昏宮
……よし、これでいいな
白河
お片付けお疲れ様〜
白河
次は執事長様と同じ部屋になるんだっけ?
昏宮
おう……
昏宮
……(彼奴、)
黒澤
『同じ部屋になりますので、これを機にしっかりサボりは監視致しますよ。……あんまり隙を見せると食べてしまいますからね』
昏宮
(とか言いやがって…意識するなって方が無理だろ…くそ……)
白河
(わぁ…耳真っ赤だ…何かされたか言われたかなんだろうな〜)
白河
…ふふ、頑張ってね色々
昏宮
〜っ……変なところ察しなくていい…
白河
あはは
白河
……にしても、
白河
緊張するぅ……
昏宮
…先輩も緊張することがあるんだな
昏宮
そこら辺の感覚も死んでるのかと思ってた
白河
初めての敵さんのお屋敷にお邪魔する時とか緊張するよ〜?
白河
殺気がピリピリしてて気持ちいんだけど、知らない人相手だからかな
昏宮
ほんと感覚ぶっ壊れてるよな…
白河
そ〜?
白河
…ん
白河
行ってくるねー
昏宮
(ああ、この人耳もいいんだっけか)
昏宮
(なんだかんだ一番この人と話すのが楽だったんだよなぁ…)
白河
執事長様〜
黒澤
おや、お出迎えなんて利口じゃありませんか
麻沼
大きく手を振っているのははしたないがな…
白河
(呆れられてる…でも、悪い人ではないみたい。ちっちゃいけど)
白河
えーっと…お初にお目にかかります
白河
白河 陽向と申します
白河
ご指導を受けられること、大変光栄に思います
黒澤
(かしづいて手を掬いとる…白河、それは忠誠を誓う相手への挨拶ですよ…)
麻沼
…言葉遣いは間違っていないようだな。私は麻沼 翠という。これからよろしく頼む
白河
はい!麻沼先生!
ちゅ、
黒澤
あ、
白河
?
麻沼
!…(手の甲に口付けるのも体制も同僚にする挨拶ではないとツッコミたい……作法を教えなければならない…のに)
麻沼
(なんだこの愛らしさは!?まるで子犬のような無垢さ…この顔を歪ませてしまうと思うと何も言えない…!)
麻沼はショタコンだった。
白河
せんせ〜…?
白河
(怒って、ない…けど、なんだろうこの激しい感情を抑えている感じ)
麻沼
……いや、なんでもない。
黒澤
ッ……www
麻沼
おい、笑うな!こんな可愛い奴なんて思わなかったんだ
黒澤
先生ww本音がwww
白河
えへへ〜嬉しいです (ぎゅーっ)
麻沼
〜っ…!
麻沼に5のダメージ
黒澤
追い討ちwwwwwww
昏宮
……(なんか、楽しそうだな…よかった)







