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草木も眠る丑三ツ刻

東京都内某所にてある男性も眠っていた

____________

知らない神社

赤。と云うより茶が目立つ程錆びれた鳥居。

辺りには山吹色や橙色、見た事の無い花が沢山咲き乱れている

「何処だよ此処…!!」

そう呟いているのは男子高校生

木坂、だった。

辺りを駆け回ってみても草、花、花。

結局又鳥居に戻って来るのだ。

木坂が元々方向音痴だったのも一つの原因。

呪うしか無いので有る。

だが呪っても此処が何処なのか、も分かる筈も無く

唯辺りを見渡すしか出来ない。

「俺死ぬのかな」

「お袋泣かしちまうな〜、」

「「俺もしかして死んでる!?!?」」

そんな非現実的な事ばかり考えていると

腕に強い力が加わり

余りの強さに前に倒れる。

「危うく顔面から草にダイブする所だったぜ、!」

嘘つけ。思いっきり鼻血出てるぞ

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