星螺
誰もいねぇ
星螺
…アイス食べよ
なんとなくそう思った
星螺
…
星螺
あ、れ、?
さっき食べたはずのアイスが冷凍庫に入っていた
あれは”1個しか買ってないのに”
星螺
な、なんで、?
無いはずのものが目の前にある
星螺
…ゆ、夢、?
星螺
けど…
触ってる感覚などが夢ではなかった
星螺
おかしい…
星螺
そ、そうだ
星螺
外に出てみよう
カンッ
カンッ
鳴るのは俺の呼吸音と
鉄の階段と俺の靴のぶつかり合う音だった
星螺
(もうそろそろで外だな)
星螺
…あれ、?
外に出たら
裏切り者を始末するところだった
そこには
俺の”死体”が寝っ転がっていた
星螺
俺?
星螺
でも俺は今生きている…
星螺
じゃぁなんで
目の前にいる俺はバラバラなんだ?