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久しぶりに投稿します
この物語では一応青黄です
アメリカで起きた 実話を元に物語を書きました
それではドウゾッ⇩
※誤字・脱字等注意です
※ この物語は本当に起きた出来事ですが、 登場する人物たちはご本人様には 全く関係ありません
青
青
青
放火 殺 人等…残虐の限りを尽くす凶悪犯
死 刑囚
時に奴らは最も重い法の裁きを受ける
裁判官
裁判官
死 刑囚
それが死刑だ
僕は今まで20人近く凶悪犯罪を犯した 死刑囚を見てきた
死 刑囚
死 刑囚
しかし意外にも奴らは心の底から 反省している事が多い
自らの死をもって罪を償うのが,死刑囚だ
近い未来決して避けることのできない
確実な死が訪れる
それでも僕たちは誠心誠意奴らに向き合う
青
青
死 刑囚
死 刑囚
青
「生きることは何か」
否か応でも突きつけられる
その年最初の死刑執行が終わった2週間後…
黄
黄
他の刑務官
一風変わった死刑囚が来た
死刑囚の名前は喜瀬黄
黄
他の刑務官
見た目は20歳くらいの青年だが…
明らかに言動が幼稚だったのだ
僕は彼の行動・言動に凄く困惑した
黄
黄
青
青
今までの死刑囚とは異なり, まるで子供のような“透明感”があったからだ
実は喜瀬は知的障害を持っていて,
精神年齢はなんと,5歳にも満たないらしい
青
青
どう考えてもおかしい
それから僕は喜瀬のことについて調べ始めた
喜瀬の境遇は過酷だった
障害があると知った母親は… 彼を川沿いに捨てた
そのため彼は生まれてずっと施設で暮らし
施設の人
黄
5以降の数字を知らなかった
喜瀬が23歳になった今年
黄
施設の人
手に負えなくなった施設が 半ば無理やり喜瀬を追い出した
その矢先に事件が起きた
ある男が民家に忍び込み, 女性2人を斧で襲撃
女性
1人が死亡 1人が重体 更には性的暴行もあったらしい
他の刑務官
黄
捜索の結果偶然近くにいた喜瀬を連行した
他の刑務官
他の刑務官
黄
他の刑務官
黄
黄
他の刑務官
黄
喜瀬は尋問中にあっさり自白した
たった“15分”で
その後信じられないスピードで裁判が開かれて
裁判官
裁判官
黄
まるで申し合わせたかのように死刑が決定した
死刑が決まるスピード…証拠の薄さ…
何より精神年齢5歳の彼が自白…?
明らかにおかしい
桃
桃
青
桃くんに聞くところ…
検事が喜瀬が上手く喋れないことを利用したらしい
検事
検事
他の刑務官
まるで真犯人を隠したかったかのように
青
青
青
真犯人は今も尚のうのうと生きている 死刑になるべき奴はそいつだろ…!!
黄
黄
青
青
青
こんな心清い子が… 殺人など絶対に有り得ない
ましてや人を殺 す力もない
明らかに冤罪なのに, 彼を助ける方法はない
青
青
黄
黄
黄
何故なら司法が死刑と判断をしたのだから… これが結論だから
せめて話し相手になった方が良いと思い, 僕は足繁く黄くんのもとへ足を運ぶようになった
黄
黄
黄くんが欲しがっていた おもちゃの電車も買った
僕は国に支える身だ… それでもやっぱりこの判決が許せなかった
青
青
決死の想いで黄くんの助命活動も行った
しかし,無情にもその時はやってきてしまった
他の刑務官
青
青
桃
青
組織の圧力に僕は勝つことができなかった
次の日黄くんの出房が言い渡った
他の刑務官
黄
青
そう,死刑執行だ もはや僕にはもうできることは何もなかった
黄
黄
青
青
黄くんは死 刑の意味すら分かっていない
他の刑務官
黄
他の刑務官
そしてそのまま目隠しをされた
黄くんはお気に入りの電車を片手に持ったまま, 笑顔で絞首台に立った
黄
黄
そこにいたのは無邪気な天使
その命を奪うなど許されるはずがないのに…
しかし,無情にもその時は来てしまった。
他の刑務官
青
僕は合図とともに赤いボタンを押した
弛緩しぶら下がっている黄くんを 僕は見ることができなかった…
他の刑務官
撤収の合図が出ても尚僕は全く動けなかった
やがて世間では黄くんのことを 『世界一幸せそうな死刑囚』と呼び始めた。
青
青
そう僕は誰もいない空に向かって呟いた
⌘〜END〜⌘
主
主
主
主
主
主
主
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