ピンポーン
夜中に、玄関のチャイムが鳴った。
今は誰にも会いたくなくて無視してベッドに潜り込む。
ピンポンピンポンピンポーン
若井
無視しても全然鳴り止まないチャイムに、 イライラしながら勢いよく玄関のドアを開ける。
若井
藤澤
そう言って、おれの横をすり抜け、部屋に入ってくる。
若井
藤澤
若井
いつもと違う涼ちゃんの迫力に固まってしまう。
よく見ると、さっきまで泣いていたのか目が赤く腫れている。
あの後、二人に何があったんだろう…
藤澤
若井
そうだよ。
涼ちゃんは元貴に必要とされている。
側に居られる。
それだけで十分じゃんか!
元貴…泣いてたのに。
なんでこんなとこに来てんだよ!
藤澤
若井
バチンッ
若井
藤澤
なんで涼ちゃんが泣きそうな顔してんの。
泣きたいのはおれの方なのに。
涼ちゃんに叩かれた頬が痛むけど、 それよりも涼ちゃんの手が痛そうなのはなんでなの。
藤澤
若井
藤澤
泣きながら叫ぶ涼ちゃんに、ハッとする。
気付いた時には走り出していた。
俺は馬鹿だ。
涼ちゃんと抱き合ってる元貴を見て、 頭に血が昇って、 引き止める元貴を振り払って、 元貴から逃げて…
おれはなんでもいいから、元貴の側に居たかったんじゃないのか?
来るなと言われても側に居たらいいじゃんか。
嫌だと言われても側に居たらいいじゃんか。
元貴に会いたい。
コメント
2件
初コメ失礼しますm(_ _)mここまで見たのですが面白いです!感情がとても伝わってくるのがすごいです!主様尊敬します!神が書いたものなのでは?と思うぐらいです!続きも待ってます!