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10 - 赤紫 : 指切り

♥

172

2025年02月19日

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思いつきのやつ  

( 注意 ) stxxx nmmn 赤紫 不穏?  

# na

 

# ri

 

 

# ri


母さん
 

# ri


あの … これ
今日返された模試の結果 …
( 差出
 


… あんた 、 なにこの点数
愛想も無い癖に勉強まで出来損ないなんて
ほんっと何にも出来ないわね
( 溜息
 

# ri


… っ
( 俯
 


何か言いたいことあるんだったら
言えば ?
陰気臭く黙ってても何も伝わらないわよ
 

# ri


な 、 なんでもない 、 です …
 


じゃあ睨むんじゃないわよ !
気味が悪い !!
( 頬殴
 

# ri


い ゛ ッ … !!


はぁ 、 もう良いわ
ここに居ても目障りだから
自分の部屋で勉強でもしてきなさい
( 言放
 

# ri


… はい
 

 

 

# ri


はぁ … 勉強も飽きたな
 

# ri


… 
( 模試評定 見
 

# ri


上がったんだけどな … 順位
 

# ri


褒める訳 、 ないか
( 諦
 

  こうも出来損ないな身体に産んだのは母さんの方なのに 勝手に期待しないでよ  

# ri


ふあ … 眠いし …
てかもう日にち変わってんじゃん
( 独り言
 

# ri


ははっ 、 馬鹿みてえ
( 空笑
 

# ri


此処から抜け出せたら な …

# na


じゃあ 抜け出せば ?
( にゅっ
 

# ri


… ぇ ?
( 唖然
 

  勉強机の向かいにある小さな窓から覗く、深いラベンダーのような紫色、夜の影が散らつくようなどこかくすんだ煌めく瞳と目が合った。  

# na


あけて
( 窓指差
 

# ri


あ 、 あぁ …
( 指示従
 

# na


んふ ありがと !
( 微笑
 

 

# na


ね 。 君抜け出したいって
言ったよね ?
 

# ri


あ … うん
言ったけど 、 ?
 

# na


じゃあ今から俺と遊ぼうよ
暇なんだよね
 

# ri


今から !?
でも … もう深夜だし
 

# na


そんなのいいじゃん
ホラ 君は外に出たいって思ったんでしょ ?
( 首傾
 

# ri


ぅ 、 ん ……
 

# na


じゃあ行こ っ
( 赤手引
 

# ri


っわ !?!
( 目瞑
 

 

   

# ri


ん … ?
( 瞼開
 

# na


今日は天気が良いね
夜空が澄んでる
( 上機嫌
 

# ri


ここ … 屋上 ?
学校か
 

# na


そ 〜
ここ寝そべれるから好き
( 寝転
 

# na


ね 、 星空綺麗じゃない ?

# ri


ん …
あ 、 確かに綺麗 …
( 仰向
 

# na


君名前なんて言うの ?
 

# ri


… 莉犬
( 小声
 

# na


りいぬ …
りいぬくんって呼ぶね !
( 笑顔
 

きっと、この子は人間では無いのだろうなと思う。 笑顔の眩しさや夜風に揺れる色素の薄い紫髪、薄暗い暗闇でもよく映える白い肌、星空を映す硝子のような純粋な瞳が人間のそれとは違うから。  

# ri


えっと … 名前 …
 

# na


ぁー … 俺のことは …
俺のことはなーくんって呼んでよ

# ri


なぁくんは何者なの
 

# na


俺 ?
俺は普通の高校生だよ
 

# ri


でも 、 さっき部屋の窓から顔出してたのは …
俺の部屋2階なのに …

# na


… んは w
細かいコトは気にしないでよ
( 話逸
 

 

# na


りいぬくんは
何であんな暗い顔してたの ?
 

# ri


うん … まあ
勉強のことで … ちょっと
 

# na


頭悪いんだ ?
 

# ri


いや 別に悪い訳じゃ 、 っ
毎日勉強してるし … 
( 否定
 

# na


ふうん
じゃあ何で勉強で悩んでんの ?
 

# ri


親が …
順位上がっても勉強しても
叱られてて
 

# na


もしかして
その顔の痣 、
親に殴られたときの ?
 

# ri


…… まあ 、 よくあるし
( 痣手覆
 

# na


痛そ 〜 …
なんで上がったのに怒られるんだろうね

# na


毎日 頑張ったんでしょ ?
 

# na


偉いね
 

# ri


… うん 、 頑張った

# ri


毎日 殴られても罵倒されても
我慢して 、 頑張ってた
 

# na


そっか
偉い すごいよ
 

# na


りいぬくんは頑張ってるんだね
 

# ri


うん …… 
( ぽろ
 

  優しくて低い声が心にすっと溶けていった気がした。 ついさっき初めて会ったはずなのに、こんなに安心して落ち着くのは何故だろう、ふと目を擦ると、指に冷たい感覚を覚えて、そこで初めて自分が泣いていることに気がついた。  

# na


あれ
遊ぶって言って誘い出したのに
泣かせちゃったよ
( 冗談混
 

# ri


ない゛て 、ないし …
( 鼻啜
 

# na


最後にさ
いい思い出作ってあげる
 

  そう言うとなぁくんは再び俺の手を引き、暗闇の中を全く恐れずに進んでいった。 なぁくんと歩いている道は、暗くて足元もよく見えないというのに、間違いなく正しいような、曖昧な自信に溢れていて、夜明け前の空は薄汚れた校舎の壁に緩い光が差して、汚いのに綺麗だと思った。  

   

 

# na


丁度陽が昇る頃だ
りいぬくんは運が良いね

# ri


眩し …
初日の出以外で陽が昇るとこ
初めて見たかも
 

# na


よし っ
りいぬくんの痣が早く治りますように !
( 手合
 

# ri


手合わせて叶うもんだっけ w
ただの日の出だけど
( 笑
 

# na


願わないよりいいでしょ !
心が綺麗じゃないなぁ
 

# ri


願う方が珍しいと思うけど … w
 

# na


絶対 、 叶うよ
( 崖方歩
 

# ri


あっ 、 ちょ
 

咄嗟になぁくんの華奢な身体を抱き寄せた。 彼はふと崖から笑顔で飛び降りて、揺らめく海の泡になってしまいそうな、儚い雰囲気を纏っていて、そんなの、こんなに美しい朝景色に似合いすぎる。  

# na


んは w 
飛び降りると思った ?
( 微笑
 

# ri


思った
やめてよ ?
 

# na


飛び降りる時は一緒に 、 ね
( 目細
 

# ri


なにそれ … w
俺達さっき出会ったんだよ ?

  口ではそう言いながら、心ではなぁくんの言葉に納得している自分もいた。 そんな風に最期を迎えられたら。  

# ri


まだ … 生きるよ俺は
 

# na


強いね 、 りいぬくんは
 

# ri


そう ?
 

 

# ri


ありがと
俺を連れ出してくれて
 

# na


連れ出すっていうか
遊んだだけだけどね
 

# na


元気になったなら
良かったよ

# ri


また …
会おうね
 

# na


うん 、 約束
( 指切り
 

  なぁくんの細い指と俺の指が絡まり合って、指切りをした、子供みたいな約束だなとも思ったけれど、この指の感覚をずっと、覚えていようと思った。  

 

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