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ピンポーン

恐る恐る、確認すると…

そこには三ツ谷くんが立っていた

ガチャッ

み、三ツ谷くん…

三ツ谷

夢、大丈夫か?

三ツ谷くんは、 怒る様子もなく聞いてくる。

…怒ってないの…?

三ツ谷

怒ってねぇよ

三ツ谷

それとも、怒ってほしかったのか?

…そういう訳じゃ、ないけど…

あいつがいないか辺りを確認する

三ツ谷

夢?

…とりあえず、入って

ごめん、突然…

三ツ谷

いや、いいけど…

三ツ谷

上がって、良かった…のか?

…うん、大丈夫

三ツ谷

そっか

三ツ谷

それで、どうしたんだよ

私は、あの手紙を三ツ谷くんに渡す

三ツ谷

…会いに行くのか?

行かない

行きたくない

…もう思い出したくも、

顔も見たくない

もし、会いに行ったとして…

何があるんだろう

謝られた所で何にもならない

私の時間が…気持ちが…

帰ってくる訳でもない

三ツ谷

…それで、本当にいいのか?

いいって何が?

いいに決まってる

今、会って謝られてどうなるの?

私の時間は帰ってこないのに

三ツ谷

…それは、そうかも知れない

三ツ谷

でも、ちゃんと向き合うことで

三ツ谷

スッキリするんじゃないか?

三ツ谷

少なくとも相手は…

三ツ谷

向き合う覚悟をして、会いに来たんだと思うぞ

…そんなこと言ったって…

拳に力が入る…

三ツ谷

怖いのは、わかる

三ツ谷

…全部はわかってやれねぇけど

…三ツ谷くんに、何がわかるのっ!!!

続く…

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