この作品はいかがでしたか?
110
この作品はいかがでしたか?
110
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主
主
主
主
主
海里
海里
主
海里
主
海里
慶
海里
海里
慶
慶
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
昔、昔
それほど遠くない私の話
私は一般人の間に生まれた
言葉が早いわけでもない
立つのが早いわけでもない
特別な才能がある訳でもない
普通の女の子
でも
見た目は普通では
ありませんでした
水色と黄色の瞳
青い髪色
お母さんとお父さんは
私と目を合わせるどころか
私を見ようともしてくれなかった
私は正直
自分が嫌いだった
私は何度も何度も
お母さんとお父さんに謝った
海里
海里
お父さんとお母さんは
私に背を向けて言う
「貴方は悪くない」
外は怖い
私はずっとそう言われてきた
ずっとここにいれば大丈夫
私は感情が消えかかっていた
あの日いつもどうり朝が来た
いつもどうり外には出られない
そんな日…
のはずだった
朝起きるとお父さんとお母さんは
居なかった
冷蔵庫にはありったけの食材
棚には大量のお金
私は一瞬で状況を理解した
海里
海里
親に見捨てられた時でさえ
悲しいなんて感情は無かった
海里
そこには置き手紙
海里へ ごめんなさい。急に… でもこうすればお互い楽になる 貴方は今、16歳になった お金と家があるから生活できると思うわ もし…貴方が外の世界に出ると言うのならば、言いづらいけど「いじめ」というものにあってしまうかもしれない。………………… それと、こんな噂を聞いたの この辺りには貴方と同じ症状で 悩む同い年の子が居るってね ほんとかは分からないけど一応伝えておくね 最後になるけど ごめんね、海里 愛してるよ お母さんより
海里
私はそのワードにしか目が行かなかった
海里
悲しむ余地もなく
その子を探した
必死に…ただただ必死に
報われる日を願って…………
主
主
主
主
主
主