Episode.33 Side.AITO
小夜の元に応援が駆けつける10分前
織姫Side
織姫
📱……
織姫
(だめ、繋がらない)
織姫
(どうしよう、小夜…っ)
織姫
〈スクロールし、別のところにかける〉
同時刻 AITO本部 司令官室
織姫
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00:00
彗星
!
彗星
…もしもし?
織姫
彗さん、小夜のスマホのGPS調べてください!
彗星
何があった?
織姫
小夜が最上と接触してます
織姫
詳しい話は後でちゃんとするから、場所を特定してください!
織姫
小夜が…殺されちゃう!
彗星
判った
彗星
……いま場所を特定した
彗星
近くにTWILIGHTがいる
彗星
5人に向かわせるから、君も急いで本部に来るんだ
彗星
詳しい話を聞かせて欲しい
織姫
…判りました
織姫
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01:04
彗星
(最上ハヤト…織姫は『小夜"が"殺される』と云った)
彗星
(彼女を狙ったのは偶然か?)
彗星
(それとも何か別に理由でも…)
彗星
……ことの本質は、まだ読めないな📱
彗星
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00:00
同時刻、街中
宵Side
宵
イルミネーション、綺麗だったね
群青
ね〜!
東雲
朝日、楽しかった?
朝日
うん(*´ `*)
暁光
ならよかった
群青
この後どうする?シェアハウス戻る?
東雲
うーん、まだ時間あるしどこかで外食とか___
彗星
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00:00
宵
!わたしだ
宵
(彗星さん…?)
宵
……もしもし
彗星
📱<『宵、いま5人でいるね?』
彗星
📱<『すぐ指定したポイントに向かって欲しい』
宵
判りました
彗星
📱<『武器は持ってる?』
宵
えっと、わたしは"りんご"が一つだけ
宵
…みんなは?
群青
それって、
東雲
私もりんご一つよ
暁光
僕も
朝日
私も
宵
群青は?
群青
ぼくは"傘"が2本、それだけ
※りんご=銃 傘=ナイフ
宵
…基本装備ですが、一応
彗星
📱<『問題ない、とにかく急いでくれ』
彗星
📱<『小夜が最上と接触している』
宵
小夜さんが最上と…?
群青
えぇ!?Σ(•ω• ノ)ノ
暁光
どういうこと?
彗星
📱<『詳しい話は後だ、このままだと小夜は殺される』
宵
判りました、急行します
彗星
📱<『頼んだよ、場所は___』
***
指定ポイント
宵
(彗星さんの話なら、このあたり…)
東雲
宵、あれ!
宵
!!
宵
殺させてたまるか!
〈発砲〉
〈発砲〉
バァン💥
誠
っ!
〈銃が飛ばされる〉
〈銃が飛ばされる〉
カッシャーン
誠
〈捻った手首を抑える〉
小夜
え……?
宵
次は頭を撃つ
宵
さっさと小夜さんから離れて
小夜
宵、さん……
宵
遅くなってごめんね、もう大丈夫だよ
群青
朝日、あいつが最上?
朝日
そう……けど雰囲気があの時と違う
暁光
まぁ、同じ人ならなんでもいいよ
暁光
小夜さん傷つけたの許さないから
誠
TWILIGHT…チッ
〈走り去る〉
〈走り去る〉
東雲
あっ
宵
朝日、暁光、群青はやつを追って!
朝日
判った
暁光
了解!
群青
合点承知!
宵
東雲は小夜さんの処置手伝って
東雲
了解、私肩の方みる
宵
うん、お願い
小夜
っう…(× × )
東雲
これ、…やばくない?
宵
(銃創が肩と腹の二箇所…)
宵
(いずれも弾は抜けてるけど出血が止まらない)
宵
車持ってきて
宵
処置しながら病院行こう
東雲
判った!
〈車を取りに走る〉
〈車を取りに走る〉
小夜
宵さんたち…どうして…
宵
彗星さんから連絡があったの
宵
あなたが殺されるって
〈ハンカチで止血を試みる〉
〈ハンカチで止血を試みる〉
小夜
そ、っか……
(_ _) .。oO
(_ _) .。oO
宵
!
ねちゃだめ、起きて
ねちゃだめ、起きて
宵
(自由の星のやつと戦った時、あそこまで強かった小夜さんがここまで一方的にやられるなんて…)
宵
(ううん、それは朝日もだ)
宵
あの3人…突っ走ってないといいけど
***
狭い路地
群青
待て!
誠
〈走る〉
暁光
何あの爆速
群青
追いつけないって
朝日
二人とも止まって
暁光
え?
朝日
〈誠の頭上にある、看板の支柱を銃で撃つ〉
『バァン!バァン💥』
『バァン!バァン💥』
ガンッ、ガンッ
群青
い?!ちょ、ばかお前!音!!
ガンッ、ガンッ
バキィ
朝日
落ちろ
誠
!
ガッシャーン
暁光
うわー……
群青
っサイレンサーをつけろとあれほどっ!!
