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さーてさてさて(メリオダス風w)

乱歩さん関係の小説投稿していきます!!

いえーい!!

此処で注意事項

⚠注意⚠ ・主は、腐っております ・BLありまくり(えろいのも・・・・・・) ・暴力的シーンもあるよぅ! ・乱歩さんが出る小説しか書きません! ・キャラ崩壊可能性 大

以上です

「無理・・・・・・」と思ったら、ブラウザバック!

準備はいいですか?乱歩さん

乱歩

僕はいつでもー

(なんて雑な・・・・・・)

今回は、福×乱で!

どうぞ!

先程、途轍もなく厄介な依頼主がやって来た。 彼は、社長・福沢諭吉に、毒を散々吐いて去って行った。 其の福沢は大変ご立腹で、今にも堪忍袋の緒が切れそうだった。

だが、乱歩はそんなこと知らず、社員・国木田独歩を困らせていた。           ・・・・ 其の様子を見て、福沢は怒鳴った。

福沢

乱歩!いい加減にしろ!

乱歩

えっ・・・・・・

福沢

私だったらどう困らせても構わない!

福沢

だが、社員に迷惑をかけるな!

乱歩は、下を向いた

福沢

何時もそうだ!お前は自由すぎる!
限度という者があるだろう!

福沢

そんな事も知らんのか!!

すっ、と乱歩が顔を上げた。其の顔には――

もう泣きそうな顔で涙が浮かんでいた。

乱歩

ガチャッ

乱暴にドアを開け、乱歩は出て行ったしまった。

福沢

・・・・・・はっ

中島

福沢・・・・・・さん?

はやく・・・・・・追わないと・・・・・・

太宰

そうだね。手分けして探そう。

福沢

・・・・・・っ

中島

社長・・・・・・?

福沢

私のせいだ・・・・・・。私が、あんなこと、云わなければ・・・・・・!

福沢

乱歩を・・・・・・乱歩を傷つけることは・・・・・・!

太宰

大丈夫ですよ。

自分を・・・・・・責めないで・・・・・・です。

国木田

・・・・・・行きましょうか

福沢

・・・・・・嗚呼。

外は、雨が降っていた

中島

乱歩さーん!

太宰

どこに居るんですかー!

国木田

帰ってきて下さーい!

福沢

私はもう・・・・・・怒っていないぞ・・・・・・!

プルルルル・・・・・・プルルルル・・・・・・

・・・・・・電話・・・・・・なってる・・・・・・ます。

福沢

あ・・・・・・

其れは乱歩からだった。

福沢

通話終了

通話
00:00

乱歩

ねえ、福沢さん

福沢

乱歩!何処に・・・・・・居るんだ?

太宰

(何時もは「社長」なのに・・・・・・「福沢さん」って云ってる・・・・・・)

乱歩

太宰じゃあ無いけどさ

乱歩

死にたい

乱歩

って思うときは、本当にあるんだね

福沢

何を・・・・・・!

乱歩

其れでさ

乱歩

死のうと思えば、死のうとできるんだね・・・・・・。

福沢

・・・・・・まさかっ・・・・・・!

乱歩

嗚呼

乱歩

風が冷たいよ

乱歩

じゃあね、福沢さん。

「サヨウナラ。」

ヒュー・・・・・・ボチャン

乱歩

通話終了

通話
41:04

福沢

電話が・・・・・・切れ・・・・・・た。

太宰

・・・・・・自殺、かもしれませんね

中島

・・・・・・一体何処でしょう!!すぐ探さなきゃ・・・・・・!!

国木田

大凡ですが・・・・・・○○橋だと思われます。彼処の下は川です。とても深い。
ボチャン、と言う音は、恐らく・・・・・・落ちたときの音でしょう。

宮沢

行きましょうか!

福沢

・・・・・・嗚呼!

橋にやって来た武装探偵社一同

中島

アッ・・・・・・彼処!

