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逃がさない

16 - 座敷童子<朱桜司.桜河こはく>

♥

12

2024年03月07日

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〇〇(あなた)

ねえ、お爺ちゃん。

👴

何じゃ?〇〇。

〇〇(あなた)

うちの家に、座敷童子さんがいるって本当?

👴

…誰から聞いた?

〇〇(あなた)

え?お母さんから…

👴

…あぁ、おるよ。それも、二人おる。

〇〇(あなた)

えっー!!二人もいるの!?

👴

…あぁ、おるよ。

〇〇(あなた)

会えるかなぁ?

👴

もう、お前は18歳じゃ。そろそろ見えなくなる年頃じゃろ。

〇〇(あなた)

そうだよねぇ…見えたら良いなぁ。

👴

そんな事より、早く寝なさい。

👴

明日も朝、早いんじゃろ?

〇〇(あなた)

うん、そろそろ寝るね!

〇〇(あなた)

おやすみ!おじいちゃん!

👴

あぁ、おやすみ。〇〇。

〇〇(あなた)

ふわぁ…おやすみなさぁい…

スゥ…スゥ…

こはく

坊、〇〇はん寝はったで。

そうですか…今日も何事もなかったようで…一安心です。

こはく

いや、そうとは限らへんで。

なぜそう言うんですか?

こはく

それ、みぃや。

??

坊が手にしたもの、 それは…

御姉様のスマホ…?

スマホがどうかしたのですか?こはくん。

こはく

そのスマホに、知らん男の連絡先が入っとってん。

!!

こはく

それ、確か〇〇はんがあんまり好きじゃなかった男や。

こはく

…どないする?坊。

…そいつを〇す以外方法はないでしょう?こはくん。

こはく

わかっとるやん、坊。

行きますよ、御姉様の笑顔を守るために。

こはく

おん、任せとき。坊。

私/わしの御姉様/姫はんに 手を出したやつは 誰であろうと 許しません。/許さない。

私のご先祖様は、 戦後に大変な思いを されたそうです。

お金も家も家族も バラバラになりました。

でも、ご先祖様は 希望を捨てず "希望の光"という 名前の旅館を 始めたんです。

そうしたら、 いつしか この旅館に 座敷童子が 出ると噂されるように なりました。

ご先祖様は、 元々そういった 妖怪や怪異を 邪険に扱わない 人だった為 丁寧に接したそうです。

実際、私が生まれた時や 親、祖父母が生まれた時も 大きな災害は無かった。 と祖父母が教えてくれました。

ご先祖様は、 座敷童子に名前を つけたそうです。 洋菓子が好きな方を 司 和菓子が好きな方を こはく …と。

男2

なあ、お前さ。この前、〇〇ちゃんに話しかけて連絡先ゲットしてたじゃん?

男(ks)

あーっwしたよw遊び甲斐がありそうな女だったからさーw

男2

お前さいっていだなぁーw

男(ks)

いやだってさ?w金ある女を男が見逃すわけねぇーだろ?w

男2

まあ、確かになーw

……さ…い

男(ks)

あ?お前なんか言った?

男2

えっ?言ってねーけど。

ゆ…さない

男2

えっ、今のは俺も聞こえた!!

男(ks)

に、逃げようぜ!!

ゆるさない

男(ks)

ひぃっ!!

男2

ど、どうしたんだよ!?

男(ks)

お、おまえ…うしろ…

男2

えっ?どうしたんだよ?

男(ks)

や、やべぇって!!

こはく

だから…どないしはったん?

男(ks)

ひいっ!!

男(ks)

だ、誰だよ!!お前!!

こはく

はあ…まだしらばっくれるんか?

こはく

坊、こいつもうダメやわ。

そうですか、では…

消えてもらいましょう。

男(ks)

はっ…??

ズズズ…

男(ks)

な、なんだよ!?これ!!

あぁ、暴れない方が良いですよ。

まあ、あなたが〇にたいならどうぞ暴れてください。

男(ks)

な、なんで…あいつはどこいったんだよ!?

あぁ…先程の彼ですか?

こはく

あいつは、坊の執事や。どのみち、あんさんには味方がおらんってことや。

男(ks)

く、くそぉ!!

では…さようなら。

こはく

もう2度と、〇〇はんに近づかんといてな?

まっ、もう逃げられへんけどな。

えぇ…逃げられませんがね。

男(ks)

や、やめろ…

男(ks)

やめろぉぉぉぉぉ

〇〇(あなた)

うん…?

〇〇(あなた)

あっ、もう朝じゃん!

〇〇(あなた)

やばいやばい!遅刻しちゃう!!

カラン…

〇〇(あなた)

って…これなんだろう?

机の上には、 手紙が置いてあった。

〇〇はんへ 邪魔者は消しておいたで。 安心して学校行きや。 風邪ひかんように、 あったかい格好で行くんやで? ほな、坊とわしは そろそろ仕事行ってくるから 何かあったらいつでも呼んでな? こはくより

〇〇(あなた)

…爺ちゃんったらまた変なもの書いたのかな?

〇〇(あなた)

まあ、いいか!

〇〇(あなた)

それより、早く行こう〜と!

パタン…

ふふ…

おや、今回は私とこはくんのようですね?

こはく

…何読めませんねん、シバいたろか。作者、ホンマに。

えっと…どうやら、どうして〇〇さんに執着するようになったか。を語ってほしいそうです。

こはく

は??そんなん決まっとるやろ、〇〇はんのご先祖様が、〇〇はんを心配してわしらに守るように任せはったからに決まっとるやろ。

まあ、それもありますが…一番はやはり、御姉様の優しさですかね?

こはく

それもあるな、〇〇はん誰にでも優しい子やから。

ええ、優しすぎて時々心配になりますが…(笑)

おっと、そろそろ御姉様が帰ってくる時間ですよ。こはくん。

こはく

んっ、ほんまや。そんじゃあ、わしらそろそろお暇させてもらうわ。

ここまでのご観覧、
ありがとうございます。御姉様。

いいね、コメントよろしくお願いします。

こはく

あ、それとフォローもよろしく頼むで。

こはく

じゃあ、また会おうな。〇〇はん。

お疲れ様でした、御姉様。

この作品はいかがでしたか?

12

コメント

7

ユーザー

そこの2人で出てくるのが好きすぎて…かさくんとこはくん絶対司令とか言いながら夢主の事大好きじゃん…!!

ユーザー

うっっっわぁぁぁぁぁぁ...!!!!ほんとに最高です...😇😇😇

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