TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

私立α専用学院大学付属高校正門前

畑中暉

α専用…
蓬、やっと見つけたよ
俺の大好きな蓬♡

加堂蓮華

運命の番って知ってる?

水城玲里

運命の番?なにそれ

宮瀬蓬

あー俺知ってる

加堂蓮華

蓬は信じる?

宮瀬蓬

あんなの迷信だろ笑

加堂蓮華

やっぱ?笑

水城玲里

おい教えろってー

宮瀬蓬

なんて言えばいいのかな

水城玲里

加堂蓮華

例えば一緒にいるとき無意識にフェロモンが出る相手、とか?

宮瀬蓬

合ってはいるけどその表現最低笑

水城玲里

え、なにそれ会ってみたい

加堂蓮華

確率低すぎて無理だろー笑

水城玲里

そうなん?

宮瀬蓬

だから迷信になってるんだろ

水城玲里

まあそうか笑

この学校、私立α専用学院大学付属高等学校は金持ちのαが多くいる

そんな俺、宮瀬蓬は見せかけ貴族のΩだ

今にも崩れそうな家で腐った家族と腐った生活をしている

 

Ωなことを隠して入学した俺は成績上位をキープしなければならない

まあそんなことは簡単だ

水城玲里

てかΩのヒートってまじで巣作りするんかな!?笑

宮瀬蓬

ヒート中のΩは放っておくと高確率で作るって書いてあるぞ

水城玲里

見たことあんのかよ

宮瀬蓬

ないけど

水城玲里

じゃあわかんねーじゃん

宮瀬蓬

嫌でも教科書に…!

加堂蓮華

はいはいそんなつまんないことで喧嘩しない

加堂蓮華

俺たちは上流階級のα様だぞ、みっともない

水城玲里

それはそうか笑

宮瀬蓬

た、確かになー・・・ハハ

放課後

加堂蓮華

蓬ー帰ろうぜ

水城玲里

だなー笑

宮瀬蓬

そうだね

水城玲里

お前よくこの時間まで勉強できるよな

水城玲里

もう5時だぞ

宮瀬蓬

ゆーて1時間半くらいだぞ

加堂蓮華

だからテスト万年1位なんだろ

加堂蓮華

万年最下位なお前と違ってなー笑

宮瀬蓬

まあじ、上流階級のαは成績も上位じゃないとな笑

水城玲里

ちぇーそうかよ

αだから上流階級 αだからなんでも完璧 αなんて嫌いだ

加堂蓮華

でさー月島がー笑

水城玲里

月島って誰だっけ

宮瀬蓬

数学担当の奴

水城玲里

あーあいつね

水城玲里

そんで?

加堂蓮華

昼休みにトイレでヅラが・・・笑

畑中暉

やっとだ…

加堂蓮華

え!?

水城玲里

何この威圧感・・・

宮瀬蓬

え、二人ともどうしたの?

水城玲里

蓬なんも感じねぇの?

宮瀬蓬

ま、まあ

加堂蓮華

本物のα様がそこにいる・・・

宮瀬蓬

え、あいつ?

水城玲里

そう

畑中暉

やっと見つけたよ、蓬!

宮瀬蓬

え、誰

畑中暉

取りあえず車に乗って♡

畑中暉

・・・パチン

執事

蓬様、失礼します

宮瀬蓬

え、ちょ!

俺は大きな車に乗せられた

 

加堂蓮華

えー

水城玲里

あいつ大丈夫か?

加堂蓮華

あれは極道α一族の畑中家若頭、畑中暉だな

加堂蓮華

なんかすげぇαらしい

水城玲里

お前詳しいな

加堂蓮華

まーな

宮瀬蓬

・・・なにこの長い車

畑中暉

え、あんな学園に通えるってことはお金持ちなんじゃないの?

畑中暉

この車毎日乗り回してるでしょ?

宮瀬蓬

金持ちへの偏見が凄いな

宮瀬蓬

ってか誰だよお前

畑中暉

えー俺?

畑中暉

俺はねー内緒♡

宮瀬蓬

は!?

宮瀬蓬

まあこの際どうでもいいか

畑中暉

え?

宮瀬蓬

降ろせ誘拐犯!
俺は家に帰る!!

畑中暉

うーん降ろして家に帰してもいいけど

畑中暉

君の家族はもいないし建物もないよ?

宮瀬蓬

え、なんで

畑中暉

だって君、売られたし

宮瀬蓬

は?!

畑中暉

蓬の親がうちに借金してとんずら扱いたから押し掛けたらお前を俺にくれるって

宮瀬蓬

え、何そのゴミエピソード

畑中暉

最低だよな

畑中暉

『うちの息子はΩですのでどうぞ好きにしてやってください』だって

宮瀬蓬

・・・なにそれ

畑中暉

まあとにかくお前の帰る家はないの

畑中暉

大人しく俺に捕まっとけ

宮瀬蓬

・・・

 

畑中暉

大人しくなったじゃん笑

宮瀬蓬

うるさい

畑中暉

ついたよー俺と蓬の家♡

宮瀬蓬

は?

宮瀬蓬

臓器売るんじゃねーのかよ

畑中暉

畑中暉

なにそれ怖い

宮瀬蓬

え、極道はみんなそうだって

畑中暉

偏見すぎるよ
俺は優しいからそんなことしない

宮瀬蓬

現に誘拐してるじゃねぇか

畑中暉

まあ気に入らなきゃ売り飛ばすけど蓬は特別♡

宮瀬蓬

は?

畑中暉

うれしい?

宮瀬蓬

きもい

畑中暉

そんなことより・・・

宮瀬蓬

宮瀬蓬

ドサ

宮瀬蓬

え、なんで急にベッド・・・

畑中暉

だって俺の好きにしていいって言われたし

畑中暉

チュ

畑中暉

文字通り好きにさせて貰うだけだよ

宮瀬蓬

待って俺は上流階級のαで!

畑中暉

あのさあΩてこと認めようよ

こいつの声は懐かしい感じがする

こんな状態では現実逃避するしかない

畑中暉

ねー上の空すぎてつまんないんだけど

宮瀬蓬

いやそんなこと言われても俺まだヒートも来てないΩだぞ

宮瀬蓬

感じ方なんてわかんねーよ

畑中暉

えー

畑中暉

じゃあ俺のフェロモンで強制ヒート起こしてね♡

宮瀬蓬

!?

宮瀬蓬

あ、ぁ

なにこれ、なにこれ 体が急に熱く!?

畑中暉

気持ちかった?

全身痒い、早く触ってほし ってそうじゃない 俺は上流階級のαで!!

畑中暉

つんつん

宮瀬蓬

んぅぅ!!

畑中暉

いっちゃうほど気持ち良かったんだー笑

畑中暉

まあまだ夜は長いよ
頑張って笑

この行為が終わる頃にはもう意識がなかった

この日俺はある夢を見た

この作品はいかがでしたか?

37

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