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今日は楽しいクリスマス!
なのかもしれない、少なくともその辺のリア充とお子様には。
私は……私は、はあ……何やってるんだか。
我ながら本心から呆れてる。
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この、ヘラヘラニコニコとした、いかにもヒモっぽそうな男性
実は現在進行形で私が片想い中……
クリスマスに想いを伝えようとウジウジ悩んでいたら彼から声をかけられた時は奇跡だと思った。
しかし彼は私に……「恋人にあげるプレゼントを一緒に探して欲しい」と頼んできた。
はい、まあ、分かってました。分かってたことですよ。
おモテになるut先生に恋人がいないわけないもの……叶わぬ恋だったのよ。告白もする前に玉砕したってだけ。
断ればいいものを私はこうして未練たらたらに同行して、不意に向けられた微笑みにいちいちドギマギしてしまってる。
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そんなつもりないのに、私の言葉の節々はどこか尖ってる。
だってこんなのおかしいでしょ……!
それに、年下の女の子でいいなら私だって……!
いや、あくまで助言者として呼ばれただけなんだから……意識しすぎると彼女さんに悪いよね。
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私の言葉の勢いは止まらない。
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こういうとこほんとズルい……
私があなたのこと好きだって知らないからそんなこと言えちゃうんだよね……
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スタスタ……
スタスタ……
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結局私は呆気にとられたまま、ut先生にレストランへ引っ張っていかれた。
すごく美味しい料理だったからお値段も結構するはずなのに……
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そう粘られたら強くは言えなかった。
ご馳走になっちゃった……。
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この映画好きすぎて3回見たし、職場で流行らせようと丁度良くあらすじ説明しても誰も観てくれないから、私でよければ全然解説したいけど!オタクだから早口になると思うけど!?
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それは聞き捨てならない、この神作画は全人類観るべき、好きになるべき!
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スタスター!
スタスター!
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納得いかないまま、私はシアターに引っ張っていかれた。
そのあともプレゼントの話になるとut先生は私をあちこちに連れ回す。
これじゃあ私とデートしてるみたいじゃない!
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私がどんな思いして付いていってるか知らないくせに……!
楽しい、幸せって思う度に知りもしない先生の彼女に罪悪感覚えて……!
この人は私の恋人ではないって再認識するのがどれほどツラいか……!
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すっごく楽しかった、だから余計にツラかった……
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胸の辺りがモヤモヤキリキリ……複雑な感情……。
ut先生が訪れたのは私が大好きなブランドの店だった。
グッズか超可愛くて誰彼構わず魅力を語ってたと思うけど、彼女さんの耳にも入ってたんだ……。
良かったね、彼女さん……ここの商品かなり高くて私でも数点しかまだ持ってないから羨ましいよ。
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すごく大人なお店なのに私ってば子供みたいに泣いてる……店員さんもこっち見てるよ……!
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店員さん
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まあ、と口に手を当てる店員さんと、申し訳なさそうにこちらを見るut先生。
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混乱した空気のまま会計を済ませたut先生と店を出た。
大きなクリスマスツリーの下で彼は話してくれた。
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思いきって飛び込んだハグを先生はいつもの笑顔で受け止めてくれた。
今年は最高のクリスマスだ……。
メリークリスマス♪
気合い入れすぎた……充電がないから続きは明日。