬間、敏感になりすぎた股間をまた押し込まれ、全身が跳ね上がる
茜
茜
身体が勝手に反応し、腰が浮く
輝
茜
輝
会長が楽しそうにニコリと笑った
かれこれ20分が経った
頭がくらくらする
息を吸い込むだけで、胸の奥まで熱が走って、呼吸一つにさえ甘さが混じってしまう
会長の指先が肌の上をかすかに撫でる
ーーたったそれだけで、脳髄の奥に火花が散るみたいに震えが走った
茜
否定の言葉を出したつもりなのに、掠れた声は熱に溶けて震えているだけだった
会長は余裕そのももの表情でソファの上に押し倒された僕を見下ろす
輝
輝
わざとらしく冷静な声
次の瞬間、押し寄せる快感は寸前で引き上げられ、甘い痺れだけを残して中断された
茜
茜
心臓が破裂しそうに脈打つ
寸止め
何回目だろ
会長の指が軽く触れては離れ、腿をなぞっては止める
触れられた部分から熱が広がるのに、肝心なところは決して許してはくれない
求める前に奪われるのではなく、求めても与えられない
ーーその苦しさに、理性が徐々に削られていく
輝
輝
耳元で囁かれる低い声
輝
茜
自分の名前を呼ばれただけでゾクゾクする
身体が言うことを聞かない
焦らされ続けて、身体が、頭が、悲鳴を上げている
熱に浮かされて、もう何も見えない
唇を噛んで必死に耐える
けれど、触れる度に波が押し寄せ、その度に寸止めされては飲み込まれ…
懇願の言葉がもうすぐ口から零れ落ちそうだった
茜
……もう限界だった
息を整えることもできない
何度も何度も寸止めされ続け、熱が身体中を駆け抜けていく
…何分たったのだろう
時計の針を確認する余裕もなくなっていた
茜
僕の声が、生徒会室の静けさを破って響く
会長は……
…楽しそうに微笑んでいる
その手は寸前で止まったまま、僕を見下ろすだけ
茜
声が震えてしまう
怒りのつもりで言ったが、むしろ泣いている声色に見える
輝
輝
ッーーー
茜
会長の指が、撫でるように弄ぶように軽く触ってくる
輝
会長の嘲笑う声が耳に響く
焦らされるたびに、全身がズキンッと跳ねる
茜
媚薬で焼け付いた身体は、ひと押しで崩れるのに
けれど、その「ひと押し」を与えてくれない
茜
歯を食いしばっても、もう言葉が漏れるのを抑えられない
……そして、ついにーー
茜
茜
茜
必死に縋るような声が、勝手に口からこぼれ落ちた
媚薬で熱くなった身体は、羞恥すらも甘い痺れに変えていく
会長の瞳が細められ、唇の端がゆっくりと上がる
ゾクリと背筋が震えた
輝
輝
にこやかに告げられたその言葉は、慈愛のようで、同時に残酷で…
僕はただ、縛られたまま震えていた
ーーー
はい!
…体力消えて短くなってしまった
つーか、一番大事なところで切った☆
それと…投稿頻度が⤵️するかもですです
気長に待っててくれ…
次回は、放置プレイです
じゃ、ばいちゃー!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!