『お前は悪魔の子だ!!』
『お前のせいでまた殴られた!』
『なんで生まれてきたのよ!!』
その言葉は何十回聞いただろうか。
父から母への暴力のせいで、母は全て私のせいにするようになっていった。
何度大切なものを壊されてきただろうか。
いつからか自分の人生がつまらなくなっていた。
涙ももう、乾ききっていた。
私は決めた。
‶この世界から消えようと。”
決めたとたん、私はとあるビルの屋上へと足を運んだ。
屋上へと向かっている最中思った。
死んだときに痛みはあるのか。
もしかしたら立場が逆転したりするのかもしれない。
自由になれるかもしれない。
そんな希望があるのかのような考えを持っていた。
でも、そのときの足取りは軽かった。
屋上につき、私は勝手に動く足に身を任せて飛び降りた。
グチャッ
すみれ
遊真
目を覚ますと知らない部屋で知らない二人の男の子が立っていた。
修
遊真
すみれ
遊真
栞
すみれ
栞
栞
すみれ
栞
栞
「今日はもう遅いから泊っていきな!」
そういわれて窓を見るとすっかり暗くなっていた。
そういえば、私は死んだはず。
なぜ生きてるの?
玉狛支部?
防衛任務?
警戒区域内?
そんなたくさんの疑問が頭の中によぎった。
栞
栞
栞
修
遊真
千佳
栞
すみれ
栞
すみれ
『よろしくね。』と、口にした瞬間私は大切な物が手元にないことを知った。
すみれ
栞
私の大切な物、《注射器》は、栞さんの手の中にあった。
すみれ
栞
栞
栞
すみれ
栞
栞
すみれ
すみれ
栞
遊真
千佳
修
すみれ
ガチャン
チク
次回へ続く...
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