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主
主
主
主
主
主
主
主
暇72
暇72
─数年前─
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
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2人が互いの小指を絡ませる
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暇72
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暇72
暇72
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«その時は、俺がなつを迎えに来てやるよ»
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─数時間後─
暇72
暇72
暇72
暇72
ガサガサッ
暇72
暇72
ガサガサッ
暇72視点:着物姿、目元を隠す面を付けている
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72が──の着物の襟を掴む
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72視点:着物姿、頭に面を付けている
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
<鬼(目元に面を付けてる方)>が暇72に向けられていた腕を掴む
暇72
暇72
<鬼(頭に面を付けてる方)>が暇72に向けていた手を下ろす
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
(姿消)
暇72
─屋敷前─
暇72
暇72
─屋敷内─
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
みこと
暇72
すち
雨乃こさめ
LAN
LAN
茈
暇72
みこと
暇72
茈
LAN
みこと
雨乃こさめ
すち
暇72
LAN
LAN
すち
雨乃こさめ
みこと
暇72
雨乃こさめ
LAN
茈
LAN
LAN
みこと
すち
すち
雨乃こさめ
暇72
すち
LAN
茈
先に進む茈の少し後ろを暇72が歩く
茈
暇72
暇72
茈
暇72
茈
暇72
あの山に近付いてはいけない
あの山には<鬼>が居る
<鬼>とは恐ろしい存在だ
あの山には決して近付かないように
早朝と日暮れは特に恐ろしい
お腹を空かせているから、気が立っているから、目の前のもの全てを貪り尽くしてしまう
恐ろしいならあの山へは近付くな
狩りをするなら反対側の山へと向かいなさい
あぁ、また<鬼>が村へと降りてくる
我が身を守れ、愛する者を守れ、食物を守れ
食べられたくないなら他のモノを差し出せ
そうだ、そうすれば助かる
<鬼>とは何と恐ろしい存在か
どうやら奇妙な呪いを使うらしい
狂わされて食べられる
恐ろしや恐ろしや
暇72
茈
暇72
暇72
暇72
茈
暇72
茈
茈
暇72
茈
茈
暇72
茈
暇72
茈
暇72
暇72
ガチャ
茈
暇72
茈
茈
茈
暇72
茈
暇72
茈
暇72
茈
茈がソファーに腰掛ける
暇72
茈
茈
暇72
茈
暇72
茈
暇72
─数分後─
雨乃こさめ
みこと
暇72
茈
暇72
暇72
みこと
茈
雨乃こさめ
茈
みこと
茈
雨乃こさめ・みこと
茈
茈
雨乃こさめ・みこと
暇72
茈
茈
暇72
茈
茈
雨乃こさめ・みこと
茈が部屋を出る
暇72
みこと
みこと
雨乃こさめ
暇72
みこと
みこと
雨乃こさめ
みこと
暇72
雨乃こさめ
みこと
暇72
雨乃こさめ
みこと
雨乃こさめ
みこと
雨乃こさめ
暇72
雨乃こさめ・みこと
雨乃こさめ
みこと
─食堂─
雨乃こさめ
みこと
暇72
LAN
すち
雨乃こさめ
みこと
すち
みこと
雨乃こさめ
茈
暇72
茈
茈
暇72
暇72
LAN
LAN
茈
暇72
─数日後─
みこと
雨乃こさめ
暇72
雨乃こさめ
暇72
みこと
雨乃こさめ
みこと
暇72
この屋敷で過ごすのにも段々と慣れてきた
言い伝えを信じていた訳じゃないけど、正直<鬼>という存在について恐ろしいのではないかと身構えていた
暇72
こさめとみことは毎日遊びに誘ってくれる
すちは軽食とか持ってきてくれる
らんは困り事がないかとか、よく聞いてくれる
茈はあまり喋らないから何を考えているのか分からないけど、優しい奴だって事は分かる
みこと
雨乃こさめ
暇72
─書庫─
暇72
暇72
茈
暇72
茈
暇72
茈
暇72
暇72
茈
茈
暇72
茈
茈
暇72
暇72
茈
茈が本棚に手をかざしていく
暇72
茈
遠くの本棚から飛んできた本が茈の手に3冊乗る
