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ある日彼女は言いました。

『私は明日夜空に輝く星になる』

影暗 美輝

僕があの日、あの子と出会って居なければ…

影暗 美輝

僕の人生はこんな風に狂わなかったのかも知れない。

これは僕と彼女の切なくて悲しい

恋の物語だ

トコトコ(歩く音)

ブーン

影暗 美輝

えっ

ドーーン

初めましてだと思うから自己紹介をしておこうと思う。

俺の名前は、影暗 美輝 (かげくら みき)

極普通の男子高校生だ

単刀直入に言うが、俺は虐められている。

何故僕が虐められているかと言うと理由はそんなに大した事ではない。

それは、俺の名前が『美輝』だからだ。

あいつらが俺の名前を女子みたい、だとかで虐めてくる。

俺の私物を隠したり、捨てたり。カツアゲ、腹パンと、表面には余りでない虐めばかりだ。

何故親がこんな名前を付けたか…

それは、親のお腹に俺が居る時に自分の子の性別も分かんねぇ まま名前を付けて、挙句の果てに勝手に死んでいきやがったからだ。

だから俺は俺を育ててくれる幸せな家庭に引き取られることになった。

あんな勝手に死んでったクソ親との人生なんかよりこっちの義母との人生の方が幸せだ。

だが最近虐めがエスカレートしてきている…。

俺はクラスで浮いている。

ある日この俺に話しかけてきたのた女の子が居た。

彼女だった。

その子の顔はパーツ一つ一つが完璧でこんなに美しい女性は存在するのかってくらい綺麗な女性だ。

橋○環奈みたいな‪((w

当然学校中の男共からも狙われている。

しかも性格も良くて、クラスで1番…いや学校で1番人気の女の子だ。

とは言え話したこともないし話す勇気もない。

しかし彼女が今僕に話しかけてきたのだ!!

星野 美輝

ねぇねぇ聞こえてる?

星野 美輝

おーい?

影暗 美輝

あっごめん((恥

星野 美輝

大丈夫?最近顔色悪いなって思って話しかけてみたんだ。

影暗 美輝

Σ(=ω=;)ギク

影暗 美輝

だ、大丈夫だよっ

影暗 美輝

(勘か…?)

星野 美輝

そ、そう

星野 美輝

(´・-・。)じー

影暗 美輝

な、なに?

星野 美輝

こんな昼から本読むのって楽しいの?

影暗 美輝

楽しいよ、

影暗 美輝

本の中は僕だけの世界だから。

影暗 美輝

気が軽い

影暗 美輝

何も考えないでいられる

影暗 美輝

現実を見なくていいから

星野 美輝

へ、へぇ

影暗 美輝

(やべっ、引かれたかも(><))

ザワザワ

橋本 伶衣

なんで美輝が陰キャのあいつと話してんの?

影暗 美輝

(もうやだ、)

星野 美輝

じー

影暗 美輝

星野 美輝

来てっ

彼女は僕の手を掴んで連れて行った

影暗 美輝

何処に行くのっ

星野 美輝

屋上だよ

星野 美輝

空綺麗だね

影暗 美輝

うん、でも夜の方がもっと綺麗だよ

星野 美輝

……

影暗 美輝

どうして君は僕の事を知ってるの?

星野 美輝

そりゃもう同じ名前だからね

星野 美輝

運命じゃん

影暗 美輝

運命…か

そう、彼女の名前も美輝、

僕の名前も美輝だが、彼女の美輝の方がよっぽど綺麗だ。

彼女は美しく、そして皆の輝く様な人だ。

意味も一緒そんな気がした。

星野 美輝

私君のこと、前から気になってたんだよね。

影暗 美輝

は、はぁ?

星野 美輝

でさ、こんな事になっちゃったし君に興味も有るし。

星野 美輝

友達になってくれないかな?

影暗 美輝

と、と、友達っ

星野 美輝

うん、友達

影暗 美輝

ちょっと考えさせて

星野 美輝

おっけ!いい返事待ってるからね

星野 美輝

(*^^*)

帰り道

影暗 美輝

はぁー疲れた

影暗 美輝

前々から話しかけたいとは思ってたけどあんな事になるとは…

影暗 美輝

んっ?

影暗 美輝

いや、これはチャンスじゃないか!

影暗 美輝

学校1番と言っても過言ではない彼女と、仲良くなれば友達以上にも…

影暗 美輝

な、何考えてるんだ///////♥️

影暗 美輝

でもよく見てみるとほんとに彼女は綺麗だな…まるで星の様だ

義母

美輝ちゃん帰ってきたの〜?

影暗 美輝

あ、うん。ただいま

義母

夕ご飯出来たから先にお風呂入って食べましょ。

影暗 美輝

分かった

義母には感謝している、学校にも行かせてくれるし、なにも僕を実の子のように育ててくれているのだから。

感謝しかない

影暗 美輝

さ、風呂でも入るか

星野 美輝

ねね、昨日の返事は?

影暗 美輝

い、いいよ、友達

星野 美輝

やったぁ!

星野 美輝

これからあなたと私は友達!!

