太宰治
中原中也
手前は死にたいんじゃねえのか?
太宰治
太宰治
太宰治
死は日常の延長線上であり一部だ
太宰治
太宰治
生きるに組み込まれた機能の一部に過ぎないからだ
太宰治
生きる事の全体像は掴めない
中原中也
太宰治
杏堂〇〇
先代首領
と、斬りかかってきた首領の大鎌を 頭を下げて避ける太宰。
先代首領
太宰治
杏堂〇〇
攻撃を避けつつ亜空間の太宰が壁に触れようと試みるも、 壁を動かされてしまう。
太宰治
中原中也
跳んだ中也が蘭堂さんに蹴りを入れようとすると、 矢張り亜空間で阻まれる。
蘭堂
荒覇吐を異能生命体として取り込もうとした
蘭堂
周囲の全てを吹き飛ばしてしまった
蘭堂
蘭堂
中原中也
杏堂〇〇
足をあらぬ方向に捻られ、地面に体を投げられる中也。
大きな亜空間を投げ飛ばされるも、 それは中也のダメージにはならなかった。
蘭堂
衝撃を受けきったのか?
中原中也
中原中也
そうすりゃ、一寸は愛着が湧くと思ったんだ
中原中也
蘭堂
此の身に感じる寒さも吹き飛ぶか!
先代首領
杏堂〇〇
杏堂〇〇
効果が薄いであろう私自身でもクラクラする程の 甘ったるい香りが充満する。
「甘香・滅殺」。鼻から毛細血管や粘膜へ、 数秒も経たぬ内に体中に行き渡って臓器が腐る。
私の異能力の最終兵器だ。
太宰治
中原中也
先代首領
杏堂〇〇
中原中也
とっくに動けなくなっている筈の先代が、 太宰の負傷している左腕に鎌を突き刺した。
ギリギリと音を立て、包帯が千切れると、 中にあったのは腕ではなく鉄の塊だった。
太宰治
中原中也
二人が手を伸ばす。もう少しで触れそうな距離。
先代首領
杏堂〇〇
太宰の方へ鎌を振りかぶった先代に、 横から肩に跳び乗って阻止する。
既に死んでるから甘香の効きが悪かったらしい。 でも効果が無いわけではない。現に───
杏堂〇〇
私が懐から隠していた拳銃を取り出して 先代の胸を撃ち抜くのと、
太宰と中也の手が触れ合い、握り締めたのが ほぼ同時の出来事だった。
蘭堂
中原中也
中原中也
亜空間が解かれて防御する事が出来なくなった蘭堂さんを中也が殴りつける。
先代首領
太宰治
太宰治
最後の力を振り絞って振り上げられた鎌を避け、 太宰は先代の口に鉄塊を突っ込んだ。
太宰治