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コネシマ

んぁ…?

8月15日の午後12時半くらいのこと

コネシマ

あ、ヤッベ!ショッピくん待たせてるんやった!!

天気がいい

病気になりそうなほど眩しい日差しの中

することもないからショッピくんと駄弁っていた

コネシマ

〜〜〜〜〜〜〜!!

ショッピ

〜〜〜〜?ww(煽る)

コネシマ

〜〜〜〜〜〜〜〜!?www

ショッピ

でもまぁ、夏は嫌いっすね

猫を撫でながらショッピくんはふてぶてしく呟いた

ショッピ

あ、猫が!

コネシマ

ちょ、!ショッピくん!?

あぁ、逃げ出した猫の

後を追いかけて

コネシマ

ショッピくん待てって!

ショッピ

ダダダダダダッ

コネシマ

っ!!?

飛び込んでしまったの

コネシマ

ショッピくん!!!前!!!

ショッピ

え、?

真っ赤に変わった信号機

コネシマ

!!!

バッと通ったトラックが

君を引きずって泣き叫ぶ

コネシマ

ショッピくん!おい!しっかりしろ!

血飛沫の色、君の香りと混ざり合ってむせ返った

コネシマ

う、嘘やっ!こんなの間違っとる!

嘘みたいな陽炎が

コネシマ?(陽炎)

「嘘じゃないぞ」

って嗤ってる

夏の水色、かき回すような蝉の音に全て眩んだ

ジリリリリリッ!!

コネシマ

っはぁ!!

コネシマ

はぁ、はぁ…

目を覚まし時計の針が鳴り響くベッドで

コネシマ

今は何時や…?

8月14日の午前12時過ぎ位を指す

やけに煩い蝉の声覚えていた

コネシマ

夢…だよな?

ショッピ

〜〜〜〜〜〜〜

コネシマ

(でもな…少し不思議やな…)

ショッピ

先輩、聞いてます?

コネシマ

あ、あぁ、聞いとるで!

コネシマ

(まさかな?)

同じ公園で昨日見た夢を思い出した

コネシマ

ショッピくん、今日はもう帰ろうや

ショッピ

え?いいっすけど…なんでっすか?

コネシマ

ええから

道に抜けた時

周りの人は皆上を見上げ口を開けていた

コネシマ

、??

ぐちゃりっ

コネシマ

え、ッ?

落下してきた鉄柱が

ショッピくんを貫き突き刺さる

劈く(つんざく)悲鳴と風鈴の音が

木々の隙間で空回り

コネシマ

っはぁ、はぁ…!

コネシマ

こ、これは夢やっ!そうやっ!夢に違いない!

ワザとらしい陽炎が

コネシマ?(陽炎)

「夢じゃないぞ」

って嗤ってる

眩む視界に君の横顔、笑ってる気がした

コネシマ

ショッピくん…?

コネシマ

また失敗…!

コネシマ

また…!

コネシマ

また…!

コネシマ

もう嫌やっ!辞めてくれッッ!!

何度世界が眩んでも陽炎が嗤って奪い去る

繰り返して何十年

もうとっくに気がついていたろ

コネシマ

こんなよくある話なら…!

コネシマ

結末はきっと一つだけや…!

繰り返した夏の日の向こう

バッと押しのけ飛び込んだ

ショッピ

先輩っ!!

瞬間トラックにぶち当たる

コネシマ

(あ~、トラックに当たるってめっちゃいてーな)

血飛沫の色、ショッピくんの瞳と軋む体に乱反射して

コネシマ?(陽炎)

ちっ…!

文句ありげな陽炎に

コネシマ

「ざまぁみろよ!」

って笑ったら

実によく在る夏の日のこと

そんな何かがここで終わった

目を覚ました8月14日のベッドの上

少年はただ

ショッピ

また…駄目やったな……ポロポロ

と一人猫を抱きかかえた

みゃー

実況者とオリキャラの曲パロ

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