星野 美輝

仲良くしてね

影暗 美輝

うん

ザワザワ

橋本 伶衣

何なのよあいつ美輝と話やがって…

橋本 伶衣

ウザ

星野 美輝

(●︎´▽︎`●︎)嬉しみの笑み

橋本 伶衣

でも、あんな楽しそうな美輝見たの久しぶりだな…。

橋本 伶衣

……

橋本 伶衣

美輝こんなやつと話してないで私と遊ぼ

星野 美輝

えーでも〜

影暗 美輝

いいよ。行ってきな

星野 美輝

わ、分かった

橋本 伶衣

行こ

影暗 美輝

彼女と友達…か、

影暗 美輝

(´>∀<`)ゝ))エヘヘ

影暗 美輝

嬉しい…

影暗 美輝

義母さんに伝えよう〜

ルンルン♪

影暗 美輝

ただいまー

影暗 美輝

ただいまー

影暗 美輝

あれ?ただいまー

影暗 美輝

??

影暗 美輝

え、

影暗 美輝

きゅ、救急車を!

ピーポーピーポ

影暗 美輝

医者

大変お伝えにくいのですが…

医者

紗希(義母)さんがお亡くなりになりました。

影暗 美輝

…え、

医者

全力を尽くしたのですが病院に着いた時にはもう…

医者

間に合ってなかったでしょう

医者

もう少し早ければ…

影暗 美輝

わ、分かりました。ありがとうございます。

影暗 美輝

うう、う。

影暗 美輝

僕が早くもっと早く帰って入れば…僕が、僕のせいだっ!!

影暗 美輝

ちくしょー

影暗 美輝

何なんだよ!!

星野 美輝

あれ?美輝くん居ないな…

星野 美輝

どうしてだろう?

橋本 伶衣

どうしたの?

星野 美輝

なっ何でもないよ

橋本 伶衣

そ、そう…

先生

静かにー

先生

大変悲しいお知らせがあります。

先生

影暗 美輝さんの義母さんがお亡くなりになりました。

先生

なので当分美輝さんは学校に来られないでしょう。

星野 美輝

…え

星野 美輝

せっかく友達になれたのに…酷いよ

1週間後

星野 美輝

あっ!!美輝くん来てる!!

星野 美輝

おは…よ、う?

影暗 美輝

おはよう…

星野 美輝

どうしたの顔色悪いよ、

星野 美輝

(さらに顔色悪くなってる…前から悪かったのに)

影暗 美輝

何でもないよ…

星野 美輝

ふーん

影暗 美輝

空は綺麗だな…

影暗 美輝

この空も今日で見るのは最後だな…

影暗 美輝

僕が自分を問い詰めて最終的に思いついたのが『死』だ。

影暗 美輝

死ねばこの苦しみから楽になれると思った。

影暗 美輝

だから死のう

影暗 美輝

さようなら僕の人生。さようなら美輝さん。

星野 美輝

待って!!

影暗 美輝

えっ、

ヒュー(落ちていく音)

星野 美輝

キャッチ

星野 美輝

なんでこんなことするの!

影暗 美輝

…。

星野 美輝

まさか義母が死んだのは自分のせいだ

星野 美輝

だなんて言わないわよね。

星野 美輝

ねぇ、本当のこと言ってよ…

影暗 美輝

しに、たくな、い

星野 美輝

え?なに‪💢

影暗 美輝

死にたくない!!

星野 美輝

分かった助けてあげる

影暗 美輝

生きてる

影暗 美輝

うう、う僕生きてる…

星野 美輝

当たり前でしょ!私が助けてあげたんだから。

影暗 美輝

ありが、とう

僕は急に泣き出してしまった。

今まで何処にやればいいのか分からなかった苦しみ、後悔それをやっと誰かと分かち合えた気がした。

星野 美輝

大丈夫よ、こんなに抱え込んでたのに私も気づけなくてごめんね

影暗 美輝

謝んな、いで…

星野 美輝

ということで

影暗 美輝

星野 美輝

私はあなたを助けた、

星野 美輝

命の恩人ってことでしょ?

星野 美輝

だから

影暗 美輝

うぅ?

星野 美輝

なんでも言う事聞いてくれるって言うのはどう?

影暗 美輝

……え、えぇぇ

影暗 美輝

きゅ、急に

影暗 美輝

確かに君は命の恩人だけど、

影暗 美輝

うーん、

影暗 美輝

分かったよ

影暗 美輝

言うことは聞くよ何でも。

星野 美輝

何でも~?

影暗 美輝

うんっ!

星野 美輝

じゃあ

星野 美輝

私とさ付き合ってくれる?

影暗 美輝

んん?

ええぇぇぇ

影暗 美輝

何言ってるの?

影暗 美輝

馬鹿にしてるの?まさか罰ゲームとかに負けて俺と付き合えとか言われたんじゃないの?

星野 美輝

なわけないじゃん

星野 美輝

本気だよ

星野 美輝

前から君の事気になってたんだ

影暗 美輝

本気?

星野 美輝

うん

影暗 美輝

ぼ、僕も君の事が好き…かもしれない

影暗 美輝

付き合ってもいいよ

ドキドキ

星野 美輝

うれ、しい

星野 美輝

断られると思ってた

影暗 美輝

だってお願いでしょ

星野 美輝

まぁね

星野 美輝

私、君が私の事本気で好きって言ってくれるように頑張るから。

影暗 美輝

うん

うちゃん

あの、長くなりやしたね‪w

うちゃん

全部書くと収まらないので。『編』ごとに分けていきたいと思います。

うちゃん

では、『君は僕に魔法を掛けた』美輝と付き合うまで、[完]です。

うちゃん

2人の恋の行方は…?

うちゃん

評価が良かったら続き書きます。((悪くても書くけど‪w

うちゃん

では、バイビー✋

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