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???

ふぅ…。ここが俺の部屋か。少し部屋を探索してみるか…。

彼は、自分の部屋の中を探索し始めた。すると、机の上にあるカードを見つける。

???

あ?なんだ、これ。

人狼、と書かれていた。

???

人狼!?マジかよ…?俺がアイツらを殺さなきゃいけねぇのか…?

ゲームマスター

うん、そういうことだよ。

???

!??

ゲームマスター

ああ、そういえば言い忘れてたね。僕は君たちのことを監視しているし、こうやって誰か一人にだけ聞こえるように喋りかけることもできる。周りに人がいても同じだよ。

???

つまり、ズルは出来ねぇってことか?

ゲームマスター

察しがいいね。そういうことだよ。

???

チッ…。まぁよくわからねぇが、さっきのテメェの話からするとこれは現実じゃねぇんだろ?なら仕方ねぇしゲームするしかねぇな。

ゲームマスター

………僕は他の人とも話したいから行くよ。まぁ、頑張ってね。

???

……………。

???

ここが俺の部屋…?寮と比べてずいぶん広いんだな…。

彼も先ほどの彼と同様に、自分の部屋を探索し始めた。

???

あ、カードがあるな。これが役職ってやつか?

彼もまたカードを捲る。彼は占い師だ。

???

占い師…。『二日に一回、人の役職を見ることが出来ます』………。へぇ、何か重要そうな役職だな。安易にバラさねぇ方が良いかもな。

彼はまた探索を続けた。

???

これは…。部屋の鍵か?メモと一緒に置いてあるな。『鍵はオートロックで閉まり、夜は部屋の中からも開けることはできません。朝、昼の時間に外へ出る時はこちらの鍵をお持ち下さい』……。

彼は鍵を自分の制服の胸ポケットに鍵を入れ、カードは机の中へしまった。

???

風呂…はちゃんとあるみてぇだな。だが替えの服があるかどうか…。

彼は部屋の隅にあったタンスを開けた。

???

『こちらが替えの洋服です。どうぞお好きにご使用下さい』。ちゃんと服置いてあるじゃねぇか。気がきくんだかきかねぇんだか…。

???

とりあえず今日は風呂入って寝るか…。徹夜なんかして明日頭が回らなくなっても困るしな。つーか久しぶりに一人で寝る気がするな…。今夜は安眠とまではいかねぇだろうが、ゆっくり寝られそうだな。

彼は毛布やシーツを出し、風呂から上がったらすぐに寝られるように準備した。

ーーーーゲームマスター視点ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゲームマスター

彼はだいぶ頭が良いみたいだね。このクラスは学力の差が大変だなぁ…。

ゲームマスターは、彼のことを別の部屋から監視しながら苦笑した。

晴明

ここが僕の部屋かな?めちゃくちゃ綺麗な部屋だなぁ…!!あ、まずは役職っていうのが伝えられるらしいから待ってようかな?

晴明は役職を伝えられるのを待ち、30分経った。

晴明

あれ?まだかなぁ…?

さらに数分後、突如ゲームマスターの声が聞こえた。

ゲームマスター

安倍晴明くん、僕が役職を伝えるわけではないよ。自分で役職カードを探してみてね。

晴明

え!?そうなの!?じゃあ今の時間は一体なんだったのさ…。まぁいっか!とりあえずその役職カードってやつを探してみるよ!教えてくれてありがとう!

晴明は部屋の中を探し始める。

晴明

あっ!これかな?

晴明は役職カードを見つけ、捲る。

カードに書いてあった役職名はーーーーーーーーーーーーーーーーーー

朝の放送が流れ始める。

ゲームマスター

百鬼学園2年3組の皆。朝だよ。ホールに集まってね。

その放送を聞き、各自部屋から出てくる。

晴明

あ!みんなおはよう!

入道

ん、おはよ。

秋雨

連々!晴明!おはようなんだぞ!

みんな!おはよ〜!

佐野

あぁ、豆おはよう。

晴明

佐野くん!何で狸塚くんだけ挨拶返すのさ!ちゃんと僕にも挨拶してよ〜!!

佐野

別に良いだろ。

晴明

良くないよ!僕にもちゃんと挨拶してよぉ〜!!佐野くん!お願いだよぉ〜!!

佐野

チッ…。はよ。

晴明のしつこさに負けた佐野がボソっと小さな声で挨拶をした。

晴明

わぁ〜い!やったぁ!佐野くんおはよ!!

佐野に挨拶を返された晴明は、顔をぱぁっと輝かせて喜んでいる。

佐野

うるせぇ…。しなきゃ良かった…。

ゲームマスター

皆おはよう。朝になったね。今から皆には会議をしてもらう。まあ会議といっても今回は役職のCOとかこの館の探索について話してもらうだけになるかな。昨日も言ったけど僕が話せることなら話すから、何か気になったことがあれば聞いてくれて大丈夫だよ。僕に声をかけてくれれば答えるから。

泥田

ゲームマスターってなんか意外と親切な奴だな。

座敷

まぁここに連れてきたのもソイツだけどな。

ゲームマスター

まぁそれは置いといて…。はい、会議時間は3時間!今から始めるよ。

全員(2年3組)

3時間!?