暇72
茈
暇72
暇72
茈
茈が暇72に本を渡す
暇72
茈
茈
暇72
暇72
暇72
○○村は**年ほど廃れず続いている、歴史ある村である。
コミュニティを大切にしており、村の人々は協力し合って生きてきた。
**年ほど前、○○山に<鬼>が出るという噂が流れ始めた。
最初に言い始めたのは、村の猟師、あるいは船乗り、あるいは年端もいかない子どもだったかもしれない。
‹鬼›を恐れた村長は、村を守る為に<*贄>という制度を作った。
<*贄>を捧げれば、**年は安心して暮らせるようになるそうだ。
そこで*長は村の**を<**>として<*>に**事を決め─
<**>に選ばれた**は**帰る**ない**ている。
******************************
暇72
暇72
暇72
暇72
─屋敷前─
暇72
茈が暇72の頭を撫でる
暇72
暇72
茈
暇72
茈
茈
暇72
茈
茈
暇72
暇72
何も出来なかった
ずっと──に守られていたから
どうする事も出来なかった
怖がりだった俺は、止まらずに一人で逃げたから
許される筈がないと分かっていた
今更こんな所まで探しに来た処で、何もしなかった5年間が消える訳じゃないから
暇72
茈
ずっと身体を優しく擦ってくれる茈の手が、どうしても──を思い出させて涙が止まらなかった
それでも、茈は何も言わずに傍に居てくれた
この温かくて心地よい空間が、俺を許してくれているのだと思えたから
今だけは、泣くのが許された気がしたから
茈の優しい手を掴んで、涙が枯れるくらい泣いていた
─数時間後─
暇72
茈
茈
暇72
茈
茈
茈が冷えたタオルを暇72に渡す
暇72
茈
茈が部屋から出る
暇72
茈のおかげで、これから自分の取るべき行動が分かった
俺のすべき事は…
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─次の日─
コンコン(扉叩)
LAN
ガチャ
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暇72
LAN
暇72
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暇72
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暇72
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LAN
暇72
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暇72
LAN
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暇72
─数分後─
雨乃こさめ
みこと
暇72
雨乃こさめ
みこと
雨乃こさめ
みこと
暇72
暇72
雨乃こさめ
みこと
雨乃こさめ
暇72
みこと
暇72
─隠し通路─
暇72
みこと
雨乃こさめ
雨乃こさめ
みこと
暇72
雨乃こさめ
暇72
みこと
暇72
雨乃こさめ・みこと
暇72
雨乃こさめ
暇72
みこと
みこと
雨乃こさめ
暇72
みこと
LAN
雨乃こさめ・みこと
暇72
みこと
雨乃こさめ
LAN
LAN
LAN
暇72
みこと
雨乃こさめ
LAN
LAN
みこと
雨乃こさめ
暇72
暇72
暇72
LAN
暇72
LAN
LAN
暇72
暇72
雨乃こさめ
暇72
LAN
暇72
(姿消)
暇72
みこと
暇72
─数時間後─
暇72
茈
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暇72
茈
暇72
茈
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暇72
茈
茈
茈
暇72
茈
茈
暇72
茈
茈
暇72
─次の日─
LAN
暇72
LAN
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
暇72
暇72
少し前までは、この場所で──が戻ってくるように願ってた
ひたすら神に頼み込んで、それでも叶う事が無くて絶望してた
暇72
石段の下から誰かが歩いてくる
村長
村長
暇72
村長
村長
暇72
村長
暇72
暇72
村長
暇72
暇72
村長
村長
─村長の屋敷─
村長
暇72
村長
村長
暇72
村長
暇72
村長
暇72
村長
村長
暇72
村長
村長
暇72
村長
村長
村長
村長
暇72
村長
村長
村長
村長
暇72が村長を殴り倒す
村長
村長
暇72
暇72
村長
暇72
暇72
暇72
村長
暇72
暇72
村長
暇72
村長
暇72
暇72
村長
村長
暇72
村長
村長
暇72
村長
村長
暇72
村長
暇72が村長の反対の頬を殴る
村長
暇72
暇72
暇72が屋敷から走り去る
