高崎 鈴
高崎 鈴
高崎 鈴
そんなん知っとる…
高崎 鈴
決まってるじゃん…
この言葉に俺は 驚いた
そして 少し安心した
侑
少し沈黙が続いたあと
鈴が 俺の方を見てきた
目があった瞬間 顔が暑くなった
鈴の顔は 赤くなっていて
少し 汗かいていて
上目遣い
侑
めっちゃ顔が暑くなった
侑
こんなん、もっと 好きになってまうやろ!!
鈴が俺の顔を少し見つめて
鈴の赤かった顔が だんだん 元に戻っていく
鈴は 少し驚いた顔をしていた
高崎 鈴
赤らめてんのよ…)
角名
侑
沈黙を破ったのは 角名だった
角名
お昼一緒に食べよ
高崎 鈴
角名が 鈴の背中を押し 先に前を進んだ
侑
治
思ったやろ
侑
侑
また 顔が暑くなった
治
侑
立ち止まって サムと 言い争いをしていると
少し前に進んでいた鈴が 遠くから話しかけてきた
高崎 鈴
一緒に食べよ!
治
侑
昨日、恥ずかしさを 爆発させて
侑から逃げることは無くなった
けど
高崎 鈴
高崎 鈴
お昼 私はまた 校舎裏で ぼっち飯を している
高崎 鈴
お箸を持ち ご飯を掴んだ時
侑が ちょっこりと 顔を出した
侑
侑
いきなり声をかけられて 肩がビクッと震えた
侑
ニヤニヤ しながら私の 隣に座ってきた
高崎 鈴
侑
ここでお昼ご飯たべてたやろ!
侑
ニコッと笑って 侑は 手を合わせて 『頂きます』と言った
侑
侑
高崎 鈴
高崎 鈴
高崎 鈴
私は小さく笑った
侑
侑が凄い私を見つめてくる
高崎 鈴
侑
侑
高崎 鈴
侑
侑は満面の笑みを浮かべた
侑
高崎 鈴
『ぇ…』しか声に 出なかった
侑
侑
そう言って お弁当を 片付けて 立ち上がった
侑
高崎 鈴
侑は、笑顔で 私の目の前から 立ち去った