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夕方の体育館
愛
体育館のドアがいきよいよく開いた
バスケ部の男子たち
陽翔はその中でドリブルをしている
陽翔
愛
愛の陽翔好きは学校誰もが知っている
でも愛はそんなこと気にしない!
愛
陽翔
素っ気ない態度だが、陽翔の声は少しだけ柔らかい。
この変化に気づけるのはきっと、愛だけ
愛
陽翔はため息をついてドリブルをしていた手をとめる
陽翔
愛の方に近づいて、手に持っていたタオルを愛の頭の上にのせる
陽翔
愛
愛の頬が一気に赤くなる
周りの部員たちが茶化す
バスケ部の男子たち
バスケ部の男子たち
そんな声にも陽翔は動じない
陽翔
愛
そう言って笑う愛の顔を陽翔はほんの一瞬見つめる
陽翔
愛
その愛の言葉に陽翔の手がピタリと止まる
陽翔
愛の心臓が跳ねる
今まで何度も「すき」って言ってきたけれど
陽翔が答えたのは初めてだった
愛
愛が小声で言うと、陽翔は愛を見る
陽翔
愛
陽翔は赤くなった顔を愛にばれないようにタオルで隠す