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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

咲良

そういえば最近、アレ、どう?

香織

うーん、やっぱ気を抜くと見えるね。

香織

朝昼晩必ず見るな、って感じ。

咲良

しんどいね...

咲良

今は?

香織

今も居るよ。三人ぐらい。

咲良

そんなに?!

香織

うん。

香織

そこの窓際の席のとこで景色を見てる女の幽霊。

香織

そこのカウンターの近くで走り回ってる子どもの幽霊。

香織

入口のドアに張り付いてる男の幽霊。

咲良

怖くない...?

香織

普通のには慣れた!

香織

たまーに見えるめっちゃくっちゃ怖い幽霊がほんとにだめなの。

咲良

ふむふむ...。私も色々調べて見てるんだけどさ、どうすれば見えなくなるのかって。やっぱ難しいみたいねえ...

香織

私も色んな方法試したからね...

咲良

うーん...

香織

でも、咲良が聞いてくれるだけでほんとに安心するんだ。

咲良

ほんと?安心する?

香織

うん。ほんっとーに。

香織

久々に会ってからちょこちょこ予定入れるようになっちゃったね。恋しくなっちゃって。

咲良

1回会うとダメね、寂しくなって。

二人で顔を見合わせて、 えへへ と笑う。

咲良は本当に、最高の親友だ。

咲良

でもあんまり言いふらしちゃダメよ?

咲良

変な奴寄ってくるよ。

香織

変なやつ?

咲良

何かテレビ局みたいなさ。インタビューとかしに来るよ!

香織

ああ...

咲良

そういえば気になってたんだけど、幽霊とお話とかって出来たりするの?

香織

うん、出来るよ。

咲良

そうなんだ!!

香織

そういえば言ってなかったっけ!

香織

基本的には気さくな人が多くてね、

香織

・・・あっ

咲良

うん?

香織

そういえば、永先生居たじゃない?

咲良

ああ!うんうん!

香織

あの先生がね、いつも助けてくれるの。

香織

怖い幽霊に襲われそうな時に必ず。

香織

っていっても、2回とかだから、たまたまだとは思うんだけど...

香織

でも、でもね!幽霊が居なくなるの!

咲良

落ち着いて落ち着いて、どういうこと?

私は、最近 恐ろしい幽霊が現れると いつも先生が助けてくれること。 そして、先生が助けてくれると 必ずその幽霊が居なくなることを伝えた。

恐ろしい幽霊が出る頻度は割と低い。 例えると、雨が降る確率のような。

今まではそのまま襲われて、 長い体調不良に見舞われたり、 一睡もできない日が数日続いたり、 記憶が無い期間があったりした。

気味の悪いアザが少し残ったり、 足の小指から血が止まらなかったり、 目の色が変わっていたりすることも。

初めの頃は、このまま死んだらどうしようと震えていたが、 最近は少し経ったら大丈夫ということに気が付いた。 でも、その代わり、 前より余計、恐ろしい幽霊に恐怖心を抱くようになった。

香織

目の色が変わるのとかは、カラコンみたいな感じでね!

咲良

アンタ、、、、

苦笑いの咲良。

香織

でも、ほんとにどうしてだろ、、

香織

今までめちゃくちゃ怖い幽霊から逃げきれたこと一度もないの。

咲良

たまたまってわけじゃあ、、無さそうだね?

香織

もしかしたら先生は、私の王子様かもしれない・・・

咲良

王子様って...

香織

天使!

香織

守り神!

香織

ボディーガード!

咲良

ふふ、でも確かに最近元気そうで何より。

香織

うん。よく眠れるもの。

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