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岡山
岡山
岡山
8年前
僕らがまだ、10歳ほどの頃
彼、秋田の誕生日に、
悲惨な事件が起きた
秋田(幼)
岡山(幼)
岡山(幼)
岡山(幼)
秋田(幼)
秋田(幼)
岡山(幼)
数分後
岡山(幼)
秋田(幼)
岡山(幼)
岡山(幼)
秋田(幼)
岡山(幼)
岡山(幼)
秋田(幼)
行かなきゃ良かった
多分、1番最後の、 「ちゃんとした」会話だった
岡山(幼)
秋田(幼)
岡山(幼)
岡山(幼)
岡山(幼)
秋田(幼)
岡山(幼)
秋田(幼)
秋田(幼)
秋田(幼)
岡山(幼)
頭が追いつかなかった、
岡山(幼)
気付いた頃には、秋田はもう、
トラックに………………
岡山(幼)
帰ることの無い返事を待って、 ずっとずっと話しかけてた
そこで、初めて秋田のいじめのことを知って、
自分が惨めに思えた、
助けられなかった、 どれだけ辛かったか分からなかった、
僕の思いは、全て秋田の 言動、行動、選択を全て 深く考えていれば、 止められたであろうもので いっぱいだった、
そうして、最期の言葉や、 秋田の言動、行動が何度も何度も、
繰り返し頭の中にフラッシュバックして
訳が分からなくて、
こんがらがった頭の中で聞こえたのは、
こんな無慈悲な状況でも鳴く、 蝉の声だけで、
それ以外の大人の声なんかに、 見向きもしなかった
岡山(幼)
岡山(幼)
その後、秋田は病院に運ばれたけど、
秋田は二度とは帰らぬ人となった
僕は、その知らせを聞いても、 心残りが多すぎて、 何も分からなくて、 視界には、目いっぱいの涙と、
だんだん弱って千切れていく、 彼とお揃いのキーホルダー、
それだけだった
岡山
彼は、あいつらに、
いじめっ子に、
…いや、
あの夏に、
消されたんだ
岡山
なんとも言えない空気で 家に帰る、
でも、あそこまでそっくりなのは、 もはや秋田本人だった
性格も、見た目も、 行動も、言動も、 好みも、嫌いなもの、 ストレスを貯めやすいところだって、
彼は、秋田に似すぎていた、
でも、別にいいから、 今のままでいいから、
僕は、思い出して 悲しくなれるほど、 彼に、秋田に取り憑かれてしまいたい
…
岡山
こっちは家の方向じゃないのに
思い出したくない思い出の場所なのに
足が勝手に動いて、ここに導いてくる、
______そして
嫌な場所、
見るだけで吐き気がしそうで
それでも僕の足は前に進んで行った
岡山
僕の足は、道路のど真ん中で止まって、
横から、迫ってくるトラック、
トラックの運転手はかなり泥酔しているのか、寝てしまっている
そして、僕の目の前に、
秋田
フラッと突然現れた秋田は、 いつもの優しい笑顔で、 透明な体で、
僕を指差していた、
岡山
腑抜けた君に恋をした
完結