星系会議
それは、500年に一度 太陽系の星々が集まり、 今後の星の運営を話し合う、大いなる会議
今回の星系会議の会場は地球
星々は化身を地球に送り、 今まさに、星系会議を始めようとしていた
月
月
月
地球
天王星
部屋の扉に腰を下ろしていた天王星が、 立ち上がって叫んだ
天王星
天王星
そう言った天王星は 確かに壁を地面の様にして 『横に立っていた』
髪や服なども、 重力を無視して真っ直ぐ壁へ伸びている
木星
重厚な、低い声で天王星を制する声があった
木星
木星
天王星
その言葉に、一同の視線が一点に集中する
木星
太陽は、宴会の料理と酒を 一人頬張っていた
太陽
太陽
太陽
太陽
木星
地球
海王星
海王星
海王星
火星
火星
金星
金星
土星
地球
地球
冥王星
冥王星
冥王星
地球
冥王星
地球
地球
冥王星
その後、『いない一星』を除き、 星系会議は大いに盛り上がった
太陽
月
太陽
太陽
その場にいた全星が、声を揃えて 『おやすみなさい』と返事を返す
星達にとってそれほどに、 太陽は絶対なのだ
星達は太陽が眠りに落ちたのを見送ると、それぞれ別の方向、自分の部屋に帰っていった
月
水星
月
水星、と呼ばれた少女は、太極館の横に設置されたプールに、ぷかぷかと浮かんでいた
水星
太陽に最も近い天体であり、太陽にとって 最も信頼できる天体である水星は、 太陽の影響を最も受ける天体でもある
水星
水星
パシャリ と水音を立てながら、 水星はプールサイドに上がった
水星
水星
月
唯一、星系の中で睡眠を取らない二星の会話は夜の三時ほどまで続いた
地球につかえる月 太陽の理解者である水星
どうやら気が合うようであった
翌朝、火星が死体で発見された
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