暁光
いやこの場合、着弾音までは誤魔化せなくない?
朝日
〈看板の落ちたところまで走る〉
朝日
……
住民1
なんだなんだ?
住民2
騒々しいなぁ
群青
あっ、すみませーん!
群青
ここでテニスしてたんですけどボールが看板の支柱に激突しちゃって〜
(*ˊᗜˋ)
(*ˊᗜˋ)
暁光
ボソッ バカじゃないの?どんなスピードの球打ったら看板落とせるのさ
群青
ボソッ この際仕方ないでしょ…!
朝日
……逃げられた
暁光
えぇ…?
群青
骨折り損か
目の前で車が急停止する。
東雲
みんな乗って!宵が一人で処置してるから手伝って!
朝日
判った
群青
〈車に乗り込む〉
暁光
看板の店主…ごめん
〈車に乗り込む〉
〈車に乗り込む〉
去る。🚗💨
店主
〈ドアを開ける〉
なんかでかい音したけど…ん?
なんかでかい音したけど…ん?
店主
あー!うちの看板が〜〜!!(இдஇ`。)
***
翌日、12月26日 夕方
病院
『バタバタバタ』
看護師
院内ではお静かに!
織姫
すみません!
春宵
はぁっ、はぁっ
煌
っ、
『パタパタパタ』
小夜の病室
煌
小夜!
春宵
小夜さんっ
白日
あ、みんな…学校帰り?
織姫
ええ
織姫
春昼さんの車に乗せてもらって、学校から直接
煌
私も駅で拾ってもらって
春宵
白日さん、小夜さんの容体は…?
( ・-・̥ )
( ・-・̥ )
白日
腹と肩を撃たれて出血多量だったけど、
白日
処置が早かったおかげで命に別条はないみたい
白日
今はまだ手術の麻酔が残ってて眠ってる
小夜
……
織姫
そう…
煌
……はどこだ
春宵
煌さん?
八重桜
小夜をこんな目に遭わせた輩の場所はどこだ
〈白日の胸ぐらを掴む〉
〈白日の胸ぐらを掴む〉
白日
八重桜、落ち着いて
白日
やつは逃亡中
白日
今は"フクロウ"が追ってるから
※フクロウ=諜報員
八重桜
それで安心しろとでも?
白日
そうじゃないよ
白日
でも感情で動かないで
織姫
随分と冷静ね、貴女ならもっと取り乱すと思ったけど
白日
初めはね
白日
昨日の夜に連絡をもらった時は、八重桜以上に暴れたし取り乱した
白日
でも今の言葉を彗星さんに云われて、ああそうだって思ったの
八重桜
……
白日
だから、今は小夜が目覚めるのを待とうよ
春宵
はい…ඉ ඉ
織姫
ええ、そうね
八重桜
…判った
八重桜
………
煌
…あ、ごめんまた勝手に出てきちゃった(´`;)
白日
大丈夫、まだ何もしてないから
〈よれた襟をそれとなく直す〉
〈よれた襟をそれとなく直す〉
煌
そっか、よかった
春宵
私、飲み物買ってきます
春宵
みなさんの分も
煌
なら私も行く
煌
一人じゃ持つの大変だよね
春宵
ありがとうございます、煌さん
春宵
〈病室から出る〉
煌
〈戸を閉める〉
🚪<『パタン』
織姫
……ふぅ、静かね
白日
まぁ、病室だからね
織姫
……ねぇ、白日
白日
ん?
織姫
私、昨日の夜、最上の正体に気がついて
織姫
それで小夜が危ないと思って彗さんに連絡したの
白日
うん、白菊さんから聞いた
織姫
で、その結論に至った根拠を、彗さんに聞かれたの
織姫
でもまだ確証がなくて、それが答えられない
織姫
だから、その話の裏をとりたいの
白日
というと?
織姫
聞かせてちょうだい、小夜のこと
織姫
もっと詳しく、白夜時代のことを
織姫
そうすれば、きっと私の欲しい情報は揃う
白日
……いいよ
白日
でも二人が戻ってきてからね
織姫
ええ、もちろん
織姫
私だけ聞くなんて抜け駆け、嫌だもの
白日
ふふ、君らしい
白日
(白夜、か…)
白日
(あれから二年しか経ってないのに、なんだかもうずっと昔の響きに感じるなぁ)
🚪<『ガララ…』
春宵
戻りました〜
煌
適当に買ってきちゃったけど…
織姫
ううん、ありがとう
白日
あの、二人とも
春宵
はい
煌
どしたの
白日
…ボクと小夜の話、聞いてもらえる?
春宵
それって、
煌
白夜の…
白日
……場所がよくない
白日
屋上に行こう
To be continued
🌙空瑠璃
今回もこちらのメーカーさんを使わせていただきました!
🌙空瑠璃
ありがとうございました!
次回 Episode.34 小夜になった日 (過去編です)
※閑話を挟みます