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絵下手な💚すい(ぴちりす)
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あの雨の日から数日後
私はお気に入りのエプロンを身につけ、駅前の小さなカフェでアルバイトをしていた
すみれ
あいかわらずお給仕の時も緊張して声が小さくなってしまうけれど、優しい店長や常連さんに支えられて、なんとか頑張っている
その日の午後、店内が少し落ち着いた時間に、2人の男の人がお店に入ってきた
1人は青い髪をした、どこかおっとりした雰囲気の人
もう1人はメガネをかけた、とても知的な雰囲気の人
すみれ
そんなことをぼんやり思いながら、私は注文された温かいブレンドコーヒーを2人のテーブルへと運んだ
すみれ
ペコリとお辞儀をして、私がカウンターへと戻った、その直後だった
ガシャ、と派手な音が響く
男の人
男の人
男の人
振り返ると、青い髪の男の人が慌てて立ち上がっていた
テーブルの上にはひっくり返ったカップ
そして、彼のズボンには、淹れたての熱いコーヒーがみるみるうちに染みを作っていく
すみれ
いつもなら知らない人に話しかけるだけで心臓がバクバクする私が、その時だけは体が勝手に動いていた
カウンターから氷をいくつか清潔なタオルで包み、新しいおしぼりと、お店のシミ抜き用スプレーをひっつかんで、2人の席へと駆けつける
すみれ
すみれ
男の人
すみれ
すみれ
私は膝をついて、緊張で震える手で、彼のズボンに氷を優しく当てた
「あ、ありがとうございます……」と呆然とする青い髪の人をよそに、私はおしぼりにシミ抜きスプレーを吹き付け
トントンとリズミカルに、けれど手早くコーヒーの汚れを叩いて落としていく
すみれ
すみれ
一通りの応急処置を終えてパッと顔を上げると、青い髪の人も、メガネの人も、目を丸くして私をじっと見つめていた
男の人
男の人
メガネの人が感心したように呟く
男の人
男の人
青い髪の人が、ふにゃりと太陽のように眩しい笑顔を浮かべる
私は急に恥ずかしくなって、「い、いえ! お粗末さまでしたっ!」と真っ赤な顔でペコリと頭を下げ、逃げるようにバックヤードへ引っ込んでしまった
トクトクと跳ねる胸を押さえながら、私は思う
お礼を言ってもらえて嬉しかったな、って
でも、この2人が、あの「赤髪の男の人」と同じグループのメンバーだということに、私はまだ気づいていなかった
コメント
3件
なお兄とモフ君だろこれ
みぅ🤍🥀です、読ませてもらいました🌙 すみれちゃん、普段はあんなに緊張しちゃうのに、誰かが困ってる瞬間は体が勝手に動くなんて……それってすごく優しい証拠だと思う。青い髪の人の笑顔、まぶしかったなあ。でも最後の一文で一気に「あっ、この二人、あの雨の日の人たちとつながってるんだ……」ってなって、まだ謎が残ってる感じがいい。続き、ちゃんと読みたいです🤍