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柘榴
私は小さい子達にハグされまくって幸せな時間を過ごしていた。このまま時を止めてしまおうと思ったのはここだけの話である。
一期一振
背後から一期に声をかけられた。その声と同時に短刀達は私からゆっくりと離れた。
柘榴
一期一振
その場に膝をついて、申し訳なさそうな表情を浮かべてお願いしてきた一期。いや、そんな膝ついてまで律儀にお願いしなくても…。短刀ちゃんを寝かし付けるとか私にとったら至福の一時じゃないの!
柘榴
すると一期は顔を明るくし、いつものように優しい笑みを浮かべれば頭を軽く下げた。
一期一振
そう言い残して、一期は三日月達と広間を出て言った。一期をみんなで見送れば、いきなり博多が口を開いた。
博多藤四郎
柘榴
薬研藤四郎
柘榴
五虎退
包丁藤四郎
何故だか知らないが、博多の一言から私が一緒に寝る流れになっている。 私がお願いされたのは、寝かし付けてくれって言われただけで一緒に寝てくれとは言われてないんだけど……。これで一緒に寝てたら一期にお覚悟されるんじゃないの?まあみんなが寝た後に一期が帰ってきたら部屋を出ればいいかな。
小夜左文字
今剣
行かなきゃと言いながらも、すごく残念そうな顔をしている2人。すると、広間に誰かが入ってきた。
宗三左文字
小夜左文字
待って、小夜ちゃん……。お兄さん来たのに何その顔……。「は?なんで来たの?来なくてよかったのに」って聞こえてきそうな顔してるんだけど…。流石にやめてあげようよ。お兄さん達悲しむよ?
江雪左文字
小夜左文字
部屋に戻りたくなさそうに俯く小夜。
柘榴
小夜左文字
私を見上げながら、自分の小指を差し出してくる小夜。そんな小夜ちゃんの姿に私は耐えきれずに宗三と江雪に近付いて一言。
柘榴
宗三左文字
私の言葉を遮るように即答してくる宗三。
柘榴
宗三左文字
柘榴
宗三左文字
言葉にならない殺気が出てるって宗三!!
小夜左文字
柘榴
そして小夜は兄達と一緒に部屋に帰っていった。すると入れ替わりで明石と岩融が広間に来た。
岩融
明石国行
柘榴
私は3人に声をかけた。すると広間の入口まで3人は歩いてきた。
蛍丸
愛染国俊
今剣
柘榴
その言葉に蛍丸と愛染と今剣は嬉しそうに笑った。
明石国行
柘榴
明石国行
そんな明石はフル無視で蛍丸は私に声をかけてくれる。
蛍丸
柘榴
愛染国俊
蛍丸
今剣
そう言って、3人は保護者と共に部屋へと戻っていった。手を振りながら見送れば、広間に残ったのは粟田口だけになった。
柘榴
包丁藤四郎
みんな立ち上がれば、先頭切って私の手を握り部屋まで引っ張っていく包丁。
信濃藤四郎
包丁が握ってない方の手をぎゅっと握ってくる信濃。
柘榴
〜 粟田口部屋 〜
信濃藤四郎
包丁藤四郎
博多藤四郎
乱藤四郎
秋田藤四郎
なぜ、こうなったのか。部屋についた途端誰が私の隣になるか揉めている。
薬研藤四郎
平野藤四郎
前田藤四郎
鯰尾藤四郎
柘榴
鯰尾どっから沸いたの…?夜這いしてきた人の隣で寝るって自殺行為でしょ。とりあえず皆を責任もって寝かしつけなきゃ!
柘榴
私の言葉を聞けば揉めてた子達も渋々布団へと入った。 とりあえず収まっってくれてよかった。
柘榴
包丁藤四郎
柘榴
そんな包丁の頭を優しくなでながら皆の様子をみた。骨喰と鳴狐に関しては、既に目を閉じて寝付く体制だった。
乱藤四郎
柘榴
布団に入って目をつむると、みんなは自然と寝付いた。規則正しい呼吸が聞こえてくる。
柘榴
皆が寝静まってしまえば、先ほどの賑やかさが恋しくなる。もう少しだけここに居ようかな…。そう思いながら皆の寝顔を見ていれば、薬研が声を掛けてきた。
薬研藤四郎
柘榴
皆を起こさないように小さな声で話す。
薬研藤四郎
柘榴
薬研藤四郎
奥に居る薬研に手招きされ、異様に色気のある薬研にドキッとした。
柘榴
薬研藤四郎
上体を起こしながらこちらを見てくる薬研。私はしかたなく薬研の近くまで行った。
柘榴
薬研藤四郎
柘榴
冷えるからいち兄の布団に座ってろって意味で呼んだの?え、なに…かっこよすぎない…?優男……!!!キュンときた!!
柘榴
薬研藤四郎
柘榴
薬研の言葉に大きい声が出そうになるが、ぐっと耐える。寝ている子を起こすのはダメだ……。
薬研藤四郎
柘榴
薬研藤四郎
そう言いながら薬研は私の手を触ってくる。
柘榴
薬研藤四郎
柘榴
私は布団にごろりと横になる。すると薬研は満足そうに微笑んだ。
薬研藤四郎
柘榴
薬研藤四郎
そう言いながら、薬研は手を伸ばし私の頬をそっと撫でた。
柘榴
自分の顔がどんどん熱くなるのがわかった。ショタなはずなのに、この色気はなんなんだろう…。
薬研藤四郎
柘榴
薬研藤四郎
いつもより低い声で囁くように喋る薬研。そんな雰囲気に耐えきれずに、早く薬研を寝せようと声をかけた。
柘榴
薬研藤四郎
おやすみと言われた後に、軽く唇にキスされた。いきなりのことに目を見開き、薬研を見れば何事もなかったかのように目を閉じて眠ってしまった。な、なんなの…このショタ!不覚にも、ドキッとした……なんか悔しい……。横になったまま薬研の綺麗な寝顔を見ていれば、いつの間にか一期の布団の上で眠ってしまった。