カナ
カナ
海月
海月
カナ
カナ
海月
海月
ペル
海月
海月
ペル
海月
カナ
海月
ペル
カナ
海月
海月
カナ
海月
海月
海月
海月
ペル
カナ
海月
カナ
ペル
昔々まだ精霊が生きていた頃
ある兄妹の星の子が仲良く暮らしていました
ある日、妹が突然高熱を出しました
兄は妹の熱を下げる方法をずっと考えていました
ある時、心配した精霊さんが言いました
「大精霊様の所に行ってみればいいんじゃないか?」
「きっと大精霊様は熱が下がる方法を教えてくださるさ」
「俺が大精霊様の所まで送ってやる」
「船に乗りな」
こうして2人は孤島様に会いに行きました
移動中に精霊さんが言いました
「孤島様は沢山の事を知っている」
「妹さんの熱を下げる方法だって知ってるはずさ」
「熱が下がればいいな!」
兄は頷きました
孤島様が居る所に着きました
精霊さんは兄に言いました
「大丈夫だ!」
「孤島様はああ見えて優しいからしっかり話して来な!」
精霊さんに背中を押されました
兄は言いました
「孤島様こんにちは」
「孤島様にお願いがあります」
「妹の熱を下げる方法を教えてください」
「お願いします」
孤島様は言いました
「どれ見せてみろ」
「ふむ」
「熱が出る前に何か食べた物はなんだ?」
「光です」
「光?」
「はい」
「俺達は星の子です」
「星の子か」
「ふむ……」
「……わしの情報が間違ってなければ」
「星の子は熱を出さないと聞いているが?」
「説明つくか?」
「はい」
「孤島様が言っている情報は間違っていません」
「星の子は暑さを感じなければ、寒さも感じません」
「なので風邪や、熱を引きません」
「ふむ」
「でもなぜか妹は熱を出しました」
「初めての事でどうすれば分かりません」
「それでわしを訪ねに来たのか」
「はい」
「なるほどな」
「だが、わしは知らん」
「星の子が熱を出した事が無かったからな」
「治し方が分からん」
「他の大精霊に聞いてみよ」
「そうじゃな……」
「例えば草原とじゃな」
「あいつは光について詳しいからな聞いてみるが良い」
「……分かりました……」
「うむ」
「ここからそう遠くない」
「送ってやるぞ」
「ありがとうございます!」
「おにぃちゃん…」
「どした?」
「めいわく…かけて、ごめんね…」
「迷惑じゃないよ」
「大丈夫、お兄ちゃんが絶対守るから」
「熱だって大丈夫だ!」
「今は俺に任せて、今は寝てな」
「俺を信じて」
「……わかった……」
「おにぃちゃんを……信じる…」
「よし、では行くぞ」
「はい!」
「着いたぞ」
「ありがとうございます!」
「良い、わしはなんにも出来なかったからな」
「こんぐらいならやらせて貰うぞ」
「いつでも頼れ」
「本当にありがとうございました!!!!」
「良い、良い」
「それじゃあ気おつけてな」
「はい」
「ありがとうございました」
「ありがとう…ござい…ました」
「うむ」
「草原様」
「こんにちは」
「今日はお願いがありここに来ました」
「どうしたのかな?」
「こんにちは」
「僕は草原の大精霊だよ」
「そこ座ってー」
「はい」
「はいこれ」
「?」
「お茶だよぉ」
「ゆっくりしていってね」
「ありがとうございます」
「それで」
「今日はどうしたのかな?」
「今日は妹の熱を下げる方法を教えて貰いたくて」
「ここに来ました」
「君達は星の子だよねぇ」
「星の子って熱出すの?」
「いえ」
「出さないです」
「なら妹さんはなんで熱が出てるのかな?」
「分からないです」
「なんで熱が出たのか分からないです」
「だからここに来ました」
「なるほどねぇ」
「うーん」
「分からないなぁ」
「力になれなくてごめんねぇ」
「いえ!全然大丈夫てす」
「うーん」
「……暑い……」
「暑い?」
「ごめんね」
「ちょっとまってて」
「暑いか……」
「あ!じゃあ雨林様の所に行ってみな」
「あそこは涼しいからね」
「雨林様……」
「そうそう」
「よし!」
「僕が送るよ!」
「え!」
「いいんですか?」
「うん!」
「何も手伝えなかったからね…」
「せめて移動だけは手伝わせて!」
「ありがとうございます!」
コメント
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海月さんのskyの名前はなんですか?
順番で最終的に書庫やな