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部屋を出た先には
ただただ広いだけの空間が広がっていた
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間違いなく出口には辿り着けないだろう
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一度辺りを見回し彼の名前を呼ぶ
しかし返事は帰ってこなかった
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コツ、コツと3人の足音だけが 響き渡る
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外に抜けると辺りは真っ暗で
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一面霧に覆われていた
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やっと希望が見えた、
そう思ったのに
霧を抜けた先は
見渡す限りの海だった
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餌?
こいつらが何を言っているかわからない
ヴァンパイアが血を飲むのは当たり前
おかしくない
そうか
ヴァンパイアにとって人間は 餌でしかないんだ
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帰る方法なんてきっとこれしかない
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ここから海まではかなりの高さがある
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他の3人には聞こえないように、 そう小声で耳打ちする
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とん、
俺は2人の背中を押した
なかむ!!
絶対助けに行く!!!
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ドボンッ
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柊
柊
柊
柊
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コメント
6件
え?最高すぎません? てかなかむどーなるんかな? 続きが気になる〜笑
はわわわ... やっばいわ...感情高ぶる こういうの現実であればいいのにな〜... チョコバン知っている人ならばわかる...あの3人の血が美味しいということは、、皇妃家ってこと...!? すみませんふざけました、ゆるしてください 続き楽しみにしています!