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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

「クリスマスの本音」

私は「クリスマス」が大嫌いだ。

クリスマスにカップルが手を繋ぎながら 歩き、「あったかいね」 なんて言って イチャつくんだろ?

バカバカしい

華鈴(かりん)

○○はクリぼっち?

と親友の華鈴が言った。

少しイラッとした。まぁ居ないのは事実だけど

○○

うん、まぁ。

華鈴は少し顔が明るくなった。私を誘おうとしてるのかな

華鈴(かりん)

そうなんだ!

・ ・ ・

えっ?終わり?

○○

えっ、か、華鈴は、?

と少し戸惑いつつ聞き返した

華鈴(かりん)

私は、おばあちゃん家〜

○○

ふーん

はぁ、と溜息をつき、「クリスマス、ねぇ。」と心の中で唱えた。

家に着いてTikTokを開いたらクリスマス の音源ばかり。

みんなは一緒にいる人が居るんだろうな。

年齢=恋愛経験0の私にはご縁が無いな。

そんな時同じクラスで幼馴染の楓弥から LINEが来た。

楓弥

『クリスマス』

LINEを開くと背景がクリスマス仕様に 変わった。

○○

『なに?』

みんなクリスマス、クリスマスうるせぇな と思いながらもこれでも優しく返した

楓弥

『もうそろそろ背景変わるかなって試してみた』

私をメモ代わりにするな!!

○○

『そっか』

と返しTikTokに戻った瞬間

楓弥

『てかさ』

と来た

○○

『なに?』

楓弥

『手伝って欲しいんだけど、』

いつもおちゃらけな楓弥が手伝って欲しい だって??珍しい。

楓弥

『クリスマス誘いたくて』

わーお、と思いながら恋愛経験0の私がア ドバイスをする。

○○

『うーん、女はストレートに来られるのが好きらしいから「クリスマス一緒に行きいです」とか言ったら?』

正直話を終わらせたくて適当に済ませた。

30分後、『既読がつかないや笑』と文章 の写真と共に送られてきた。

えぇ、クリスマス誘ったのに未読無視は 可哀想、

○○

『じゃあ私が代わりに行ってあげようか?笑』

いたずらっぽく言ったつもりだけど後々 言ってることやばいなと思って消そうと したら既読がついた。

楓弥

『いいよ』

えっ、

○○

『え、いいの??お相手は?』

楓弥

『いいの
○○と過ごす』

好きな人がいる、?くせに私と過ごすな んてだめな男。なんて思ったけど少し嬉 しいような気もした

クリスマスイブ。私はなんとなく雑貨屋さ んに行った。

本来はクリスマスイブにカップルたちは デートするらしいから、もちろんカップ ルが多い。そして手を繋いでいる。

ふと、チェック柄のマフラーが目に 止まった。

なぜだか分からないがいつの間に買っ ていた。あと青いラッピングされた手袋 も。

青いラッピングされた手袋を見て楓弥を 思い出した。

ううん。だめだ。楓弥には好きな人が。

クリスマス当日。

集合時間10分前に映画館の前で楓弥を待 った。

あ、楓弥だ。

楓弥

やっほ、はやいね

○○

楓弥もじゃん

いつも通りのどうでもいい話をしてい つも通り笑った。

今日もカップル多いなぁ。あ、あの人手 繋いでる、、、ちょっとまって、周りか ら見たら私たちカップルに見えるじゃ ん?!恥ずい!

あんなにクリスマスが嫌いな私が今ここ に居るのがおかしいのにいつの間にか楽 しんでんじゃん!!

その時。視界が明るくなり、綺麗なライ トアップがされた。

○○

わぁ、

楓弥

凄いな、綺麗、

楓弥

ねぇ、あのさ、なんてゆーか、、これ。

楓弥は変な方向を向きながら私に白いラッ ピングをしたものをくれた

○○

え、なに、開けてい?

ラッピングを開けると白いうさぎのかわ いいぬいぐるみが入っていた。

○○

か、わい、!

楓弥

本当?良かった〜

そこでハッと手袋を思い出した。

でもあのデザインで良かったのかな、あ の色でよかったかな、もうちょっと高い の選んだら良かったかな、と心配が追っ てきた。

結局渡せないまま「今日」が終わろうと する。

「あのさ」の3文字も言えない。

楓弥

あのさ、

○○

うん。え?

心の声漏れてた?!

楓弥

ほ、ほんとは、えっと…

あぁ、もしかして楓弥もなのかな

楓弥

○○を、えっと、○○を、、

○○

モジモジしてなに!!笑

楓弥

ほ、んとは、○○を誘おうとしてた。

え??私を誘おうとしてた??誘っ、 え?

○○

え、どゆ、こと

楓弥

だから、その、

はぁ、ダメだこいつ。と思いながら笑み が零れた

○○

じゃあ、私から言うよ?

楓弥

うっあっ、!?

楓弥

○○が好きだ!!!!!

1秒後広がる声と背後の視線が痛い。

2秒後手が冷たいのに顔が熱い。

3秒後やっと意味が分かる。

そして、2人で大爆笑した。

○○

ねぇw恥ずかしいって!

楓弥

やばい声量ミスったww

なんだかクリスマスの実感がなくて、も ぅ人の視線なんか気にならなくて、ただ ただ、楽しい時間だった

○○

楓弥。告白してくれてありがとう。

楓弥

えっ、?えっ?振るの、?!?!

○○

ふふw嘘だよ!

○○

私も大好き

またくだらない話をしながら一緒に帰 る。

○○

あ、そうだ

○○

これ。

青いラッピングを出して君にあげた

楓弥

うわぁ!!俺のために買ってくれたの?!嬉しい!!

○○

へへへ、今すぐつけて!

楓弥

でも、今はこっちがいい。

と手を繋がれた。

○○

あったかい…

はっ!

あんなに嫌いだったクリスマスに私は手 を繋いでいる?!

楓弥

左だけポケット入れてて良かった〜

なんだかんだ私カップルに嫉妬してるだ けのアホだったんだな、と感じた。

楓弥

○○

優しい目で見つめるいつもと違う幼馴染。

楓弥

来年も一緒にクリスマスデートしようね

○○

うん!

なーんだ。私もう1人じゃないじゃん。

TikTokで創作していた方のを参考にしました!

皆さん沢山リクエスト下さーい🙇‍♀️🙏

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