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ある日のこと

いつものように柚葉たちとの帰り道

柚葉

じゃあ、私たちはここで

八戒

タカちゃん、またね

三ツ谷

おう、またな

柚葉・八戒くんと別れ、 三ツ谷くんと歩いていると…

家の近くにある人物が見えた

…っ

思わず、立ち止まる…

三ツ谷

夢?どうした?

…な、なんで…ここに…(ブルブル

身体の震えが止まらない…

三ツ谷

お、おい

三ツ谷

落ち着け、どうしたんだよ

…やだ…(ボソッ

三ツ谷

え?

…いやだっ!

耐えきれずに走り出す

三ツ谷

おい!夢っ

…ッ、ハァ…ハァ…ッ

(…なんで、あいつが!?)

(引っ越したはず、なのに…)

パニックになり、路地に座り込む

三ツ谷

ッ…おい、夢がっ!!

三ツ谷くんが追いかけてくる

三ツ谷

いきなり、どうしたんだよっ

三ツ谷

何があった

…あいつが…あいつがっ

三ツ谷

あいつ?誰のことだ?

なかなか言葉が出てこない私に

三ツ谷

とりあえず、落ち着け

三ツ谷

…ゆっくりでいいから、な?

その言葉に深呼吸をし、水を飲む

一呼吸置いた後、三ツ谷が続ける

三ツ谷

少し、落ち着いたか…?

…うん…ごめん

ありがとう

三ツ谷

気にすんなって

三ツ谷

で、どうしたんだよ

…少し長くなってもいい?

三ツ谷

あぁ

私は、三ツ谷くんにあの日の話…

男の人がダメになった日の話をした

三ツ谷

…そっか、辛かったな

三ツ谷

今まで、よく頑張ったな

三ツ谷くんはわかっていたんだろう…

私の横でただ微笑みながら そう言ってくれた。

…あり、がとうっ(グスッ

続く…

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