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めっぽう弱い親友アナグラム

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めっぽう弱い親友アナグラム

1 - めっぽう弱い親友アナグラム

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2024年06月18日

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七海

ねぇ、いっしょに海いかない?

何気ない休み時間、私の親友は急にこんなことを話しだした

夏帆

夏帆

んー、いいよ

窓の隙間から入り込む風を顔で感じながら私は適当に返事を返した

本当だと思ってなかったし

七海

、、、、ふふっ

七海は何も言わずにこっちをみて笑っていた

何が面白いんだ

七海

そうと、決まれば今すぐいこ!

七海

あそこの海、夕方は混んでないからさ!

夏帆

(いや、マジで行くんかい)

そんなことを思っていた私だが、あいにく親友のおねだり顔には昔からめっぽう弱い

夏帆

わかったよ、、

まだ玄関なのに塩の匂いがした

夏帆

ここの海、久しぶりに来たな、、

七海

奇遇だね、実は私も何だ

そんなことを言いながら七海は靴を脱ぎ始めた

夏帆

あんまり奥に行くとぬれちゃうよ?
お母さんが怒るんでしょ?

七海

七海

、、、さあね

私の質問に適切じゃない応答が帰ってきた

また、無視するの?

夏帆

何回目?

私はぽつりと呟いた

七海

___

夏帆

(聞こえないのかよ)

夏帆

(私はこんなに振り向いてるのに)

七海

夏__知らない_よ

七海

知__らないで_いよ

遠くから声が聞こえた

夏帆

え、なんか言った?

夏帆

、、というか本当にどこまで行くの?

夏帆

夏帆

ねえってば!!

いつの間にか私は海の中にはいっている

靴も履いたまま

なんとなく嫌な予感がしたんだ

七海

私達の腰まで海面が迫ったところで七海は止まった

七海

夏帆、あのね

七海

私、みんなのこと嫌い

七海

ずっと、私のことを見てるの

七海

それが怖くてさぁ、、

七海

そんなんで嫌いになるのもおかしいけど、、

七海

けど、、、

夏帆

(どういうこと?)

夏帆

私は___?

夏帆

(やだ、そんなこと言わないで)

夏帆

なな___

七海

七海

夏帆ちゃんさぁ

ドクン

七海

私のこと恋人だと思ってないでしょ

夏帆

___

ドポン

夏帆

、、、またそうやって

夏帆

笑うのかよ

私は昔から恋人の笑い顔にめっぽう弱い

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