悠佑
いふ
俺たちは仲良し兄弟やった。
悠佑
いふ
こうやって、いつも二人で 遊んでいた
悠佑
悠佑
いふ
4歳の可愛い弟と14歳の俺。 みて分かる通り義兄弟だ
悠佑
いふ
悠佑
いふ
いふ
悠佑
いふ
いふ
他のやつを褒めるとすぐがっつく そんなところも可愛いかった。
悠佑
いふ
悠佑
俺はいふに鶴の折り紙を見せた
いふ
悠佑
まだ、言葉足らずなようで、 一生懸命話す姿が可愛くて仕方がない
いふ
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
いふ
悠佑
自分の折り方が下手だっただろうか… え、でもこれ鶴やんな?え?
いふ
いふ
にこにこしながら楽しげに話すとこは 変わっていないようで安心した
悠佑
悠佑
いふ
悠佑
いふ
この日は確か一日中折り紙で 遊んでいた気がする
翌日
悠佑
いふ
悠佑
いふ
今日も可愛いなぁなんて どうでもいいことを考えて
悠佑
今日も幸せを願っている
悠佑
いふ
悠佑
いつもならすぐ「おにごっこ!」と 言うんにどうしたんやろうか
いふ
悠佑
急に飛び出したワードに驚く そんなことを知っていたなんて
いふ
悠佑
いふ
いふ
悠佑
お前が心配だからだと言おうとした
いふ
いふ
ガーベラのように咲く笑顔に俺は弱い 今も、昔も。
悠佑
いふ
悠佑
まんまとハメられた…… 毎回これでやられる俺も俺やけど
いふ
いふ
でもお前の笑顔が見れるなら
悠佑
俺はなんだってやるさ
いふ
悠佑
いふ
悠佑
悠佑
いふ
虫を眺めて楽しそうに目を輝かせる そんないふを見ていると 自分も楽しくなってくる。
悠佑
君はきっと俺だけの魔法使いなんやな
そんなくだらないことを 考えていたときやった
いふ
いふ
悠佑
いふが勝手に走り出してしまっていた
悠佑
いふ
俺の声はどうやら聞こえては いないらしい
悠佑
悠佑
この時、いふがちょうちょを 見つけなければ
いや、俺が探検を許さなければ もしかしたら……
……そんなこと考えたって、 もう無駄なことは俺が1番知っとる
雨が降った翌日だったから 滑りやすくなっていた
いふ
悠佑
いふ
そのせいで
悠佑
いふは湖に落ちてしまった
悠佑
悠佑
いふ
いふ
悠佑
助けて
そう言っている気がして
悠佑
悠佑
湖に身を投げた
あの後、俺はいふを助けられた。 それだけで俺は嬉しかった
いふ
悠佑
いふが無事ならそれで
いふ
悠佑
もともと、体が弱かったから、 これはしょうがないことなのだ
いふ
いふ
悠佑
嘘になるか本当になるか それは保証できないけれど
いふ
悠佑
悠佑
ゆっくりとけれどはっきりと 俺は"嘘"をついた
いふ
悠佑
目を涙で濡らしている いふは"キレイ"だから
いふ
悠佑
いふ
悠佑
叶わない、果たされない。 そんなことはもうわかっていた
それでも君に生きていてほしいから
いふ
悠佑
ゆびきりげんまん うそついたら……
いふ
いふ
悠佑
いふ
悠佑
ズルいやろ……
いふ
悠佑
約束、か
呪い、か
今でもその答えはわからないままだ
悠佑
悠佑
静かにそっと呟いた
コメント
6件
あにき、優しすぎる....。最高。好きやわ....() 投稿お疲れ様です。 約束....。。。呪い....。難しいですね。
これって前の投稿の過去編みたいなやつか.........体弱かったのか.........