ゲームマスター

3、2、1、はい!会議始め〜!

ゲームマスターのカウントダウンにより、唐突に会議が始まってしまった。

晴明

なんかいきなり会議始まっちゃったね…。

入道

とりあえず、何か言うことある奴いるか?いなけりゃ場所もイメージを把握する意味でも探索する場所を決めよう。

全員(2年3組)

…………。

佐野

いなさそう、だな。

歌川

みんな伝達はなさそうね!じゃあ連助くんの言う通り、探索する場所を決めましょうか!

じゃあまずどうする?探索っていっても部屋たくさんあったよね?

晴明

あ!まずみんな自分の部屋は見た?

泥田

あぁ、見たぞ!役職カードを探した時に他のところもな!

入道

俺も泥田と同じくだ。

秋雨

俺も見たぞ!!凄い綺麗な部屋だったんだぞ!

歌川

私も見たわよ。とても素敵な部屋よね!

座敷

私も見たぞ。部屋は綺麗で良いんだが、ゲームがあんまり置いてなかったな…。

晴明

あんまりってことはちょっと置いてあったの!?

座敷

あぁ、5つぐらいな。カセットと本体ゲーム機があったぞ。

晴明

(5つは多くない…?)

泥田

マジかよ!?なぁ、部屋のどこにあったんだ?

座敷

部屋のタンスの中の下から2番目の引き出しの中だ。泥田の部屋にもあると良いな。

泥田

よし、サンキュー座敷!部屋入ったら探してみるわ!

佐野

おいお前ら、話が逸れてるぞ。

泥田

あ、悪りぃ。じゃあどうするかぁ〜?部屋はみんな見たみてぇだし…。みんなでこのホールでも見るか?

晴明

そういえばまだここ見てなかったよね!そうしようか!

入道

そうだな。それが無難かもな…。

歌川

じゃあホールの分担を決めましょ!

佐野

まず天井の近くは歌川さんにお願いするか。晴明ならいけるかもしれんが、俺たちじゃ真上は見れねぇ。

晴明

何言ってんのさ!?僕は人間だから出来るわけないでしょ!?

佐野

なんとか頑張れば出来るだろ。体育祭の跳び箱飛んでたし。

泥田

確かに晴明なら天井を見てくるぐらい出来そうだな!

入道

まあ国子ちゃんにがしゃどくろの姿になってもらって見るのが1番だろ。国子ちゃん、天井頼んでも良い?

歌川

ええ、もちろんよ!

歌川はがしゃどくろの姿になり、天井を調べ始めた。

歌川

特に何もなかったわよ!

歌川は天井を調べ終わり、人の姿へ戻ってから何もなかったことを報告する。

入道

了解だ。国子ちゃん、ありがとう!

晴明

じゃあ次はどうしよっか?ホール…。広すぎてあんまり見るところがないよね…。

泥田

そうだな…。おい、ゲームマスター!!

ゲームマスター

何か用かな?

泥田

ああ。会議はぴったり3時間やらなきゃいけねぇのか?

ゲームマスター

いや、そんなことはないよ。3時間まで会議が出来るよってことだからね。

泥田

そうか。なぁ、みんなどうする?俺はもう会議終わって良いと思うんだよなぁ。話すこともねぇし、やることもねぇだろ?

座敷

そうだな。私も終わって良いと思うぞ。

ねぇ、ゲームマスター。人狼って何人いるの?

ゲームマスター

君たち8人の中に1人だよ。

座敷

1人なのか。珍しいな。

佐野

1人なら今日は会議を終わっても良い気がするな。まだ急ぎじゃねぇし。

歌川

そうね、じゃあ今日は会議を終わる?

秋雨

うむ!俺もそれが良いと思うんだぞ!

晴明

よし、皆一緒の考えだね!じゃあ今日は会議を終わろうか!

ゲームマスター

了解。じゃあ皆各自の部屋に帰ってね。あと、今日から役職ごとに技が使えるようになるからね。

晴明

技?もしかしてビームとか…!?

入道

いやちげぇだろ…。

佐野

役職カードを読んでねぇのか?あれの下に何か書いてあっただろう。あれのことだ。

ゲームマスター

そうだよ。まぁ、技のことはあとでそれぞれに説明するから、皆部屋に帰ってね。

全員(2年3組)

はーい。

2年3組の生徒(教師を1人含む)たちが自分の部屋へ帰って行く。

ゲームマスター

これからどうなるのか楽しみだなぁ。ふふっ。

ゲームマスターは生徒たちが帰って行くのを見ながら、笑っている。

二日目昼、終了ーーーーーーーーーーーーーー

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