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時透無一郎

ねえ

粟宮 穂乃花

あとさ

時透無一郎

ねえ

粟宮 穂乃花

なんで私…

時透無一郎

人が話してるでしょ?

時透無一郎

ちゃんと聞きなよ

粟宮 穂乃花

あ?え…うん、ごめん

時透無一郎

僕は迷惑じゃない

粟宮 穂乃花

え、でも

時透無一郎

ねえ最後まで聞きなよ

粟宮 穂乃花

はい

時透無一郎

あとさ

時透無一郎

逆にこういうのが迷惑なんだけど

粟宮 穂乃花

時透無一郎

僕が待ちたいから待つ

時透無一郎

穂乃花が勝手に決める事じゃない

粟宮 穂乃花

た、しかに?

粟宮 穂乃花

でも、あのさ

時透無一郎

なに

粟宮 穂乃花

あの

粟宮 穂乃花

恋人に出来る人って私以外にもいるよ?

時透無一郎

え?

粟宮 穂乃花

だって

粟宮 穂乃花

別に

粟宮 穂乃花

私じゃなきゃ駄目とか…無いんじゃない?

時透無一郎

ねえ、穂乃花ってさ

粟宮 穂乃花

時透無一郎

馬鹿なの?

粟宮 穂乃花

はい?

時透無一郎

僕は穂乃花だから恋人になりたいの

時透無一郎

穂乃花以外だったら意味が無いんだよ

粟宮 穂乃花

…そうなの?

時透無一郎

うん

粟宮 穂乃花

そっか…(やばい、頬が緩む)

時透無一郎

でも、何でそんな事になるの?

粟宮 穂乃花

え?

時透無一郎

いや、穂乃花以外でも大丈夫って思考に

粟宮 穂乃花

ああ、昔

時透無一郎

粟宮 穂乃花

えっと…あの

時透無一郎

昔誰かに言われたの?

粟宮 穂乃花

…うん

時透無一郎

誰が言ったの?

粟宮 穂乃花

叔母

時透無一郎

叔母?

粟宮 穂乃花

うん

時透無一郎

へえ

時透無一郎

それで?

粟宮 穂乃花

え?

時透無一郎

どういう風に言われたの?

粟宮 穂乃花

叔母はね、孤児を預かる人だったの。それでね

粟宮 穂乃花

えっと、あんた以外にも孤児は沢山いるんだよって

粟宮 穂乃花

あんたを捨てて他の奴を世話しても良いんだよって

時透無一郎

ん?穂乃花は叔母の所で育ったの?

粟宮 穂乃花

あー、うん。両親が早くに亡くなったから

時透無一郎

そっか

粟宮 穂乃花

(…こんな話、人に初めて話した)

時透無一郎

おいで

粟宮 穂乃花

え?

時透無一郎

声震えてるよ

粟宮 穂乃花

そうかな?

時透無一郎

うん、だから来て

粟宮 穂乃花

粟宮 穂乃花

どこに?

時透無一郎

ここ

手を広げる無一郎

粟宮 穂乃花

ば!?

時透無一郎

ハグしてあげる、安心するまで

粟宮 穂乃花

いや、遠慮しとく

粟宮 穂乃花

大丈夫だから

時透無一郎

言うこと聞きなよ

粟宮 穂乃花

(げっ、何で睨むの?本当に大丈夫なのに)

粟宮 穂乃花

穂乃花の腕を引っ張る無一郎

粟宮 穂乃花

ちょ!?

ポスッ

時透無一郎

辛かったね

粟宮 穂乃花

粟宮 穂乃花

((ボロッ

時透無一郎

ほら、全然大丈夫じゃないじゃん

粟宮 穂乃花

うぐっ

粟宮 穂乃花

だって、あの無一郎くんが

粟宮 穂乃花

急に慰めてくるからじゃん

時透無一郎

え?あのってどの?

粟宮 穂乃花

ははっ

時透無一郎

ねえ何

粟宮 穂乃花

だって、最初は冷たかったじゃん

時透無一郎

それは記憶がなかった時じゃん

粟宮 穂乃花

あーそっか

粟宮 穂乃花

まあ、でも

粟宮 穂乃花

ありがとう

時透無一郎

どういたしまして

微笑む無一郎

粟宮 穂乃花

(微笑まないでほしいな)

粟宮 穂乃花

(心臓がうるさくなる)

時透無一郎

で、どうする?

粟宮 穂乃花

ん?

時透無一郎

恋人になる?

粟宮 穂乃花

うっ、それは

時透無一郎

気長に待つよ

粟宮 穂乃花

え、でも

粟宮 穂乃花

いつになるか分かんないよ?

時透無一郎

いいよ

粟宮 穂乃花

じゃあ、いつかなろうね…恋人

時透無一郎

本当?

粟宮 穂乃花

うん

粟宮 穂乃花

いつか、ね

時透無一郎

うん、待つよ

粟宮 穂乃花

ありがとう

時透無一郎

ねえ

粟宮 穂乃花

ん?

時透無一郎

今はどんな関係?

粟宮 穂乃花

え!?

粟宮 穂乃花

そりゃあ、友達

時透無一郎

ふーん

粟宮 穂乃花

何?

時透無一郎

まあ、いっか。今はそれで

粟宮 穂乃花

無一郎くん、ありがとう

時透無一郎

いいよ、別に

粟宮 穂乃花

てか、あのさ

時透無一郎

粟宮 穂乃花

そろそろ離れよっか

時透無一郎

え?

粟宮 穂乃花

もう私安心出来たから

時透無一郎

あ、わかった

時透さんと女の子

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