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また後で来るから、 そう言って涼ちゃんが出てってからどのくらい経ったんだろう。
涙も枯れ、何も考えられず…
嘘。
何も考えたくないのに、 若井の事ばかり考えてしまっている。
考えても、想っても、 若井は戻ってきてくれないのに。
自分が望んだ事なのに…
嘘。
そんな事、本当は望んでなんかいなかったのに。
もし…まだチャンスがあるなら…
もう、嘘…つきたくない…
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る。
若井
大森
涼ちゃんかと思い玄関を開けると、 そこには息を切らした若井が居た。
リビングのソファーに二人で座る。
これが最後のチャンスかもしれない。
理由は分からないけど、 若井はまたぼくのところに来てくれた。
でも、いざとなると怖くて、 若井の顔もろくに見れない。
暫く沈黙が続いた後で若井が口を開く。
若井
若井の言葉に首を横に振って答える。
若井
若井
若井
若井
若井の言葉に驚いて顔をあげると、 若井が真っ直ぐ、ぼくを見ていた。
今…好きって言った?
ぼくの事を…好きって?
泣きそうなになるのを堪えて、 携帯を手に取る。
大森
携帯を持つ手が震える。
若井
若井
若井
我慢してた涙が溢れてくる。
若井
違うよ…
若井
違う、ぼくは若井の事が…
大森
文字じゃなくて、声で伝えたいっ…
若井
もう、うそ…つかなくていいんだっ…
大森
若井
大森
若井
若井に力強く抱きしめられる。
大森
若井
大森
若井
大森
若井が子供みたいに泣くから、 泣けないじゃん。
大森
若井
ぼく達はお互いの気持ちを確かめ合うように、 しばらく抱きしめあっていた。