─数十分後─
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
暇72
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
すち
すち
LAN
すち
暇72
すち
暇72
すち
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
暇72が扉に触れる
暇72
どちらが上か下かも分からないような不安定な空間
でも、進む先が分かるから怖くはない
そして…全てを知った時、──に会えると確信している
だから大丈夫
あの年に何があったのか
何故──が選ばれたのか
そして、──がどうなったのか
全てを知る為に、俺は行かないと行けない
先(過去)へ
«なつ»
──の声だ、懐かしい
«なつ»
──の穏やかで優しい低音が大好きだった
«なつ»
愛おしく懐かしい、でも恋しくはない
それが何故なのか、俺は答えを知っている
«なつ»
あぁ、過去が始まる
辛く苦しい過去
でも俺は見なければならない
«なつ»
分かってるよ
今から行くから…
村人
村人
村長
村長
村人
村長
村人
村長
村人
村人
村人
村長
村長
村人
村長
村長
村長
村人
村人
村長
村長
村長
いるま
村長
いるま
いるま
村長
いるま
村人
村長
いるま
いるま
村長
いるま
村長
村長
村人
村長
いるま
いるま
村長
いるま
いるま
暇72
いるま
いるま
暇72
暇72
いるま
いるま
暇72
いるま
暇72
いるま
いるま
暇72
暇72
いるま
暇72
いるま
村長
いるま
村長
いるま
村長
村長
村長
いるま
村長
いるま
〈── !─だ─や ─嫌だ─して─!〉
いるま
いるま
村長
村長
いるま
村長
村長
いるま
いるま
村長
村長
いるま
(道戻)
村長
暇72
村人
暇72
村人
暇72
暇72
いるま
暇72
暇72
村人
いるま
(蹴飛)
村人
暇72
いるま
暇72
いるま
(いるま掴まれ)
いるま
(殴倒)
暇72
いるま
暇72
村長
いるま
いるま
いるま
暇72
(なつ掴まれ)
暇72
いるま
(蹴倒)
暇72
村長
村長
いるま
村長
村長
いるま
暇72
いるま
暇72
いるま
暇72
いるま
暇72
いるま
暇72
いるま
村長
いるま
(背押)
暇72
いるま
(走去)
いるま
村長
村長
いるま
いるま
いるま
ガサガサッ
いるま
いるま
ガサガサッ
いるま
あぁ、やっぱりそうだったんだ…っ
<生贄>に選ばれた俺の代わりに、いるまは…っ
俺を守る為に…っ
«なつ»
いるまと会える
分かるんだ、絶対に言い切れる
この先で…
暇72
ずっと探していた場所
約束した場所
絶対に出会える場所
暇72
暇72
暇72
(足音)
茈
茈
暇72
茈
茈
暇72
茈
暇72
茈
暇72
茈
暇72
暇72
茈
暇72
暇72
暇72が茈の手を両手で包み込む
暇72
茈
暇72
暇72
暇72
暇72
«…なつ、行け»
暇72
暇72
暇72
暇72
茈
暇72
暇72
暇72が茈の頬を両手で包み込む
暇72
暇72
パキン(面砕)
暇72
暇72
暇72
暇72
暇72
«その時は、俺がなつを迎えに来てやるよ»
暇72
暇72
暇72
いるまがなつの頬に手を添える
いるま
いるま
暇72
暇72
いるま
いるまが暇72を抱きしめる
いるま
暇72
いるま
暇72
いるま
暇72
LAN
いるま
LAN
LAN
いるま
いるま
LAN
LAN
いるま
LAN
雨乃こさめ
すち
雨乃こさめ
雨乃こさめ
みこと
暇72
いるま
暇72
いるま
暇72
暇72
LAN
いるま
LAN
LAN
LAN
いるま
暇72
いるま
暇72
暇72
暇72
いるま
暇72
暇72
いるま
LAN
暇72
暇72
暇72
いるま
暇72
いるま
いるま
いるま
暇72
暇72
暇72
暇72
いるま
暇72
暇72
いるま
LAN
みこと
すち
雨乃こさめ
いるま
LAN
いるま
LAN
LAN
いるま
うわぁぁぁぁ!!!
退け!!!お前が代わりとなるのだ!!!
誰か助けてくれ!!!
ぐわぁぁぁ!!!
暇72
村長
暇72
暇72
暇72
村長
暇72
暇72
村長
村長
暇72
村長
暇72
暇72
村長
村長
暇72
(燃)
村長
村長
暇72
暇72
村長
─数時間後─
いるま
暇72
いるまが暇72に抱きつく
いるま
暇72
暇72がいるまを抱きしめる
暇72
いるま
みこと
LAN
LAN
雨乃こさめ
すち
いるま
暇72
いるま
暇72
なつがいるまの頬を撫でる
暇72
暇72
暇72
いるま
暇72
暇72
いるま
暇72
暇72がいるまに手を差し伸べる
暇72
茈
茈
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
2件
初コメ失礼します。 めっちゃ泣けました。