思いつきのやつ
( 注意 ) stxxx nmmn 赤紫 不穏?
# na
# ri
# ri
母さん
# ri
あの … これ
今日返された模試の結果 …
( 差出
母
… あんた 、 なにこの点数
愛想も無い癖に勉強まで出来損ないなんて
ほんっと何にも出来ないわね
( 溜息
# ri
… っ
( 俯
母
何か言いたいことあるんだったら
言えば ?
陰気臭く黙ってても何も伝わらないわよ
# ri
な 、 なんでもない 、 です …
母
じゃあ睨むんじゃないわよ !
気味が悪い !!
( 頬殴
# ri
い ゛ ッ … !!
母
はぁ 、 もう良いわ
ここに居ても目障りだから
自分の部屋で勉強でもしてきなさい
( 言放
# ri
… はい
# ri
はぁ … 勉強も飽きたな
# ri
…
( 模試評定 見
# ri
上がったんだけどな … 順位
# ri
褒める訳 、 ないか
( 諦
こうも出来損ないな身体に産んだのは母さんの方なのに 勝手に期待しないでよ
# ri
ふあ … 眠いし …
てかもう日にち変わってんじゃん
( 独り言
# ri
ははっ 、 馬鹿みてえ
( 空笑
# ri
此処から抜け出せたら な …
# na
じゃあ 抜け出せば ?
( にゅっ
# ri
… ぇ ?
( 唖然
勉強机の向かいにある小さな窓から覗く、深いラベンダーのような紫色、夜の影が散らつくようなどこかくすんだ煌めく瞳と目が合った。
# na
あけて
( 窓指差
# ri
あ 、 あぁ …
( 指示従
# na
んふ ありがと !
( 微笑
# na
ね 。 君抜け出したいって
言ったよね ?
# ri
あ … うん
言ったけど 、 ?
# na
じゃあ今から俺と遊ぼうよ
暇なんだよね
# ri
今から !?
でも … もう深夜だし
# na
そんなのいいじゃん
ホラ 君は外に出たいって思ったんでしょ ?
( 首傾
# ri
ぅ 、 ん ……
# na
じゃあ行こ っ
( 赤手引
# ri
っわ !?!
( 目瞑
# ri
ん … ?
( 瞼開
# na
今日は天気が良いね
夜空が澄んでる
( 上機嫌
# ri
ここ … 屋上 ?
学校か
# na
そ 〜
ここ寝そべれるから好き
( 寝転
# na
ね 、 星空綺麗じゃない ?
# ri
ん …
あ 、 確かに綺麗 …
( 仰向
# na
君名前なんて言うの ?
# ri
… 莉犬
( 小声
# na
りいぬ …
りいぬくんって呼ぶね !
( 笑顔
きっと、この子は人間では無いのだろうなと思う。 笑顔の眩しさや夜風に揺れる色素の薄い紫髪、薄暗い暗闇でもよく映える白い肌、星空を映す硝子のような純粋な瞳が人間のそれとは違うから。
# ri
えっと … 名前 …
# na
ぁー … 俺のことは …
俺のことはなーくんって呼んでよ
# ri
なぁくんは何者なの
# na
俺 ?
俺は普通の高校生だよ
# ri
でも 、 さっき部屋の窓から顔出してたのは …
俺の部屋2階なのに …
# na
… んは w
細かいコトは気にしないでよ
( 話逸
# na
りいぬくんは
何であんな暗い顔してたの ?
# ri
うん … まあ
勉強のことで … ちょっと
# na
頭悪いんだ ?
# ri
いや 別に悪い訳じゃ 、 っ
毎日勉強してるし …
( 否定
# na
ふうん
じゃあ何で勉強で悩んでんの ?
# ri
親が …
順位上がっても勉強しても
叱られてて
# na
もしかして
その顔の痣 、
親に殴られたときの ?
# ri
…… まあ 、 よくあるし
( 痣手覆
# na
痛そ 〜 …
なんで上がったのに怒られるんだろうね
# na
毎日 頑張ったんでしょ ?
# na
偉いね
# ri
… うん 、 頑張った
# ri
毎日 殴られても罵倒されても
我慢して 、 頑張ってた
# na
そっか
偉い すごいよ
# na
りいぬくんは頑張ってるんだね
# ri
うん ……
( ぽろ
優しくて低い声が心にすっと溶けていった気がした。 ついさっき初めて会ったはずなのに、こんなに安心して落ち着くのは何故だろう、ふと目を擦ると、指に冷たい感覚を覚えて、そこで初めて自分が泣いていることに気がついた。
# na
あれ
遊ぶって言って誘い出したのに
泣かせちゃったよ
( 冗談混
# ri
ない゛て 、ないし …
( 鼻啜
# na
最後にさ
いい思い出作ってあげる
そう言うとなぁくんは再び俺の手を引き、暗闇の中を全く恐れずに進んでいった。 なぁくんと歩いている道は、暗くて足元もよく見えないというのに、間違いなく正しいような、曖昧な自信に溢れていて、夜明け前の空は薄汚れた校舎の壁に緩い光が差して、汚いのに綺麗だと思った。
# na
丁度陽が昇る頃だ
りいぬくんは運が良いね
# ri
眩し …
初日の出以外で陽が昇るとこ
初めて見たかも
# na
よし っ
りいぬくんの痣が早く治りますように !
( 手合
# ri
手合わせて叶うもんだっけ w
ただの日の出だけど
( 笑
# na
願わないよりいいでしょ !
心が綺麗じゃないなぁ
# ri
願う方が珍しいと思うけど … w
# na
絶対 、 叶うよ
( 崖方歩
# ri
あっ 、 ちょ
咄嗟になぁくんの華奢な身体を抱き寄せた。 彼はふと崖から笑顔で飛び降りて、揺らめく海の泡になってしまいそうな、儚い雰囲気を纏っていて、そんなの、こんなに美しい朝景色に似合いすぎる。
# na
んは w
飛び降りると思った ?
( 微笑
# ri
思った
やめてよ ?
# na
飛び降りる時は一緒に 、 ね
( 目細
# ri
なにそれ … w
俺達さっき出会ったんだよ ?
口ではそう言いながら、心ではなぁくんの言葉に納得している自分もいた。 そんな風に最期を迎えられたら。
# ri
まだ … 生きるよ俺は
# na
強いね 、 りいぬくんは
# ri
そう ?
# ri
ありがと
俺を連れ出してくれて
# na
連れ出すっていうか
遊んだだけだけどね
# na
元気になったなら
良かったよ
# ri
また …
会おうね
# na
うん 、 約束
( 指切り
なぁくんの細い指と俺の指が絡まり合って、指切りをした、子供みたいな約束だなとも思ったけれど、この指の感覚をずっと、覚えていようと思った。