中島が指を指したところには ・・・・        血まみれの乱歩がいた。 身体を抱きかかえるような格好だった。

太宰

っ・・・・・・乱歩さん!

福沢

乱歩・・・・・・おい・・・・・・乱歩!

福沢が、抱きかかえてみるも、目を開けない。 乱歩は、かすかな呼吸をしていた。 目からは、涙が――。

国木田

息はあります!病院に・・・・・・!

与謝野さんは・・・・・・今居ない・・・・・・。

谷崎

なんでッ・・・・・・こんな時に・・・・・・!

宮沢

僕が連れてきます!・・・・・・よいしょ!

乱歩は無事病院に運ばれた。 だが、ずっと目は閉じられたままだった。

太宰

失礼します・・・・・・。

太宰は、「江戸川乱歩」と書かれた病室に入った。 其処には、身体にチューブがつなげられ、額の部分、身体全体に包帯を巻き、長いことまつげを上げない乱歩と福沢が居た。

太宰

・・・・・・社長

福沢

・・・・・・なんだ

太宰

私が乱歩さんを見ときますから。一度、かえって寝て下さい。

福沢

・・・・・・否、乱歩がこうなったのは、私の責任だ。
私が看病しなければならない。

太宰

・・・・・・でも

福沢

・・・・・・?

太宰

乱歩さんが起きたとき、貴方が倒れたら如何します?乱歩さんは・・・・・・喜びますか?

福沢

・・・・・・!

福沢

其れも・・・・・・そうだな。

福沢

では・・・・・・少し休ませてもらおう。
乱歩を・・・・・・頼むぞ。

太宰

はい。

目の前が真っ暗になった。

福沢

「そんな事も知らんのか!!」

ソンナコト。

ドンナコト?

乱歩

(分からない。僕には・・・・・・僕だけ・・・・・・分からない・・・・・・!)

ボクダケ。

ミンナハワカルノニ。

ボクハワカラナイ。

乱歩

(・・・・・・分かった・・・・・・)

乱歩

(僕は・・・・・・僕は社長に・・・・・・)

嫌われたんだ。

身体が動いた。もう、此処に居たくない。 誰も分かってくれない。 福沢さんも分かってるふりをしていた。 僕は誰にも理解されてない。 こんな世界――

乱歩

(居たくないや。)

武装探偵社を出て、近くの橋の欄干に立った。 何時もは怖い、高さ。 不思議と今は怖くない。

乱歩

・・・・・・

雨が降っていた。 寂しくなった。

乱歩

・・・・・・そうだ。

最後の電話を「福沢さん」にかけた。 「福沢さん」は驚いてた。 僕はうっかりした。 電話を切らずに落ちちゃった。

乱歩

(・・・・・・あ)

石に頭を強くぶつけた。 川に流れるガラス片は、僕の身体に傷を作り続けた。 だけど、痛みは感じなかった。

乱歩

(此れが・・・・・・死ぬって事かな。)

後悔は無かった。其れなのに――

乱歩

・・・・・・っ

・    涙が出た

目から流れた。 もう嫌なのに。 この世界が嫌いなのに。 なのに・・・・・・なのに涙が。 ずっと、ずっと、止まらなかった。

江戸川 母

「生きなさい」

江戸川 父

「生きて、沢山の人と出会い、交流しなさい。」

乱歩

(・・・・・・っ!!)

声が聞こえた。 死別した、父上と、母上の。 其れで――

生きてもいいかな

そう思えたんだ。

乱歩

・・・・・・っ

太宰

乱歩さん!

乱歩

・・・・・・ハァ

乱歩

なんで、イッ・・・・・・タ

太宰

大丈夫ですか?

乱歩

大丈夫じゃあ、無いけどさ・・・・・・

乱歩

・・・・・・福沢さんは?

太宰

今から、電話して呼びますね。

乱歩

・・・・・・否、しなくていいよ

乱歩

どうせ寝てるでしょう?

