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夜の帰り道。
コンビニの明かりがまだ足元を照らして
その明かりが消えかかる少し手前。
SOTA
SOTA
SOTA
電柱の後ろ側に小さな影を見つける
立ち止まるとそれは
しゃがみこんでいる小さな女の子だった
SOTA
声をかける前に、一瞬戸惑った
でも放っておけなくて
ゆっくり近づいた。
SOTA
SOTA
女の子は顔を上げる
SOTA
ただひどく″無″の表情。
SOTA
首を横に振る
SOTA
また、首を横に
壮大はしゃがんで、目線を合わせる
SOTA
少し間があって、考えているような感じだ
…わかんない、
胸の奥がきゅっとした。
SOTA
頭によぎる選択肢。
でも、この子は逃げない。
ただ、そこにいる。
SOTA
初めて頷いた。
ちょっと、…さむい
壮大は上着を脱いで、女の子に着せた。
SOTA
SOTA
家に着いてリビングには
メンバー達が居た。
JUNON
RYUHEI
壮大は困った顔で頭をかく
SOTA
MANATO
真人は立ち上がり驚いた顔を見せる
女の子はぐっと壮大の服を掴む
LEOが一番初めにしゃがんだ
LEO
、…こんばんわ
慣れない様子で、言葉を出す女の子
︎︎
ソファに座らせて、ココアを持たせる樹音
真人が聞く
MANATO
MANATO
MANATO
どれも首を振るばかり
誰も、それ以上聞かなかった
SHUNTO
服も靴もボロボロ
サイズも合っていない。
︎︎
そのままうとうとして、目を閉じていく女の子
「今日だけ」のはずだった時間は
ゆっくり形を変えていった
翌朝。
リビングには、いつもより早い光が入っていた
ソファの端で、女の子は座っていた
音も立てずに。
一番最初に気づいたのは玲王だった
LEO
おはよ、う。
ごめんなさい、
慣れていない喋り方の中で
やけに「ごめんなさい」だけきちんと聞こえる違和感
LEO
LEO
えらい、…?
LEO
少し肩の力が抜けたように見えた。
それだけで、玲王は安心したように微笑んだ。
MANATO
、…いいの、?
MANATO
小さく切ったトーストを皿に載せて出した。
女の子はゆっくり噛んで食べる
少し遠い場所から様子を見ていた瞬斗。
SHUNTO
女の子はゆっくり首を振る
がっこう、しらない。
SHUNTO
それだけ。
少しテレビの音量を下げた。
樹音はソファの向かい、竜平は床に座り目線を合わせる
JUNON
…ちょっとだけさむい
JUNON
ブランケットをそっと掛ける
触れ方は慎重に
RYUHEI
RYUHEI
うるさくない、よ
RYUHEI
そんな会話をしながら、一日は過ぎていく。
夕方。
日が傾いて、リビングの床には長い影が伸びている。
女の子は外をじっと見つめてから、口を開く
ゆっくりと
、ねぇ
壮大の服の裾を引いた
視線を落としたまま、声を絞り出す。
…ここ、いてもいいの…??
それぞれが息を吸って
視線を上げ
動くのを止める
玲王がまたしゃがんだ
LEO
即答だった
女の子は顔を上げる
SHUNTO
SOTA
MANATO
RYUHEI
JUNON
女の子の目が潤むけど
泣かない
ほんと、…??
壮大が最後に言う。
SOTA
じゃあ………ここ、いたい。
その言葉が、家の中に落ちた。
その瞬間から
この家は
″帰る場所のない女の子″の居場所になった