あれから
父さんは治療施設に入り、
あの事件はなかったことになった。
11月も終わる頃。
母さんと街を歩いている時、 母さんは私に尋ねた。
母さん
澪
母さん
澪
澪
澪
母さんは少し驚いた様子だったが、 すぐに優しい笑顔に戻った。
母さん
「家族3人の時間」
ホントはそれが欲しいけど
まだ大丈夫。
今はまだ不揃いな明かりでも
いつかキレイに輝くから。
澪
母さん
澪
澪
母さん
母さんはいっそう優しく微笑んだ
まずは父さんに手紙を書こう。
父さんも闘ってるんだ。
いつか3人で
きらきらな時間を過ごすまで。
母さん、父さん。
大好きだよ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!