太宰

まぁ、そうなんですけどね・・・・・・。

太宰

・・・・・・ねぇ、乱歩さん。

乱歩

んー?

太宰

どうして、「社長」じゃなくて、「福沢さん」って呼ぶようになったんですか?

乱歩

・・・・・・昔もこうだったなー、って思っただけだよ

乱歩

深い意味は無いさ・・・・・・イッタタタタ・・・・・・

太宰

乱歩さん!

乱歩

五月蠅いなあ、もう

乱歩

傷に響くよ・・・・・・ハァ

乱歩

・・・・・・電話してよ。福沢さんに。

太宰

えっ・・・・・・あ、はい。

太宰

通話終了

通話
00:00

福沢

・・・・・・なんだ

太宰

あ、社長。乱歩さん、起きました。

福沢

そうか、今行く。

太宰

・・・・・・ちゃんと寝ましたよね?

福沢

結構

太宰

ならいいです!

太宰

では

福沢

嗚呼。

太宰

通話終了

通話
00:34

太宰

よしっと

乱歩

あーあ。社長が来るまで、暇だなぁ~
ねえ太宰、なんか無い?

太宰

そうですね・・・・・・ダウトでもします?

乱歩

僕、分かってしまうんだけど?

太宰

そうか・・・・・・じゃあ、此の本で、推理ゲェムでもしましょう。

乱歩

嗚呼、いいよ。

30分後

福沢

乱歩っ!

乱歩

――福沢さん。

福沢

・・・・・・良かった、無事で。

乱歩は、目を伏せ云った。

乱歩

御免なさい。

福沢

・・・・・・

乱歩

僕は、よく分かんないんだ。誰かが嫌がるとか・・・・・・迷惑かけるとか。

乱歩

だけど、一つだけ僕分かったよ。

福沢

・・・・・・何をだ?

太宰

(もしや・・・・・・!!)

乱歩は机の横から「拳銃」を取り出した。そして――

乱歩

僕は、矢っ張り要らないんだってことを。

自分のこめかみにあて、引き金を引こうとした。

だが――

福沢

何を馬鹿なことを!

乱歩

福沢

誰も・・・・・・誰も・・・・・・お前の事なんて嫌ってない!

福沢

私も!武装探偵社の社員全員も!お前に

「憧れているんだ!」

乱歩

えっ・・・・・・

福沢

・・・・・・憧れが居なくなって如何する?

乱歩

でも・・・・・・でも、僕のこと・・・・・・誰も分かってくれてないじゃないか!

太宰

・・・・・・乱歩さん。

太宰

私たちは――

太宰

みんな分かってますよ。
・・・・・・ね、国木田くん

国木田

・・・・・・其の通りです。乱歩さん。貴方は・・・・・・貴方は。

福沢

      ・・
武装探偵社に必要なんだ。

乱歩

僕、が・・・・・・必、要・・・・・・?

乱歩

・・・・・・ハッ、ハハ・・・・・・

乱歩は乾いた笑い声を上げ、スッ、と拳銃を下ろした。

乱歩

・・・・・・そう、なんだよね・・・・・・?

顔を上げた乱歩は、今にも泣きそうな、でも、嬉しそうな顔をしていた。

福沢

・・・・・・嗚呼。だから頼む。居てくれ。私たちの隣に。

乱歩

・・・・・・うん。

国木田

取り敢えず、一件落着ですね。乱歩さんは、傷の回復に専念して下さい。

乱歩

分かったよ。・・・・・・国木田は武装探偵社の母だね。

太宰

ですよねーw。

国木田

太宰・・・・・・貴様!成敗してくれるわ!

太宰

ちょっとやめてよ、国木田くーん!病室で暴れちゃ駄目なんだよーw

国木田

五月蠅いぞ!

其の様子を見て、乱歩は

本当に楽しそうに笑っていた。

福沢

(ようやく・・・・・・)

居場所を見つけれたんだな。乱歩。

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