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朝だ。

といってもまだうす暗い

sho

っ…………

手首の傷が痛い 汗でしみたようだ。

sho

昨日そのまま寝ちゃったからか…

俺はいつものように手首の傷を服で隠す。

sho

包帯も傷薬も俺に使ったら勿体ない

なんて思いながら食堂へ向かう

sho

食欲なんて無いけど…w

sho様って本当に____w

それな_w

食堂へ行く最中もいつものような声が聞こえるがなるべく無視する。

sho

………………

食堂に着くと1つの人影があった

ut

あ…shoちゃんおはよー

と言いへらっと 笑う

だけどそれも嘘にしか見えない

sho

大先生…おはよ…w

俺もなるべく自然に笑い返す。

ut

ut

こんな朝早くどうしたん?

鉄の匂いしかしない自分の部屋よりこっちの方がましだった。

なんて言えなくて

sho

ちょっとね……

なんて濁す。

俺はまた仲間に事実を伝えれなかった。

またこうやって嘘をつく。 ほんと俺って無能やな

ut

そっか、

まだ、utとsho以外誰もいない静かな食堂

気まずい空気が流れる

ut

shoちゃん、ちょっと話聞いてくれる?

突然話しかけてきたutに少しびっくりする

sho

ええけど……

ut

実はな……

と言い俺に少し震えながら手首を見せてくるut。

そこには俺と似たような傷があった

びっくりしてutをみると

ut

…………ッ

utは手首を見せながら少し震えてうつむいている。

俺はどうすればいい……?

何を言えばいい…?

何をすればいい…?

頭の中で考えがぐるぐるする。

もう分かんなくなって

sho

頑張ったな。

としか言えなかった。

俺の言葉を聞いたとたん

ut

ポロポロ

とutが泣き出してしまった。

utを泣かせてしまった。

sho

ごめん……ごめん……っ

俺は謝りながら食堂を飛び出した

ut

sho…ちゃ……!?

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