私の血を使えば地に植物が咲き
私の羽を使えば回復薬が作れ
私の心の結晶を使うと希少病を直せ
私の力を使えば世界が滅びる
そんなくだらないことで私を捕まえて実験台や商品にするやつもいた
でももう…そんなものはもうない…
これで自由になれた、
もう誰にも狙われない…
記憶はなくなったけれど…
あい
あれ……ここは…
あい
なんでこんな血まみれなんだろ…
あい
とりあえずここは怖いし…あるいてみよ…
あい
ここは…神社?…
??
ん?誰だお前は!
あい
ビクッ
あい
あ…えっと…
??
ん?この魔力…お前!人ではないな!
あい
え?…いや…わからないけど
??
まぁいい
??
自己紹介がまだだったな
蒼狐
俺は蒼狐だ!
あい
狐?…
蒼狐
あぁこれは仮の姿だがな
あい
へ〜…
蒼狐
というかお前…なんで剣なんか持ってんだ?
あい
えっと…あんまり覚えてなくて、
蒼狐
そうか…(わんちゃんあとで夢姫にたのむか…
蒼狐
まぁいいとりあえずなにかわかるまで中にいな
あい
え?…いいの?…
蒼狐
逆になんでだめなんだよ
あい
えっと…じゃあお邪魔します…
蒼狐
よし…シュンッ
蒼狐
夢姫〜いるか〜?
夢姫
あら…蒼じゃない…
夢姫
そんな姿で来たの?
蒼狐
はぁ…ボンッ
蒼狐
なんで人の方がいいんだよ…
夢姫
あなたのせいで森の動物が怯えているのよ?
蒼狐
わかったって…
夢姫
それで?要件は?
蒼狐
俺の神社に記憶のない女がきたんだよ…
蒼狐
そいつの記憶を探してくれないか?
夢姫
いいわよ…ちょっと待ってて…
数分後
夢姫
おかしいわ…
蒼狐
何が?
夢姫
あの子の夢蝶がどこにもないの…
蒼狐
はぁ??
夢姫
普通なら一人に一匹は夢蝶が存在するのだけれど…いないのよ…
蒼狐
まじかよ…それじゃあ探せねぇじゃねぇか
夢姫
とりあえず私もできる範囲は探すから
夢姫
あなたもお願いしていい?
蒼狐
わかった
夢姫
どういうことなの…







