失恋しちゃいました‼️光樹くんルート‼️

あの日。

あの後、伊織くんが来て…。

3人で、ピクニックをして 楽しんだんだ…！！

近くの公園で。

伊織くん特製のお弁当を いただきました！！

伊織くんが作ったお弁当…。

凄く美味しかったな〜！！

そして、なんとなんと…！！

私は…！！

光樹くんと連絡先を 交換したのでした！！

伊織くんとは 交換していたけれど。

光樹くんとは交換して なかったので…！！

とっても嬉しかったです…！！

こうして私は

3人でのお出かけを 楽しみました…！！！

そして、次の日…。

煌びやかな浴衣がずらりと 並んでいるコーナーで。

私は…。

七夕祭りに来て行く浴衣を 選んでいました！！

朝顔が描かれている、

爽やかで素敵な浴衣。

向日葵が描かれている、

大人っぽくて素敵な浴衣。

薔薇が描かれている、

美しく、素敵な浴衣。

キャンディーが描かれた、

可愛らしくて素敵な浴衣。

どんな浴衣も…

私にはもったいないぐらい 素敵で…。

…全くと言っていいほど 似合いません…。

「いいよ」なんて、 言わなければよかった…と

今更ながら思います…。

駄目だ…。

全然決まらない…！！

そう思っていた時に

現れたのは…。

頼もしい後輩さんでした。

その時、近くにいた子供たちが走り去って行く。

その足音で、伊織くんの声が 聞こえなかった…。

なんだろう…？

秘密って…！？

「デート」という言葉に、 私の鼓動はドキッと反応する。

ど、どうしよう…っ！？

お母さんに聞かれちゃった！？

は、恥ずかしい…っ！！

お母さんには友達と七夕祭りに行くから、としか

言ってないよ…！？

これは…。

助かった…のかな…！？

…そう信じよう…！！！

光樹くんの好きな色って 何色だろう…？

伊織くんは私の耳元で囁く。

一瞬、自分かと 思っちゃった自分を

殴りたいぐらい…。

凄く恥ずかしい、です…。

少し間を空けて、 伊織くんが言う。

伊織くんが呟く。

どういう意味？と 聞こうとすると…。

伊織くんに遮られて しまいました…。

これは…。

地味な私には、 似合わないんじゃ…！？

伊織くんは静かに その場を離れる。

オレンジ色…。

素敵な色、だけど…。

私には…。

ううん…！！違う…！！

私の為じゃない。

光樹くんに喜んで もらう為だから…！！

私は普段は着ない、 オレンジ色の浴衣を

手にして、レジへと足を 運んだ…！！！