○○
あれから、数週間が経った。
○○
ここ最近で服で隠せない箇所にも、
痣が増えた。
痣が増えた。
○○
でも、ミンソじゃない。
ジミン
「いつになったら
ミンソいじめんのやめるわけ?」
ミンソいじめんのやめるわけ?」
グク
「ここまでしても
わからないとか、 お前大丈夫?」
わからないとか、 お前大丈夫?」
○○
ジミンオッパと、ジョングクオッパ
○○
いたい、
○○
いたい、いたい、
○○
2人の言葉は、
私に深く突き刺さっていく。
私に深く突き刺さっていく。
○○
心臓を抉られてるような、
○○
本当に、ナイフでも刺さったみたい。
○○
これなら本物の
ナイフのほうがマシかも、
ナイフのほうがマシかも、
○○
なんてね。
○○
「手…出すなんて、最低」
○○
わざと、嫌われるような言葉を選ぶ。
○○
こうでもしないと、
私は「悪役」になれない。
私は「悪役」になれない。
ジミン
「…は?、、正気かよ」
○○
どうだろうね。
グク
「ふざけるのもいい加減にしろよ!!!」
グク
「お前だろ!?お前が先に!!
ミンソに手出したんだろ!!」
ミンソに手出したんだろ!!」
グク
ガッ
○○
「…っ、」
○○
私が何を言っても、
この2人に届くことはない。
この2人に届くことはない。
○○
でも、私は信じてもらえない
「可哀想」な人じゃないの。
「可哀想」な人じゃないの。
○○
私は、完璧にできてるから。
グク
「自分がしてきたことを
やり返されたら被害者ヅラか!?」
やり返されたら被害者ヅラか!?」
グク
「お前があんなことしなければ、
こんなことになってないんだよ!!!」
こんなことになってないんだよ!!!」
○○
ほら、「可哀想」なんかじゃないでしょ?
○○
オッパは私を信じてるの。
○○
私の演技を、どこまでも、純粋に。
ジミン
「自業自得でしょ。俺は許さないよ」
○○
期待してたのに、って。
○○
オッパは私の言ってることを
信じない、って。
信じない、って。
○○
でも、オッパ達は信じた。
○○
なんだ、信じてくれてるじゃん。
○○
私の考えがまちがってること、
本当はわかってる。
本当はわかってる。
○○
こうでもしないと、
おかしくなりそうだから。
おかしくなりそうだから。
○○
いや、もう手遅れかも。
○○
2人を見上げれば冷たく、光がない目
○○
あなた達のその目も、
○○
手を振りかざすその動作も、
○○
本当はそんなこと、思いたくないのに、
○○
どうしようもなく、怖いんだ。
○○
でも、それと同時に思うの。
○○
私はあなた達が
どうしようもないくらい大好きだって。
どうしようもないくらい大好きだって。
○○
ねぇ、神様
○○
どうか、恐怖という感情を
私から消してくれないでしょうか?
私から消してくれないでしょうか?