今日の朝、
何故か泣いていた。
何か悲しいことがあった訳ではない、
何か嫌なことがあった訳ではない、
何か怖いことがあった訳ではない、
それでも何故か涙が止まらなかった。
空からも雨。
目からも雨。
雨ばかり…
この雨…
私の気持ちを表してるみたい…。
あのっ…!
言わなきゃ…
今ここで…
君への想いを言わなきゃ…
わ…たしっ…!
声が震える…
早く言わなきゃ…
なんで言葉が…
声が…
出ないの!?
き…みの、ことが…っ…
泣きそうな声、
涙が出そうな目。
あと…
一言…
す…
好き…で、した…っ
言えた…
声も…
体も…足も…
心も全部…
震えてる。
ごめん…
ありがとう。
きっぱり断った。
ありがとう、と
微笑んで、
その場を去る。
うっ…
また…な、んで…
ねぇ…
ごめんなんて…
言わないでよ…
ありがとうって…
微笑まないで…
うわぁぁあぁあ…
泣いて、
泣いて、
泣きまくって、
空も泣いて、
心も泣いて、
涙は止まらなくて、
ずっと雨。
これが私の気持ち。
もう…雨しか降らない…
私の心の天気は…
雨以外に何も無い…
晴れることは無いんだと思う…
○月✕日 また、失恋しました
チーぺぺからの挑戦状。
挑戦作品。
「また、失恋しました」
fin.