テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
猫星と狸
28
爆死の神
202
叶璃 からぴち推し
135
私は、ひねくれているとよく言われる。
自分でも、そう思う。
今日なんか、リレーで一生懸命走った。
走っただけで、みんなに褒められた。
50メートル走、10秒の超鈍足の速さの私が、体育苦手だから
みんなはきっと、私に配慮して褒めてくれたんだと思う。
それは、嬉しい。
だけど、すごく特別扱いされているような気持ちになる。
分かる。私がみんなと違うこと。
体育が本当にできないし、性格も暗いし、友達もいない。
そんな私を褒めてくれるクラスって、本当にすごいと思う。
でも、なんか嫌なんだ。
そんな私は、ひねくれている。
すごく、生きたくなくなる。
フッ…。と、消えてしまいたくなる。
みんなに生きてて申し訳ないって、思う。
私は、鞄を持ち直して脚を動かした。
扉を開けると、皮肉にも、透き通っているコバルトブルーの青空が広がっていた。
柵に寄りかかり、街を見下ろす。
ああ、空が近い。
次こそは、ひねくれないように。
幸せに、なれるように。
そう願いながら、深く漆黒の灰色に堕ちていった。
コメント
2件
初コメ失礼しますm(_ _)m 主様のストーリー全部見ました... 最高ですね_(´ཫ`* _)⌒)_尊い