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11 - nk総受け まるで魔法みたい ②

♥

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2022年11月29日

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なかむ

〜〜♪…ん?

先日受けた依頼を確認しつつ、朝の支度を進める。 そうしていると、隠れ家の外でさく、さく、という足音が聞こえてきた。

なかむ

……誰、だろ…

しゃーくん

あれ、結構奥まで来たのに見つかんないな……

なかむ

あ、……しゃーくん、さん?

しゃーくん

ッぅお!!びっくりした〜

見た事のある顔に、つい話しかけてしまった。 というか、依頼人の名前、まだ覚えてる……、いつもなら聞いても すぐに忘れちゃうのに…。

しゃーくん、という珍しい名前が覚えやすかったのかな。 もしくは…彼も魔力を少し持っているから、印象に残ったのかな。

なかむ

それで何の用ですか…?

しゃーくん

あ、昨日のことで謝罪しようかなと思って…

なかむ

謝罪…?…まぁ取り敢えず入ってきてください

しゃーくん

…ありがとう

謝られることなんて覚えてる限りされてないけど、なんの謝罪だろうか。 でも、彼の手にある甘い匂いのする紙袋に警戒心は解かれ、 つい招いてしまった。

随分古びた家だ。でも、中は案外広くて快適そう。

しゃーくん

あ、これ…食べたかったら

なかむ

!…これクレープですよね…クレープなんて富裕層の人しか買えない…

しゃーくん

母が残したお金は沢山あるからクレープぐらい全然買える

なかむ

い、いいの…?

しゃーくん

いいよw

差し出した紙袋の中身を見て、彼は目を輝かせた。 クールな印象を持っていたので、幼い一面に思わず笑みがこぼれた。

なかむ

…初めて笑いましたね…

しゃーくん

あぁ…そうかも。というか敬語外してくれない?むず痒い

なかむ

え、あ…分かった……

彼はクレープを大事そうに冷蔵庫にしまい、 話も一旦落ち着いたところで、彼に促されるまま席に着く。

なかむ

謝罪、っていってたけど謝ることしてたっけ?

しゃーくん

…会った時に意味もなく怯えちゃった事とか

なかむ

慣れてるし大丈夫だよ、そんな事で謝りに来るなんて律儀だね

しゃーくん

俺言ったけど魔力持ちだから変に怯えられたくなくて…

なかむ

ぇ、……そう、なんだ…

彼はなんだか驚いたような顔をした。 俺変なこと言ったっけ?

しゃーくん

どうしたんだ?

なかむ

え、いや……、変な人だなと思って

しゃーくん

え?なんか変な事言ってたか?

なかむ

…自分で言うのも何だけど、僕を怯える素ぶりが一切見えないから…

何で怯える必要が…、と問おうとした所で察しがついた。

彼は人に怯えられて育ってきたから、寧ろぐいぐいと来る俺が 物珍しいのだろう。

しゃーくん

こんな可愛い人に怯える気にならないからな

なかむ

か、かわ…?//

なかむ

、、物好きな人もいるもんだね…

真っ直ぐこちらを見るじと、としていた目は驚きと照れで、見開かれる。 会った時は人に一切興味がない、と自分から孤立しているオーラがあったが、 見違えるように表情が豊かになった。

しゃーくん

なぁ名前教えてよ

なかむ

あ、僕、nakamu…

しゃーくん

そっか、nakamuね…。取り敢えず用は済んだし今日はもう帰るな

なかむ

…わかった…

しゃーくん

…ふふ、また明日来てもいい?

なかむ

!いいよ…いつでも空いてるから

しゃーくん

おう、また明日

なかむ

うん、また明日

随分心を開いてくれたようで、帰る際には微笑んで手を振ってくれた。

幼い表情、照れた顔、帰り際はにかんだ笑顔。 今すぐにでも戻ってもっとnakamuの色んな表情を見てみたいと思った。

俺は子供の頃から嫌煙され、nakamuみたいに冷たくない表情を投げかけて くれたのは生まれて始めてだった。 そのおかげか、簡単に俺の心臓はnakamuに鷲掴みにされてしまったようだ。

しゃーくん

早く明日にならないかな…

来た時は色んな不安で体が重かったこの獣道も、 帰り、手ぶらな俺はふわふわと浮くように心が軽かった。

なかむ

初めてだな…あんな人

今は夏の嵐のように来て去っていった彼のことで頭がいっぱいだった。

本当に初めて言われる言葉ばかりで戸惑ったけど、 また明日、と言われると心臓が跳ねた気がした。

なかむ

…じゃない、ぶるーくさんと父親を探さないと

殺人にはいつまで経っても慣れないけど、依頼だから仕方がない。 …それにしても、しゃーくんから聞いた話は少し不思議な点がある。

父親は何でぶるーくさんを奴隷に売ったんだろ、 あと聞いた感じ父親は今行方不明。ただ何故父親は逃げたんだろう。 そもそも逃げたのかな…。まさか殺されて…はないか。

まずぶるーくさんを奴隷に売る目的……

なかむ

お金…はクレープを余裕で買う分にはあるんだろうし

なかむ

…“邪魔”だったから…?

虐待するぐらいだし、そんな適当な理由で売っていてもおかしくは無い。

なかむ

でも魔力ある人間の方が売れやすいし、売るとしたらしゃーくんじゃないのかな

なかむ

ぶるーくさんが余程やんちゃだったのかもしれないけど

そう考えるときりが無い、答えも出ないし考えても無駄だろう。

なかむ

明日色々聞いてみるかな…

なかむ

って、あれ?これって…

取り敢えず終わらない思考に区切りをつけて、情報集めのため 広げていた新聞に目を通すと、ある記事に目が止まった。

なかむ

奴隷オークション…。この目玉賞品の子…ぶるーくさんっぽい…

ぶるーくさんの特徴はしゃーくんから、口頭でしか聞いていないため さほど自信はないが、完全に一致している。

なかむ

…このことも明日言うか…

取り敢えず今日は一旦昼寝して、目が覚めたらクレープを食べよう。 と、予定とも言えない予定を立て、ベッドに体を投げる。

なかむ

おやすみ〜…
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