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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

年が明けてさらに寒くなってきた2月頃

いやでも夢に出てくる

最悪で最高の思い出

俺がまだ小学生にもなってない

5歳の時

親が突然、死んだ

もうすぐで誕生日だった俺への

プレゼントを買いに行っていたらしい

相手の居眠り運転が原因で

両親とも打ちどころが悪く即死

幼稚園の先生がすごい焦った顔で

俺を病院まで連れてってくれた

kr

ね〜ね〜!

kr

せんせ?

kr

なんでお母さんとお父さんねんねしてるのぉ?

kr

まだお昼寝の時間じゃないよー

先生

あのねッkrくん…

kr

んぅ?

先生

krくんのお母さんとお父さんは…

先生

お空の遠いところに行っちゃったのッ

kr

お空…?

先生

だからッもう

会えないのッ

kr

え…

俺の小さい頭では分からなかった

なんでもう会えないの?

大好きだったのに…

それから俺は祖父母に引き取られて

小学生になった

ある授業参観の日

いつもは忙しい祖母が 来てくれることになった

kr

(今日はおばあちゃんが来る!…)

kr

(授業頑張っちゃお!!)

キーンコーンカーンコーン

ガヤガヤ

kr

(!)

kr

(おばあちゃんだ!)

おばあちゃん

ニコッ

おばあちゃん

(*´▽`*)ノ))フリフリ

kr

(*´▽`*)ノ))

授業が終わり

1人のクラスメイトが話しかけてきた

ガキ

なー!kr!

kr

ん?どしたー?

ガキ

krのお母さんなんか老けてね?w

kr

あ、、

kr

実は俺、両親いなくてさ

kr

おばあちゃん達と暮らしてるんだ…

ガキ

え!なにそれ!w

ガキ

初耳なんだけどw

ガキ

てかなんで両親居ないんだよw

ガキ

もしかして

捨てられたの?w

kr

は…?

俺はその言葉が衝撃的すぎて

何も言えなかった

クラスメイト達

え?捨てられたん?w

クラスメイト達

クスクス

クラスメイト達

なにしたら親に捨てられんだよw

クラスメイト達

どこに捨てられたん?w

クラスメイト達

公園?川とか?w

クラスメイト達

もうkrのこと忘れてんじゃね?w

一瞬でクラスがザワついた

俺は「違う」その一言が言えなかった

怖かったんだ

この大人数と戦うのが

否定されるのが

この日から俺の最悪な日々が始まった

kr

ガラガラ

バッシャーン!!

kr

え…

kr

ポタポタ……

次の日、教室に入ると

バケツいっぱいに入った水をかけられた

kr

クラスメイト達

クスクスw

クラスメイト達

片付けといてよねーw

捨て子w

kr

(!…)

kr

(捨て子…かぁ)

kr

(あの時、違うって言えていたらな…)

kr

テクテク

kr

?!

kr

(落書き…?)

俺の机にはたくさんの落書きがあった

「捨て子」「くさい」「学校来んな!」

どれも俺の心に刺さる言葉だった

kr

(これも…消さなきゃな)

そんな毎日が続いた

キーンコーンカーンコーン

kr

(あーあ…)

kr

(きちゃった…)

kr

(休み時間)

俺は休み時間が大っ嫌いだった

どうも居心地がわるくて

なんか気持ち悪くて

だからいつも教室にはいなかった

kr

ガタッ

kr

(今日も行くか…)

kr

ふぅ…

俺は嫌なことがあった時

1人になれて落ち着ける

屋上前の階段に腰を下ろしていた

kr

(やっぱ落ち着くわぁ〜)

kr

(もう…前みたいに仲良くしてくれないのかな)

kr

(おばあちゃん達は俺を助けてくれたのに…)

kr

はぁぁ

俺がでかいため息をついたとき

sm

sm

なにしてんの

kr

?!

すっごくびっくりした

いつもは誰も来る気配ないのに

この日だけは違った

kr

あ…えと、、

kr

(同じクラスのsmくんだ…)

kr

(あんまり話したことないけど…)

kr

(どうしよう…にげる?)

sm

コツコツ

sm

ふぅ

smは俺と同じように隣に座った

sm

なんか悩んでんの?

kr

え…?

sm

まぁそら悩むか、

sm

虐められてんだもんな

kr

ッズキ

kr

(何この子、めっちゃど正直に話してくるじゃん…)

kr

(普通、もうちょっとオブラートに包むでしょ…)

最初はちょっと変わった子だな としか思ってなかった

sm

違うんだろ?

kr

?!

sm

本当は捨て子なんかじゃないって

sm

俺は思ってるけど、違う?

kr

し、信じてくれるの…?

sm

あぁ、もちろん

sm

俺はあいつらとは違う

kr

…(信じて、見ようかな?)

kr

実は…

俺は本当のことを話した

kr

…ってことなんだけど、、、

kr

チラッ?

smくんが急に静かになったので 俺はふと隣を見た

kr

?!

sm

…グスッ

kr

(な、ないてる!?)

kr

え、ちょ

kr

大丈夫…?

sm

…んッ

sm

ごめ、そんな家庭だったなんて知らなくてッグス

kr

いいから!泣き止んで〜

kr

落ち着いた?

sm

うん…

sm

ごめん、、

kr

何に謝ってんの?

kr

smくんが謝ることなんて1つもないでしょ?

sm

お前のことなんも知らないのに無神経なことを聞いた…

kr

全然、いいよ

sm

良くないだろ!

kr

ビクッ

sm

お前、話してる時

sm

めっちゃ悲しそうな顔してた

sm

今にも泣きそうな顔…

kr

(え…)

sm

なぁ

sm

俺に救わせて欲しい

kr

救う…?

sm

俺と

友達になって欲しい

kr

!!

kr

なってくれるの?

sm

あぁ

sm

俺がお前の光になってやる

この日から始まった

俺の最高の日々

俺たちの壊れた日常

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